北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

観光を組織で受け止めること

2005-11-17 23:38:01 | Weblog
 帰りが夜遅くなって、なかなかその日のうちに書き込めない日が続いています。少しストレスもたまってきたようです。ふー。

 さて今日は
■観光地域作り実践プランで観光を の1本です。

【観光地域作り実践プランで観光を】
国土交通省では平成17年度から「観光地域作り実践プラン」という制度を作って、観光による地域作りを応援する事にしている。

 これは外国人観光客をもっと我が国に呼び込もうという「外客誘致法」を受けてのもので、自治体を中心として観光協会やNPOなど地域の各種団体からなる協議会をつくり、主に外国人を中心にした観光客を増加させる計画を作ってもらうものである。

 そしてその計画をもとに国土交通省の募集に応募してもらい、地域の観光振興に関する有識者等から構成された「観光ルネサンス事業検討会」という選定委員会の意見を踏まえて当落を決めるのだ。

 その結果今回は、応募のあった全国9地域が選定され、このうち北海道からは、「大空町観光まちづくり推進協議会」と「富良野市国際観光促進協議会」の2地域が選定された。

 委員会での審議の様子を聞くと、富良野市のプランは大変評判が良かったのだが、大空町の方は知名度の不足もあって少し議論になったらしい。しかし地域が一つの目標を持って、観光という切り口で活性化を図ろうという事なので、最後にはがんばってもらおうという事になったようだ。

 わが開発局ではこれまでにも後志地域の20市町村でのモデル事業を受けているが、これで北海道では三カ所での事業となった。

 どれも、制度が求めている形や求めている構想はできあがっている。しかし形はいかように作れても、本当にそれを運用して良い地域を作り上げるには、参加者一人一人の意識と協力が大事だ。

 そしてなによりも、その組織を動かす中心人物が必要だ。

 良い車はできてもドライバーの腕が悪ければ、目的までの道のりは遠いし、へたをすると目的地に着く事すらおぼつかないのである。

 形が出来たからこそ、心しなくてはなるまい。

    *   *   *   * 

 おりしも、今朝の日本経済新聞に「道観連廃止 NPO化へ」という見出しで、次に開催される北海道観光戦略会議での基本的な方向がわかったという記事が掲載された。

 企画部会での議論をだいぶ超えた記事内容になっているので、どういう情報源かが不明なところだ。まだ廃止を前提とした議論までは達していないし、決定もしていないところだが、確かにそれくらいの劇的な動きがなければ既存の組織ではもはや対応出来ないところまでいっているのかもしれない。

 自分たちの理屈はさておき、世間様に「時代遅れ」とか「そんな組織は要らない」と思われる事は恐ろしい事だ。

 自己変革が出来なければ、いつそのような審判が下るか分からないのだ。心してかからなくてはなるまい。
 
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