サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

組み立ての達人

2006-02-17 | ダーチャごっこ
ダーチャ大っ嫌いなS先生に、
恐る恐る「ダーチャのゆうべ」の案内状を見せてみる。

「まあ、インチェレ~スナ!」(言葉どおり「興味深い」だけの意味)
「その日は先生がご帰国中で残念です」(実はホッとしている)
「そうね、残念だわ。料理は誰がつくるの?」
「あ、はいあのホテルの料理長が……。で、じつは先日
先生のブリヌイのレシピを先方に送りまして」
「えっ!……あらま。ま、プロだから大丈夫でしょうけど」

じつは本日は、あわよくばもう一品レシピを教わろうという魂胆。
「ところでほかにオススメのサラダがあれば……」
「サラダ。そうね、ダーチャではサラダ食べるわね」
「えっと、例えばビーツのサラダとか……」
「スビョクラ!でしょ」
「あ、はい、スビョクラのサラダとか……」
「ええ、あるわね」
「……」

だめだこりゃ。すると……。

「今日30分時間あるかしら?手伝ってほしいの」
と、家具の組み立てを頼まれて二つ返事で応じたら、
これがやたら部品が多くて面倒なシロモノ。
Uさんと二人、マニュアルを見て絶句する。
「いや~、こりゃ大変だ。始めたら途中でやめられませんよ」
「まー、だったらいいですよ!」とS先生は言うけれど、
実は我々、これまでにも家具の組み立て、電球の取替えなど
しょっちゅう「男手」として使われているのだ。
「や、やりましょう!」
「あら悪いわねー」

モノを組み立てるのは、はっきり言って料理より得意である。
「3番!4番!7番の板をそろえてくださいっ!
次にボンドでここをとめましょう。はい、ボンド!」
「おかしいなー、キャスターがハマらない」と途中でUさん。
「あ、ここに書いてありますよ。ドライバーを横にあてて
グッと押す……。あ、ハマった」
「まああ!すごい、達人だわ!ハラショー!」

……って、マニュアルどおりにやってるだけなのに、
マニュアルを読み倒すのが苦手な人にとっては、
それだけでスゴイことに見えるらしい。
かくしてダーチャもどき作業にあたること
30分どころか1時間半。ようやくチェストが完成~!
作業の代価は素ブリヌイ4枚とウォッカ1杯であった。
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