北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

大谷翔平投手もそうだったのか~十勝で報徳を語る

2017-11-14 23:35:45 | Weblog

 

 今日は帯広へ出張。

 帯広地区の舗装事業関係者と発注者との意見交換会があるので、オブザーバーとして参加したのです。

 地域の中にはいろいろと細かい課題があるので、意見交換を通じて改善が図られることを期待したいところです。

 さて、十勝と言えばやはり報徳。豊頃町に二宮尊徳の孫が入植し、また帯広では依田勉三が晩成社をつくって開拓に乗り出した、記念すべき土地です。

 しかしそんな話題を振っても、報徳を知っている人は約半分ほど。

 豊頃町に小学校5年生までいたという方は、「そういえば、そんなことを学んだ記憶がありますが、あまり大事だとは思いませんでした」とのこと。

 心に染みるまでには時間がかかります。


       ◆ 


 先週掛川へ出かけたて榛村さんに会ったときに、報徳社の方からこんな話を聞かされました。

「報徳を学ぶ三大高校といわれるのが、西の報徳学園、静岡の掛川西高、そして岩手の花巻東高校です。花巻東高校はホームページを見ても、報徳を学んでいることがわかります」
「へえ」

「先日、榛村社長(大日本報徳社なので、「社長」という)が花巻東高校を訪ねたんです。最初はただ訪問するだけのつもりだったのですが、本社の社長が来るというので、結局学校を上げて体育館に生徒が集まってくれて、榛村社長の講演を聞くような形になりました。そのときに感想文が寄せられたりもしているのですが、本当に高校段階でしっかりと報徳に基づく人格教育がなされているな、ということがよくわかる訪問でした」
「そうなんですか」

「花巻東高校の代表的な卒業者が、西武ライオンズの菊池雄星投手と日本ハムファイターズの大谷翔平投手ですが、二人とも高校卒業後すぐにプロ野球の世界に飛び込んで、優秀な成績を収めていながらも、驕るようなこともなく穏やかで誠実な感じがよく出ています。あれが報徳を学ぶ高校を卒業したから、と思うと、さもありなんと思いますね」

 
 確かに、優秀な成績にもかかわらず真面目そうな人柄が二人ともよく出ていると思います。

 若い時から人格を陶冶するということの大切さはつとに言われますが、なかなかできることではありません。

 大谷君はいよいよ大リーグに挑戦するということですが、報徳精神を抱いて世界に羽ばたいてほしいものです。

 十勝の地で報徳を語った夜でした。

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