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カルムイクからの手紙

2009-04-13 | ロシアコラム
カルムイクの友メルゲンから2年ぶりの手紙。
「こんにちは、年賀状が2月に届きました」
…12月に出したんですけど。
「みんな元気です。昨年11月に娘が生まれエンクルと名づけました」
またかい!これでいったい何人目なんだ??
「フェルメルも順調です。15頭の雌牛と子牛、羊は100頭います。
ギリャーナの夫のところは雌牛70頭、羊400頭になりました」
ギリャーナとはメルゲンの妹のこと。負けてるじゃんか。
メルゲンいわくカルムイクの雌牛の肉は「大理石の肉」なんだとか。
よく意味はわからんが、自慢の牛だということらしい。

十数年前、カルムイクを訪ねたときはまだソ連崩壊後の混乱期。
職を失ったメルゲンと妹の夫サナルは、羊を飼い始めたばかりだった。
それが今や第三の農業フェルメルの担い手となって、
着々と子供を増やし、家畜を増やし、大地に根ざして生きている。
さすが遊牧民は強いなー。
しかしいまだに判明しないのはメルゲンの「妻」。
子供の名前は生まれるたびに教えてくれるが、
妻の名を一度として聞いたことがなく
ロシアのことだからずっと同一人物とも限らないので
今さらこちらから尋ねることもできぬままに
年月だけが過ぎ去っていくのである。
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2 Comments

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図々しく質問してなさっては、如何でしょう? (Yozakura)
2009-04-15 18:19:50
プロブレーマ様
 今日は。厚咲きの八重桜満開の夕刻、懐かしい話題に、お便り差し上げます。

 カルムイク共和国のメルゲン氏とは、確かその昔、勝手にロシア通信の御一党が、日本への招聘を試行したものの失敗に終わった人ですよね?
 数年前、旅行専門月刊誌に、カルムイク共和国へのプロブレーマ紀行文が掲載され、「タルコフスキーの映画を想起させるような詩的な、しかし虚無的な情景描写」が印象に残っています。
 そのメルゲン氏の民宿兼営の様な営農形態-----それが「第三の農業・フェルメル」ですよね?----も軌道に乗り、順調に拡大している模様で、何よりです。
 多分、相変わらず、彼等一族の日本訪問は困難でしょうから、プロブレーマちゃんの都合さえ合えば、また彼の地を訪れ、「資本主義体制への移行激動期を凌いだメルゲン一族の営農状況」などを報告して頂ければ幸いです。
 
 猶、彼等に対して「妻女の名前を尋ねては失礼か----?」と躊躇うのは、無用の気配りかと存じます。遠慮せずに、「奥様の名前を教えて----」と尋ねれば、宜しいのでは?
 そもそも、手紙を出しても、配達さえまともに実行されない土地柄でしょう?ズゲズゲ訊いてみては、如何ですか?返事が無ければ、ハイ、それまででしょう。

 お元気で。
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そうですね。 (kot)
2009-04-17 20:32:52
Yozakuraさま。奥方の名を聞きだすのを躊躇しているわけではないのですが、なんとなく聞きそびれております。「彼らのその後」は、ぜひ遠くない将来に訪ねてこの目で見てみたいと思っています。ついでに「カルムイク大統領に謁見!…か?」プロジェクトも企てたいものです。
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