男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

金目鯛の煮つけ

2012年02月11日 | 魚介類
キンメダイ、漢字で書くと「金目鯛」。世界中の水深200~800mの海に棲息
する深海魚、日本では釧路沖以南の太平洋にいますが、有名なのは伊豆沖
の一本釣りであがったのが、最高においしいと言い、その分値段も高いです。
旬は、11月末から3月中ごろといいますが、今は通年、市場にでています。

いつも買う魚屋さんでは、キンメダイは2000円を下ることがない高値安定の
魚です。食べたいけれども、我慢をし横目にみて通りすぎます。この日は1尾
1200円、しかも半身OKとあり、迷わず買い求めました。半分だから600円、
この時のキンメは安い!・・という気持ちが相乗して、おいしかったです。

食材の買いだしは、大抵は家人と二人で行きます。勝手に、高い食材を買うと
家計に迷惑をかけるし、食べたいものも微妙に異なります。値段と献立を相談
しながら買うと、二人の間にトラブルが起こりません・・・長年の学習効果です。
それでも欲しい!・・・というときは躊躇なくかごに入れる・・・これは呼吸です。

昨年末、いわしクジラのベーコンブロック300g、3000円というのが目に入り、
かごに入れました。クジラベーコンは大好物なのでとりあえずゲットしました。
6cm×5.5cm×8cmの立方体の食べ物の代金としては、異常に高い・・・それでも
食べたいと思いながら買いそびれると、大抵はあとで後悔します。

先日のこと、くだんの店で焼きアナゴやスズキ、活けイワシなどをたっぷり買った
あと、実に見事な「アマダイ」が2尾、平場にでました。顔見知りのネエちゃんに
値段を聞いてもらうと3000円という・・・型からみたら高くない・・と思ったものの、
いろんなのを買い求めたあとなので、涙をのみました。

あとで、借金は質においてでも買うべきであった・・と後悔しました。あれだけの
アマダイ=関西でいう「グジ」なら、一塩しておけばいろんな料理で楽しめる・・・
糸造り、酒蒸し、かぶら蒸し、焼き物など、夫婦二人なら、単品にすれば安い・・
クジラベーコンとは比較になりませんね。買い物は呼吸・・思いきりでもあります。

1尾1キロ強の金目鯛が1200円、近来まれな安値でした。普段なら2000円は下らない・・・こんな僥倖に恵まれるから
お店まわりが欠かせません。おかげで、今年始めて金目を食べることができました。頭とかまは目玉が好きな家人に、
私はしっぽのほうです。金目は脂が少なくあっさり味、かまのところが特別おいしいわけではない・・と納得しています。


材 料 金目鯛 1/2尾 400g
ごぼう 1/2本 50g
青ネギ 6本 80g

煮 汁 昆布だし 1カップ 180cc
日本酒 1/4カップ 45cc
みりん 大さじ 3 30cc
さとう 大さじ 1 10g
濃口醤油 大さじ 4 40cc

作り方 煮汁の材料全部を鍋に入れて弱火で、アルコール分を
とばします・・ふっとうさせずにゆっくりと煮るようにする。

煮汁が落ちついたら、ごぼうを入れて煮る。
ごぼうは、たわしで洗い、4~5センチ長さに切り、
5ミリほどの短冊に切る。

金目を入れるまえに、煮汁の味をたしかめる。
すこし濃い目のほうが、できあがりがおいしい。
・・濃い目、甘い目など、味は好みにととのえる・・
ごぼうに火が通ったら金目を入れ、おとしぶたをする。
中火でフツフツ5~6分煮て、火を止める。
佃煮でないので、魚の中身まで味をいれてはいけません。
・・・中身は魚の持ち味だけ、だから濃い目の煮汁が合う・・
煮汁を少々・・ネギを煮る分量・・を別の小鍋にとり
5センチほどにブツ切りした、青ネギをいれて、
強火でサッと煮つける・・金目が待っているので
モタモタしてると、折角の金目が冷めてしまう。
盛りつけるとき、うつわをレンジで2分間チンして温める。

煮魚は温かいうちが、とくにおいしい・・・ですから、煮ざかなが
メインのときは、煮魚ができあがったらすぐに食卓につけるように
してほしい・・折角つくったのが冷めては、値打ち半分になります。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする