男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

山椒醤油をつくる

2010年09月07日 | だし・調味料・スープ類
記録破りの猛暑が続いておりますが、こういうときこそ食べるものを
きちんと食べないと、秋口にはいって体調をくずしてしまいます。

先日、行きつけの魚屋さんで「マグロの切り落とし」を買いました。
熱湯につけて冷水に落とし、酒醤油に1日漬けて「づけマグロ」を作り
ました。いつもは「づけ丼」にしますが、お造り風にして食べました。

このときの「つけ醤油」に、レシピの「山椒醤油」をつかいました。
この日の献立はあと「冷ややっこ」と「なすときゅうりの薄切り」でした。
三品全てに山椒醤油を使いました。参考にした「剣客商売」の中では、
山椒醤油に「サンショジョウユ」とルビが振ってありました。

原作では、茹でた「インゲン豆」と「小なす」を山椒の粉と醤油を合せた
山椒醤油に半日漬け込む・・・とありました。
8月中旬に「更新剪定」したナスが、順調に実をつけるようになりました。
径2cm、長さ15cmくらいのきれいなナスです。

このナスと、インゲン豆を漬けて見たいとおもい、買物に出る家人に
インゲン豆を頼んだのですが、暑さのせいか忘れられてしまいました。
自分のことは自分でやらないといけないのであります。
  
山椒醤油を知ったのは・・・池波正太郎さんの名著「剣客商売」を読んでからです。早速作ることにしました。
作り方を調べて見ると「醤油と粉山椒を合わせる」とか「醤油に実山椒を1か月間漬け込む」というものでした。
試作しましたが、期待通りの味にならず試行錯誤した結果がレシピのとおりです。ポイントは「実山椒」にあり
そうで冷凍ものは茹でて水に晒しアク抜きしていますが、「もぎたての実山椒」なら香り高くなるとおもいます。


材料
濃口醤油 2カップ 360cc
たまり醤油 1/2カップ  90cc
山椒の実 1カップ 180cc   冷凍保存したもの
葉山椒 1パック 3g   乾燥して粉砕したもの
日本酒 1/2カップ 90cc

作り方
材料全部をなべに入れて、弱火にかける。
山椒の香りを引き出すためなので火はごく弱火にする。
日本酒を加えるのは、蒸発して醤油の味が濃くなるのを防ぐためです。
だから、沸騰させるなどはもってのほか・・あたためるていどにします。
時間にして30分~1時間置いて、そのまま冷ましてできあがり。
出来上がりのときの温度は70~80℃くらい・・醤油の香りを残します

使い方
1.そのままかけ醤油につかう  
  とうふ・・冷やっこにうってつけです。
  お造りのつけ醤油にもよく合います。

2.和えものの味つけにつかう
  剣客商売では「いんげんのあえ物」に使っていました。
  ゆでた野菜なら、何でもOK・・とおもいます。

3.出汁とあわせドレッシングソースとしてつかう
  ノンオイルのドレッシング・ソースに最適・・味良し・香り良し・・です。

4.魚の煮つけにつかう
  魚を煮るのはちょともったいない気がします。
  白身の上品な魚・・たとえばさよりなど・・につかいたいです。

5.野菜の早漬けにつかう
  浅漬けでないが、きゅうりとなすの刻んだのを冷水で冷やし
  キュッとしぼったのにかけてたべると実にうまいのであります。

全部使いきったあと、残った実山椒と葉山椒は、煮魚や塩こんぶに利用します。
実山椒の佃煮(醤油煮)をつくるのが、手っ取り早いしおいしくできるとおもいます。

コメント
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