仲介者イエス

 「わたしは、あなたが世から取り出してわたしに下さった人々に、あなたの御名を明らかにしました。彼らはあなたのものであって、あなたは彼らをわたしに下さいました。彼らはあなたのみことばを守りました。」(ヨハネ17:6)

---

 イエスの祈り。

 イエスは、神とわたしたちとの間の仲介者である。
 神の基準である律法を遵守できない私たちに、それとは異なる新しい基準「イエスを信じる」によって救いをもたらす。
 「彼らはあなたのみことばを守りました」。
 彼ら、すなわち弟子たちは、神のみことばなど守ってはいない。
 だが、仲介者イエスは「みことばを守りました」と、父なる神に取りなすのである。
 律法を遵守していないのに、遵守したとみなされる。
 義ではないにもかかわらず、義と認められる。
 仲介者イエスを信じることが、この信仰義認をもたらすのである。

 この弟子たちは、もとから神が「世から取り出し」た人々であった。
 そのことは、この時点では自分たちにもまだ分からない。
 だが、仲介者イエスを信じることのできたときに全てが分かる。
 そのときには、わたしたちは世からは取り出され、神のもの、イエスのものなのだと悟るのである。

 「もし生きるなら、主のために生き、もし死ぬなら、主のために死ぬのです。ですから、生きるにしても、死ぬにしても、私たちは主のものです。」(ローマ14:8)

---

 よろしければクリック下さい。
にほんブログ村 哲学ブログ キリスト教・クリスチャンへ ブログランキングへ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )