北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

小学校の努力

2009-09-24 23:48:23 | Weblog
 知人の小学校の先生を訪ねて授業参観をさせてもらいました。学校の先生は大変だとよく聞きますが、その実態を見せて欲しいと思っていたのです。

 北海道の小中学校生の学力は全国学力テストの結果でも2年連続下位に甘んじているのですが、それを批判するのは簡単でもどうやってそこから脱出出来るか、各学校レベルではいろいろな取り組みを始めているようです。

 授業でより理解を深めるためには先進的なIT機械の導入も積極的に行われています。今日訪ねた小学校では「実物投影機」という機械がクラスに置かれていました。
 この実物投影機は、プリントや模型などを黒板に貼られたスクリーンに大きく投影出来る機械で、スクリーンはホワイトボードも兼ねており投影された映像を下地にカラーマジックで文字を書き込むこともできます。





 案内してくれた先生によると、「先生が、自分の手元にあるプリントと全く同じモノに書き込みをしてくれると理解度がぐっと上がるんですよ」とのこと。

「原理は簡単で、写して投影出来ればよいのでデジカメとプロジェクターの組み合わせでも良いんです。自前で買っている先生だっていました。でも専用機だとピントの合い方やズームの仕方など実に使いやすくなっていて、先生が悩まずに済むんです」

「最近は学校ごとの自由裁量の範囲で、英語の時間も取っています。でも授業はこれがないとできませんね」そう言って見せてくれたのが電子黒板。

 英語の教材といっても小学生対象のものはゲームみたいなもの。電子黒板には教材メーカーが作った英語教材を投影して、黒板をタッチすると画面が進みます。発音も録音してあるものを聞かせてくれるので先生によって授業の質が変わるのも防げるというものです。

 小学校の先生も教科書だけではなく、IT機器をフルに活用出来なければならないので大変です。



    ※    ※    ※    ※

「先生たちなどはこういう機械の導入への反応はどうですか、いやがる人もいるのではありませんか?」
「いえいえ、ほしがる人ばっかりです。効果があることが分かっていますからね。なかには自前で工夫して投影機材を持ち込む人もいるくらいですから」

 教材は次々に進化しているのですね。

「心配は補正予算がどうなるかですね。これで一気に入れられるかと思っていたところなので…」とも。

 小学校の授業がどうやられているかをたまに見に行ってみてはいかがでしょう。自分が子供だった時代や自分の子供たちの授業風景からも様変わりしていますよ。
 
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