北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

名札は大きい方が良い

2016-10-13 23:53:44 | Weblog

 

 掛川にいたときから、人に会うためのツールとしてちょっと大きめの名札を付けるようにしました。

 転勤のたびに新しい職名の名札を作っていましたが、今回もほぼ名刺サイズのプラスチック製の名札を作ってもらいました。

 名札はおおきくあるべきだと思ったのは、職業柄多くの同業者や人に会うことが多いからなのですが、会った多くの方の中には、一度名刺を交換しただけで、「ああ、先日はどうも」といって、さも「名刺を交換したのだから自分のことはご存じでしょうね」という前提で話をする方が結構いらっしゃいます。

 しかしながら悲しいかな顔は思い出せても名前が思い出せないことが多いのです。でも「お名前はなんでしたっけ?」とも聞けず、「ああ、どうも…お久しぶりですぅ」などと、さも名前を思い出したかのように会話を続けている自分がいます。

 考えてみると、これは自分が名刺を渡した相手も自分に対してそう感じるときがあるはずだ、ということに気が付きました。つまり相手の方も私のことを覚えているふりをしなくてはならず、それはずいぶんと気まずいはずだ、と思うのです。

 そこで、そういう気遣いを相手にさせないために、遠くからでも読める大きな名札をつければ良いということに思いが至り、目立つほどに大きな名札をつけることにしました。

 実際これを付けてみると結構効果があって、突然の職場訪問でも、挨拶をすると一瞬相手は私の胸の名札をちらりと見てから「ああ、小松さん、お久しぶり」と、さも名前を覚えていたかのように言ってくれます。

 そのうち、名前は覚えていなくても「名札の大きな人」という印象だけでももってもらえれば営業はだいたい成功と言うわけ。ね、効果抜群でしょう。


          ◆ 


 …とまあ、こういう話をすると、「いい!それはいいですよ!」と共感してくださる方が結構いて、こちらも意を強くします。

 しかし残念ながらそれをまねて実際にやってみようという方はほとんどいません。私の知っている中では「小松さん、僕も作りましたよ」と言ってくれたのはたった一人だけでした。でも立派なものです。

 良いと思う事でも、実際に実践するとなるといろいろなハードルがあるもので、それを超えられるかどうかが勇気の出しどころなのですがね。

 ところでこの名札、一品物の特注のために結構お値段は高くついて、3~4千円くらいはします。

 公務員だった時代にこれを作ってほしいと課内の担当者にお願いをしたところ、「今うちの職場では、全庁的に首からぶら下げる名札に切り替えているので、公費では買えません」と言われてとうとう作ってはもらえず、自分で自腹で作っていました。

 首からぶら下げる名札では、ぶらぶら動いたり裏返しになっていたり、そして字が小さいために相手にとって見にくいのですが、一体どういう意味を名札に持たせているのか、私にはとうとうわかりませんでした(笑)。

 今の職場では、こういうものをお願いしてもすぐに作ってくれて民間人としての自由度を感じています。

 さて、効果抜群の大きい名札。胸につける勇気がありますか?

 

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