男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

イカと野菜のカレー

2016年02月06日 | だし・調味料・スープ類

高2の孫娘が、国語教科書の「こころ・中」の読後感を宿題に出され、メールで「助けて!」
と言ってきて、我が家で話題になりました。長岡に住む長女とその娘も、高2のとき同じ思い
をした・・と言います。ネット検索すると「こころの読後感について誰か教えて・・」というSOSが
散見され、高2国語で「こころ」の宿題に悩まされているようです。「こころ」が高等国語2に
採用されたのは’56年(昭和31年)と言います。

今年2016年は、漱石没後100年に当り、漱石に関する本が色いろ出版されているようです。
「となりの漱石」山口謡司著もその一冊・・新書版・・260頁で読みやすい本です。

文中「こころ」に関する著述があり面白い噺なので、かいつまんでご紹介します。
「こころ」は、東京朝日新聞に、「心」と題して4か月に亘り連載された・・連載が終わった頃
漱石の弟子の一人「岩波茂雄」が涙ながらに「心を読んで感動した。私にこれを出版させて
下さい」と嘆願します。岩波は前年に神田神保町に古書店を開いたばかりで、出版の経験
はなかったが、漱石は岩波の熱意にほだされOKします。続けて岩波から「出版費用も先生
の方で出してください」と頼まれます。

結局、漱石は自費出版させられます。「心」というタイトルが「こころ」となったのは、岩波が
勝手にやったもののようだ・・とあり、その後漱石全集は岩波書店の出版になり・・同書店
が設立以来100年を迎える礎は、漱石の「こころ」にあった・・とあります。

正岡子規と漱石の交流にも触れていて、出会いのきっかけはお互い落語が好きであった
から・・とあります。漱石の落語好みは有名で「漱石と落語」水川隆夫著があります。その
漱石という名前・・もとは子規が使った雅号を、金之助(漱石の本名)に譲った・とあります。
語源は漢文の漱石枕流(そうせきちんりゅう=石に漱ぎ、流れに枕す・・に由来します。

お送りするレシピはシーフードのカレー二題です。本格的に作れば時間がかかるカレーも、
ペーストを活用すれば短時間でおいしいカレーができます。色んなペーストがあり選ぶのも
楽しみの一つです。イカと牡蠣は煮すぎないようにご注意ください。

家人がスーパーでするめいかの切り身を買ってきました。1尾分がぶつ切りしてありゲソは
そのまま・・大きなするめいかです。ゲソはお好み焼きに使い、身の部分をカレーにしました。
野菜を入れて煮込み、イカはサッと炒めてカレーの鍋に入れ、一混ぜして出来上がりです。


材 料
イカの切り身 1パック 150g ・・3㎝角に切る
玉ねぎ 中 1こ 150g ・・皮むきして6等分し横二つに切る
人参 中 1本 100g ・・皮むきして親指1節の大きさの乱切り
セロリ  1本 50g ・・筋切りし、小口より2㎝巾に切る
パプリカ 1/3こ 60g ・・縦3等分し、横3つに切る
マシュルーム 小 5こ 40g ・・縦二つ割に切る
茎ブロッコリー 3本 60g ・・茹でて3㎝巾に切る
水 3カップ 540cc
調味料・・・カレーの材料
ニンニク 1かけ 15g ・・みじんに切る
ココナツオイル 大さじ 1 10g
玉ねぎペースト 1/2パック
リンゴとハチミツ 1/2パック
マンゴーチヤツネ 1/2パック
フォンドボー 1/2パック
カレーフレーク 1/2パック
ガラムマサラ 小さじ 1/2 2cc
カレー粉 小さじ 1 4cc
ウスターソース 大さじ 1 10cc
トマトケチャップ 大さじ 1 10cc
赤ワイン 1/3カップ 60cc

作り方
鍋にみじん切りのニンニクとココナツオイルを入れて
弱火にかける。ニンニクの香りが立ったら、玉ねぎと
にんじんを加え、火を中火にして炒める。
しんなりしてきたら、水を加えて30分煮込み、カレーの
材料(リンゴとハチミツ~トマトケチャップ)を加えて煮る。
・・煮込む時間は15分ほど、がラムマサラ、カレー粉は
好みで、赤ワインも然りです。
熱したフライパンでイカをサッと炒めてカレーの鍋に入れ、
一混ぜしたら出来上がりです。
・・イカは、煮すぎると硬くなっておいしくなくなる・・レアに
近いくらいが柔らかくておいしい。

コメント
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