
今回テーマは「朝食」を採りあげました。6月5日の日経夕刊記事の「朝食抜く20~30代26%」
という見出しが目に入りました。副題に「18年度食育白書・小中学生も増加傾向」とあります。
政府が公表した「2018年度版・食育白書」によると、20~30代で「朝食を殆んど食べない」
と答えたのは17.9%で前年比+3.1ポイント。週に2~3日しか食べない人も9%おり、合わせて
3割近くが朝食を抜きがちとなっている。小学6年も「全く食べない」「あまり食べない」が合計
5.5%。中学3年で8%に達した。その理由は「食べる時間がない」「食欲がない」が多く、就寝
時間が不規則なほど朝食を食べない傾向にある・・と言った内容でした。
これを読み、大分前に読んだ本を思い出しました。題して「食べても太らない・世界一美しく
やせるダイエット」・王尉青著・・で、その中の一部をかいつまんで紹介します。
胃の消化時間は「ご飯・パン・麺など穀類やイモ類などの「炭水化物」は約6~8時間かかる。
肉や魚、卵などたんぱく質は約4時間。野菜など繊維質は約2時間である。胃に負担をかけず
上手に食べるコツは、① 朝はご飯やパンなど炭水化物を摂ってエネルギー源にする。
② 昼は肉や魚・卵などたんぱく質をメインに、揚げ物や油っぽいものも昼までに食べ終える。
③ 消化に時間がかかる炭水化物とたんぱく質は、基本的に一緒に食べない。
④ 夜は野菜をメインに食べる・・要するに、消化しにくいものを1日のうちの早い時間に食べ、
夕食に野菜を主にとること・・と書いています(同書38~40ページ)。
今日のわたしの夕食は、ご飯80g、鱧フライ100g・エリンギのフライ40g、トマト80g、キャベツ50g、
冷奴80g、胡瓜の糠漬け30g(合計摂取熱量=645kCal・たんぱく質=34g・カルシウム=217㎎)
で、バランス的にはともかく、揚げ物が夕食に来るのは王先生の教えに反しています・・続く・・
長文になるのであとは次回にします。レシピは「鱧山椒」と「山椒の佃煮」です。鱧山椒は空揚げ
して煮付けましたが、落とし鱧のように茹でたのを煮付けてもおいしくできました。山椒の佃煮は
今年はムリ・・来年初夏の頃、お試しください。
落とし鱧ができるような小振りな鱧が2尾で「590円・・30%引き」を見つけこれをゲット・・・
身幅の広い部分は天ぷらにして前作「鱧天丼」を作りました。尻尾に近い細身の部分は
空揚げしてから佃煮風に煮て、山椒の佃煮を混ぜ込みました。名付けて「鱧山椒」です。
材 料
鱧の尻尾 4尾分 150g ・・2センチ大の角切り
・・1尾150~170gほどの小振りな鱧の、細い尻尾の部分を使う・・
山椒の佃煮 適宜
サラダオイル 適宜
調味料
日本酒 1/3カップ 60cc
みりん 大さじ 2 20cc
和風だし 大さじ 2 20cc
作り方
1.2センチ角に切った鱧を空揚げする。鱧が浮いて泡が
出なくなったら引き揚げ、ペーパーに移して油を切る。
・・オイルの温度は170℃前後・中温でじっくりと揚げる・・
2.鍋に、日本酒・みりん・和風だしを入れて強火にかけ、
アルコールを飛ばして中火に落とす。
3.煮汁に空揚げした鱧を入れ、中火~弱火で煮汁がなく
まで煮て、最後に強火で炒りつける。
・・最後の強火は煮汁を飛ばすため・・これでパリッとでき
あがります・・
4.実山椒の佃煮を好みの分量を混ぜ込んで、できあがり。
・・実山椒は煮込みの途中で加えてもOKです・・