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神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

身体に聞いてみる

2010-01-27 | 烏龍茶(中国茶)
お金さえ出せば美味しいものが手に入る、飽食の時代。
お腹が空いていないのに、目でついつい食べてしまう。
濃い味に慣れ過ぎて、刺激ばかりを求めてしまう。

そんなことを繰り返しているうちに、
身体が本当に求めているものをキャッチしにくくなっている気がする。
人間と言うのは本来もっと生命維持本能を備えているのではないだろうか。

動物は人間よりも本能的な部分が強いとされる。
例えば我が家のリクガメ、草食で、庭に放すと雑草などをついばむが、
本能的に毒性のある植物は食べないと言われている。
確かに最初の数年はスズランもツツジも避けていて、結構賢いな、と思ったものだ。
しかし13年もペットとして飼い慣らされているうちに
すっかり野生の本能が麻痺したようで、
最近は中毒を引き起こすような草花も平気で食べてしまい、
後で下痢に見舞われて大変なことになったりする。
本来備わっている能力も使わなければ衰えてしまうと言うことか。

と言うことは、裏を返せば、人間も能力を使えばいいわけだ。
整体の先生は経験上その人の身体に触れればどこに問題があるかわかると言うし、
鍼灸の先生も指先だけでその人の氣の滞り具合が感じ取れると言う。

私たちも五感を働かせば、いろいろな情報をキャッチできるはず。
それは特別な能力ではない、誰にでも本来備わっているものだ。

先日茶農さんと今年の鳳凰単欉を試飲していて、
冷え症の女性が必ず好む単欉の銘柄がある、と言う話を伺った。
知らず知らずのうちに身体はサインを出しているのかもしれない。

自分の身体とよく対話をしてみること、
こういう時代だからこそ、大切なことなのではないだろうか。



そんなことを考えながら今日も単欉をいただいた。
毛細血管まで温まる気がした。

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