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『勝手に帯広通信』第5号 十勝の生き物

2013-11-24 | 『勝手に帯広通信』

エゾリスですが、なにか?

こちらに来てからというもの、県民ショーの転勤夫婦のように
えっ!と驚く「ご当地のアタリマエ」に日々遭遇。
珍しいことがありすぎて、何から書いていいのやら。
その筆頭が、転居早々お目もじしたエゾリス君。
とにかくエゾリスがあちこちにいる!
猫よりリスに会う確率のほうが高いくらい。


こちら帯広市の北境、音更の鈴蘭公園。

 
食料になる木の実がたくさん。住み心地もよさそう。


ベンチにたまった雨水をなめてます。


注意書きの看板にもエゾリスの絵。
リスはすべらんと思うけど。

とにかくすばしっこいエゾリス君。
アップで撮れたのはこれくらい。

ちょっとコウモリに似てるシャープな造作。
仕草はけっこう人間くさい。
公園の林にリスがいるのはさほど不思議ではないけれど、
こちらのエゾリス君は、町のどまんなかの小公園在住。
「うん、リスならカボーセンでよく見かけるよ」と土地の人。
え、カボーセンって??

帯広の町は碁盤の目状に区画されており、
それを斜めにつっきる形で、木を植えた緑地帯が走る。
それが、大火を食い止めるための「火防線」。
なぜ「防火線」じゃないのか?はさておいて、
そのグリーンベルトがエゾリスの生息地でもあるのだそう。
けれど、火防線は前述したように斜めに走っているので、
タテ横に走る通りで分断されている。
まさか、エゾリスは道路渡れないでしょ??
と思ったら、早朝しっかり横断歩道を渡ってた!

ま、この時は渡った場所が偶然横断歩道だっただけですが、
道路を渡る姿はその後もお見かけ。
とにかくエゾリスの存在は、こちらではアタリマエなのだ。

そして空を見上げれば…。


拡大いたしましょう。

町なかを飛ぶ白鳥。これはかなり感激度が高い!

初めて見たのはマンションのベランダの窓から。
ぺコ~ペコ~と聞き覚えのあるヘンな声がするので
なぜこんなところで水鳥の声が??と思って空を見ると、
おおっ!10羽ほどの白鳥が至近距離でV字飛行している。
1羽やや遅れて飛んでる子もいるぞ。がんばれ!
シベリアからここまで渡ってきたのかと思うと感無量。

その話を土地の人(前述と同じ方)にすると
「2羽で飛んでなかったかい?え、10羽、そうかい。
カルガモも一緒に飛んでなかったかい?
どういうわけかカルガモは白鳥と一緒にいるんだよねぇ」
…と、ここでは白鳥の飛行姿もアタリマエのよう。

ちなみに今のところこちらで目撃した野鳥は、
スズメ(数は少なめ)、ハシブトカラス、ハシボソカラス、
シジュウカラ、ゴジュウカラ、コゲラ、ハシブトガラ、
ヒヨドリ、ハクセキレイ、アカゲラ、アオバト、トビくらい。


こちらコゲラ。代々木にもいたので珍しくはないですが、
キツツキの仲間でコンコンと木をつつく姿が可愛らしい。

そして北海道といえば……やっぱりクマ!
さすがに遭遇はしてないが、随所にクマの香りが…。
例えば芝居を見に音更文化センターを訪ねたところ、
ロビーに鮭をくわえたクマの大きな置物、
ホール入口には2匹の可愛いコグマの剥製が!
わー、クマ~!と写メを向ける人がいてもよさそうなのに
ここでは誰ひとり目にもとめない。
撮影発作に襲われるのは観光客だけ?

はたまた地元紙には、アマチュア写真家撮影の入選作、
カラフトマスをとらえる瞬間の若グマの写真。
それだけなら、見事な決定的瞬間!と思うだけなのだが、
選評にいわく「クマの撮影では目を強調するのが大変難しいのですが、
この写真では表情も含めて見事に表現されています」。
…って、クマの撮影そのものは難しくも珍しくもないということ!?
この選評、全文引用したいくらいクマへのまなざしが温かく、
写真ともども道民のクマ愛が伝わってくる。


自動販売機には、よつ葉牛乳!

ご近所のホームセンターのチラシには、
仔牛用哺乳びん、牛舎の除糞用スコップ、
牛・馬用ブラッシング用品…などなど酪農用品がズラリ!

はたまたスーパーの安売りチラシには、
魚、肉ではなく、水産、畜産!のカテゴリー分け。
「畜産」が日常用語とは、さすが帯畜こと帯広畜産大学のおひざ元!?
珍百景はまだまだありますが、本日はここまで。

*今週の十勝めし

「ぱんちょう」豚丼

いつも行列ができていて入れない豚丼の老舗ぱんちょう。
オフタイムの午後2時ごろ訪ねて、ようやく入店。
元祖豚丼は肉が厚めなのに柔らかくてジューシー。
店内もきれいでサービスも行き届いてました。

「道の駅ピア21しほろ」フレッシュバーガー
しほろ牛100%ビーフパティの上に、チーズ、厚切りトマト、
何層にもなったレタス、ピクルス、スライスオニオン。
しかもポテトフライとオニオンリングつき。
牛肉はしっかりワイルドな味わい。野菜たっぷりが嬉しい!

 
左は、そば&しほろ牛入りカレーのセット。
「しほろ」とは帯広の北約28㎞にある士幌町のこと。

今もってまだよく理解できていませんが、
十勝というのは19の市町村から成っており、
それを束ねる「十勝総合振興局」(旧十勝支庁)の
行政機関が置かれているのが帯広市、ということらしい。
音更町も士幌町も十勝の一部。
多くの町村には今ブームの「道の駅」があるので
ひとつひとつ訪ねていくのがこれから楽しみ!

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