男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

クレープ à la お好み焼き

2016年02月23日 | パスタ・麺類・粉もん・ふ

前回お伝えした「世界の中の日本」のなかの一節をご紹介します。
日本人と「絶対」の観念について、司馬さんがキーンさんに次の質問を投げかけます。

私ども日本人には(韓国人や中国人を含め)て西洋の「絶対」ということが分りにくい。
「ある」と「ない」という相対的な世界の上に「絶対」が存在するというのがわかりにくい。
キリスト教やユダヤ教世界では、神という「絶対」なものがあるということについて、古代
以来思考してきた。ところが「絶対」はこちらにはない。日本人には、山とか谷とか沢と
かに神がいて、風が吹いても神様がいる・・と言う汎神論世界にいます。

これに対しキーンさんは次のように述べます。

絶対的なこととなると、日本の宗教の場合、八百万の神という伝説があり、仏教と神道が
一緒になるという考えもあって、思想を対立させることがない・・中略・・ともかく日本人は、
絶対的なことより、相対的なことを考えやすい。日本語の文末には「〇〇でしょう」とか
「〇〇であろう」と語尾を曖昧にして、まわりの様子をみます。

西洋人が聞きたいのは「である」か「でない」かのどちらかです。「・・であろう」というのは
何%の推測なのか聞きたいところだが、それをぼかすのが日本語そのものと思っている。
はっきりしない言葉は「フランス語でない」と言うが「日本語の場合、はっきりした言葉は
日本語でない」と言えます。

これに対し司馬さん「・・と思われる」とかね。誰が思うのか知りませんが(笑)。
対してキーンさん「・・ないこともない」とか(笑い)・・私も思わず笑いました。

まだまだ面白い対談が続きますがこの辺で終りにします。お送りするのは「お好み焼き風
のクレープ」です。粉は小麦粉なら何でもOK。色んな具材で楽しめ、普通のクレープより
存在感があり、小腹が透いたときや、子供たちに食べさせる「お八つ」に好適と思います

à la ・・はフランス語で○○風を意味・・従ってレシピの名は「お好み焼き風のクレープ」に
なります。お好み焼き粉が余って使い切れず、賞味期限切れになりそう・・窮余の策で思いついた
のがクレープ生地にして具材を加え、薄焼きしてみました。色んな具材が楽しめるクレープです。


材 料
お好み焼き粉 250g ・・網ザルで良く篩っておく
玉子 4こ
牛乳 450㏄
ココナツオイル 50g ・・熱したフライパンで溶かす

具材
塩豚 30g ・・細かく刻む
ベーコン 50g ・・細かく刻む
ツナ缶 80g ・・ザルに入れ煮汁を切る
アンチョビー 20g ・・フィレは細かく刻む・・ペーストならそのまま
チリメン 20g ・・粗く刻む

作り方
クレープ生地を作る
粉をボールに入れ、中央をくぼませて卵を入れ、泡立て器で
混ぜる・・途中で牛乳を少しずつ加え、トロトロになるまで混ぜ、
溶かしたココナツナツオイルを混ぜ込んで1時間寝かせる。
生地に具材を混ぜる
生地を4等分し、具材を混ぜ込む。塩豚、ベーコン、ツナ缶は
そのまま、アンチョビーとチリメンは一緒に混ぜ込む。
クレープ風に焼く
21cmのフライパンで、生地はお玉杓子1杯=70㏄を、熱した
フライパンで焼く。火力は下から2番目ココナツオイルを溶かした
フライパンを火にかけ、オイルをペーパーで拭き生地を流す。
焼き方
具材を混ぜた生地をお玉にとり、フライパンの中央に落とし、フライ
パンをグルグルまわして、生地を均等にならして3~4分、裏返して
1分焼いて出来上がり。
食べるとき
好みのソース・・お好み焼きソースやウスターソース、トマトケチャップ
醤油など好みのもので・・何も使わずそのまま食べてもおいしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする