氷上ワカサギ釣りのシーズン真っ盛りです。
全道の有名な釣りポイントでは多くのワカサギ釣りファンがテントを張って風から身を守りながらの釣りを楽しんでいることでしょう。
私も先日、妻と友人らと早朝からワカサギ釣りを楽しんできたのですが、テントを張るのに随分と手間取りました。
行ったのはいつものホームグラウンドの湖なのですが、湖面上に雪が全くなくて、降った雪も解けて凍って、全編氷の上という感じ。
普段はコーチスクリューという長さ20センチくらいの木ねじのお化けを湖面にドリルでねじ込んでテントを固定させるのですが、そのネジが回せど回せど一向に入りません。
先が甘くなっていたのかもしれませんが、同行の友からも「何やってるの?」とあきれて笑われる始末。
こういうちょっとした道具にも慣れたベテランはこだわりの一品があるわけで、「コーチスクリューも長さ30センチのものじゃなきゃダメだよ。中途半端なものを使うからだめなんだよ」と指摘されてしまいました。
まあとんでもないスタートでしたが、魚探の反応は上々で、穴に仕掛けを落とせばすぐにワカサギがかかるという感じが続きます。
さらには、一匹を釣ったところで少しだけ電動リールを巻きあげて少し間を取ると、さらに二匹目、三匹目がかかる多点掛けも連続してありました。
こうなると穴が一つでも調子よく連れて、200匹オーバーという良い釣りになりました。
もっとも一緒に行った友人たちは、一人で左右に二つ穴を開けて、電動ロールも二本使い。
これで右で釣れてそれをあげているうちに左がかかり、右の魚を外して沈めたところで今度は左のリールを巻きあげる…という釣りで、一人で500匹以上、ときには1,000匹を釣り上げるというのですから、まあとてもついて行けるものではありません。
「何匹釣れた?こっちは200だけど」
「ひえー、早いな、こちらはようやく80匹くらいだよ」
私の場合、大抵友人の半分以下~4割ほど、というのが釣れる数の相場なのです。
釣れる友人にそのコツを聞くと、錘の重さ、釣竿のメーカーと度の穂先を買うか、リールの先の穂先の角度、釣れたときの竿のあげ方など、全てにわたって旨い人なりの経験の数がありました。
上手な人の真似をして自分のレベルを上げたいものですが、その友人の口癖は「釣りは道具だよ、道具! 本当に良いものを買わないとダメ!」です。
安物でごまかすという考え方では上手にはなれないようですね。
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