週末、ロシアの天才バイオリン少年の演奏を聞きにいく。
会場は個人宅に設けられた私設ホール。さすが田園調布である。
14歳になったばかりというアルチョーム・ナウーモフ君は
神木隆之介を金髪にしたかのごとき愛くるしい系で、
弾き終わるとペコンと頭を下げ、右手で髪をかき上げて去る姿が
遊び疲れて放心した子どもみたいでオバサマ心を誘うことしきり。
しかし超技巧曲に一瞬で入りこんでしまうし、
歌いこみ系の曲がまた優美である。
思うにロシア人ていうのは、才能以前の問題として、
DNAのなかに音心・歌心が刻まれているのではなかろうか。
ロシアのポップス・アイドル二人組の男の子が、
かつてこんなことを言っていた。
「アメリカの音楽? 浅いね。
ボクたちにはクラシックの基礎があるし、
ロシアの音楽には伝統と歴史があるからね」
10代でこれが言えるとは!
会場は個人宅に設けられた私設ホール。さすが田園調布である。
14歳になったばかりというアルチョーム・ナウーモフ君は
神木隆之介を金髪にしたかのごとき愛くるしい系で、
弾き終わるとペコンと頭を下げ、右手で髪をかき上げて去る姿が
遊び疲れて放心した子どもみたいでオバサマ心を誘うことしきり。
しかし超技巧曲に一瞬で入りこんでしまうし、
歌いこみ系の曲がまた優美である。
思うにロシア人ていうのは、才能以前の問題として、
DNAのなかに音心・歌心が刻まれているのではなかろうか。
ロシアのポップス・アイドル二人組の男の子が、
かつてこんなことを言っていた。
「アメリカの音楽? 浅いね。
ボクたちにはクラシックの基礎があるし、
ロシアの音楽には伝統と歴史があるからね」
10代でこれが言えるとは!