男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

かき玉うどん

2011年12月10日 | パスタ・麺類・粉もん・ふ

師走に入ったとたん気温がさがり、前日の暖かさになれた体がショックを
うけました。師走といえば何かと気ぜわしいもので、お昼ごはんをつくる
のにも手抜きをしがち、つい出来あいのものにしてしまいます。そんな時、
助六すしを買ってきて、かき玉汁をつくってうどんをいれ、おつゆの代りに
すると豪華になるし、温まります。

助六すしは、いなり寿司とまき寿司の詰め合わせ、値段が安くておいしい
うえ、栄養的にみても、お揚げや海苔があり、やさいも適当に入っている、
酢をつかうので保存性もよい・・庶民の味方的なファストフ-ドです。

「助六」とは、歌舞伎にでてくる主人公の名まえです。彼の愛人が吉原の
おいらんで名まえを「揚巻(あげまき)」と言いました。揚巻の「揚げ」から
油揚げのいなり寿司に、「巻き」を海苔で巻いてつくる巻き寿司になぞらえ
この二つを詰め合わせたのを「助六寿司」と呼ぶようになりました。

レシピは、かき玉汁がベースのうどんです。かき玉汁はトロミをつけるので、
冷めにくく、すり生姜を入れることで二重に温まります。お昼は「助六」で
済まそうというとき、かき玉うどんをおつゆ代わりにして、青菜のひたしを
加えたら、充実した食事になります。寒い日はとくに手抜きなどしないで、
しっかりした食事を摂るようにしてほしいとおもいます。
  
豆腐を奴に切って加えたかき玉のおつゆに、生姜汁を絞りいれてトロミをつけた、寒い日にぴったりのうどんです。
うどんだけではもの足りない・・というときは、いなりずしか助六寿司のパックを買って、うどんはおつゆの代わりに
するのもよい。これでは野菜不足と思ったら、ほうれんそうを茹で、炒りゴマか削りかつおを添えたらいかがでしょう。


材 料 冷凍うどん 2パック
絹ごしとうふ 1/4丁
たまご 2こ
昆布出汁 500cc
鰹まる 大さじ 1
日本酒 大さじ 1
淡口 大さじ 1
しょうが汁 大さじ 1
片栗粉 小さじ 1
青ねぎ 1本

作り方 冷凍うどんは、常温に出して解凍しておきます。
時間がなければ、レンジにかけるか、熱湯で茹でる。
・・レンジ・熱湯で茹でる・・はうどんつゆができてからにする・・

豆腐入りのかき玉のつゆをつくる
昆布出汁をなべにいれ、強火にかけて鰹まると日本酒を入れる。
沸騰したら、中火にして淡口を加え味見する。
・・仕上げに、湯とおししたうどんと合せるので、濃い目の味にする・・
うどんつゆの味つけは、みりんかさとうを隠し味ていどにくわえるが、
かき玉汁がベースなので、淡口だけにします。あまい目が好みなら
さとうかみりんを、ほんの少し加えます。


味が決まったら、卵をときほぐして流しいれ、奴に切った豆腐を加える。
豆腐が温まったら、水溶きのかたくりを加え、全体を柔らかくかきまぜる。
・・ここで生姜のしぼり汁を落としてもよいし、最後におとしてもよい・・

途中で、常温に戻したうどんを、熱湯に入れて1~2分、ザルに揚げて
水気を切って、温めたどんぶりにいれ、かき玉のつゆをたっぷり張る。
もりつけたら、刻みネギをのせ、生姜のしぼり汁を落としてできあがり。

このうどんは、できあがりを待って、出されたらすぐに箸をつけます。

☆卵をほぐすときは、箸を
真直ぐに立て同じ方向に
手早く切るように動かし、
次に90°方向を変えて
同じように手早くまぜる。



コメント
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