札幌は今日も快晴。涼しいなあ
さて今日は、
■光の国から僕らのために~♪ の1本です。
【光の国から僕らのために~♪】
兼ねてから懸案だった我が家のブロードバンド化を図る事にして、ついに今日の午後に光ケーブルにしてもらうことにした。
実は我が家のブロードバンド化には苦い思い出があって、3年前に一度ADSLにしてもらおうとNTTにお願いをして契約をしたのだが、そのときはうまくいかなかったのである。
ADSLは基地局からの距離が遠いと信号の減衰が激しいという、安定性や通信速度が保障されないという欠点があるのだが、それでも安く高速通信ができる手段として光ファイバー化の手前の技術として世間で用いられている。
我が家の場合は、基地局からの距離が直線で2kmということで、事前の調査では「ぎりぎり大丈夫ではないでしょうか」ということだったのだが、実際に契約して使ってみたところ、繋がったときは確かに早かったのだが、全く繋がらない状態になる事も多く、安定性が極めて悪かったのだ。
そのためわざわざISDNに戻して、64kbpsという通信環境に甘んじてきたわけである。
* * * *
この間、光ファイバーによる通信環境も改善してきて幹線の通信はほぼ全て光ファイバー化も大幅に進んでは来たものの、FTTH(Fiber to the Home)と言われる各家庭までの光ファイバーの引き込みにはまだ多くのユーザーが二の足を踏んでいた。
それはそれほどの通信環境を必要ではなく、支払う金額に見合ってはいないとない感じているユーザーが多いからである。
我が家へも何度も「今なら工事費が無料になりますがいかがですか?」という営業が来て、これまではお断りをしていたのだが、ここへきてついに光ファイバーを入れる事を決断した。
決断のポイントは光電話の登場で、光ファイバーを引き込んでひかり電話というオプションを選択すれば、インターネットつなぎ放題の費用と電話にかかる費用との合計でみるとほとんど変わらないという料金体系になった事である。
光ファイバーによるBフレッツ回線と回線終端装置利用料、屋内配線利用料で大体5000円という価格は、電話の基本料金とつなぎ放題サービスの合計とほとんど変わらないのである。
そんなわけで工事日を今日の佳き日と定めたのである。
* * * *
家を建てるときに電話回線の引き込みに、将来の光ファイバーのための予備艦を入れてあったこともあって家への引き込み工事はそれほど苦労もなく終了。そして引き込んでからパソコンと電話へ引き込むためには光情報をLANに変換しなくてはならずそのために回線終端装置というのが必要となる。
工事に来てくれた方の作業を見ていると、光ファイバーの被覆を剥がした後にアルコールで消毒をしている。「お医者さんみたいな事をするなあ」と思って訊いてみた。
「なぜアルコール消毒をするのですか?」すると
「終端装置の側にも迎えの光ファイバーがあるのですが、これとつなぐときにこうしないとファイバーが曇ってしまって通信効率が下がるんです」とのこと。
「昔と言っても3年くらい前までははこのファイバー同士を繋ぐのに、両方のファイバーを溶かして一体化させるという『溶融』というやり方をしていたんです。ところがその機械は一台300万円くらいするし、重いし充電式なので効率は悪いし、冬は温度が上がらずに作業時間がかかるなどで、大変な手間だったんですよ」
「最近は改善されたのですか」
「そうなんです。今手元にある工具箱一式でできるようになりました。これは先ほどのファイバーを消毒してこのキットに装着してファイバー同士をカプセルみたいなもので包んで潰すのです。そうしたらカプセルのにジェルがあって、これで互いを一体化出来るようになりました。これで早くなりましたね」
聞けば今日来てくださっているのもNTTとは別の配線専門の業者さんとの事。
「NTTさんはもうそういう部門を自社の中には抱えずに、どんどん外注でだすようになりましたからね。でもその分、外注先の我々は最新の技術がどんどん降ってくるのでついて行くのも本当に大変ですよ」
「お年寄りの方なんかは大変じゃないでしょうか」
「NTTさんが光ファイバー化をするので施工業者を集めたのが3年くらい前の事です。そうしてこの光ファイバーの工事について講習をしてくれたのですが、私も2ヶ月通いましたね。でもそれまで電線工事でずっと来た先輩の人たちには辞めていく人が大勢いましたよ」
「やはりついて行けないのでしょうね」
「今お見せしますけど、通信が完了して望む値が出ているかどうかをチェックするのにもパソコンが必要なのです。電線工事にパソコンが使えないとダメという時点でもうついて行けない人が続出しましたね」
そう言って作業員の方は必要な結線を終えると、回線終端装置と持参したパソコンをLANケーブルを繋いで速度チェック用のソフトを立ち上げて回線スピードをチェックし始めた。
「81.3…、82…、84…、84…大丈夫ですね。回線は完了です」
「いまの84ってなんですか?」
「84Mbpsです。回線としてはそれだけの情報通信ができますが、インターネットの場合はプロバイダさんが50Mくらいに抑えているので、そのサービスは大丈夫というわけです。そのうちプロバイダさんも100Mのサービスを始めるでしょうけどね」
なるほど、今までは64Kbpsだったので回線で1300倍の早さに、実行でも800倍の早さになるわけだ。すごいねまったく。
* * * *
さて、終端装置まで来たのは分かったが、そこから今度はパソコンと電話の設定である。これはサービスを頼んでいないので、自分でやらなくてはならない。
ここのところでちょっとLAN接続に苦労したのと、そこから今までの電話線による通信から切り替えた機械に合わせたプロバイダへの接続にちょっと手間取ってしまった。ほんの手間の一つが食い違っても繋がらないのがパソコンの世界とは知りつつ、その融通の利かなさに頭に来る。
それでもなんとかやっとのことでインターネット環境の構築に成功して、家族分のメールやインターネット設定を変更して完了。やっとのことで光Bフレッツ環境でのインターネットである。
正直に言って「は、早い」というその一言である。サイト接続の時間待ちストレスがほとんどなくなった。サイトの接続は瞬時だし、動画での映画の予告編を見るのでも数秒で始まってくれる。
パソコン内でチェックしてみると実行で40Mbpsが出ているよう。これでも今までの600倍以上の実行速度である。
今まではダウンロードを躊躇していた大きなファイルの無料ソフトを読み込んでみたところ、2.8MBの分量のソフトが1分半でダウンロード完了。いままでなら1時間以上かかっていたところで、改めてその早さに感動した。
いよいよ通信環境は整った。もたもたと原稿を書いてアップするのにイライラしていた時代は終わり、いよいよ原稿書きだけが早さを決めるようになったのだ。
いつの世も最後に一番遅いのは人間の部分になるのですなあ。自分は機械じゃないんだなあ、ということを実感する瞬間ではあるけれど。
さて今日は、
■光の国から僕らのために~♪ の1本です。
【光の国から僕らのために~♪】
兼ねてから懸案だった我が家のブロードバンド化を図る事にして、ついに今日の午後に光ケーブルにしてもらうことにした。
実は我が家のブロードバンド化には苦い思い出があって、3年前に一度ADSLにしてもらおうとNTTにお願いをして契約をしたのだが、そのときはうまくいかなかったのである。
ADSLは基地局からの距離が遠いと信号の減衰が激しいという、安定性や通信速度が保障されないという欠点があるのだが、それでも安く高速通信ができる手段として光ファイバー化の手前の技術として世間で用いられている。
我が家の場合は、基地局からの距離が直線で2kmということで、事前の調査では「ぎりぎり大丈夫ではないでしょうか」ということだったのだが、実際に契約して使ってみたところ、繋がったときは確かに早かったのだが、全く繋がらない状態になる事も多く、安定性が極めて悪かったのだ。
そのためわざわざISDNに戻して、64kbpsという通信環境に甘んじてきたわけである。
* * * *
この間、光ファイバーによる通信環境も改善してきて幹線の通信はほぼ全て光ファイバー化も大幅に進んでは来たものの、FTTH(Fiber to the Home)と言われる各家庭までの光ファイバーの引き込みにはまだ多くのユーザーが二の足を踏んでいた。
それはそれほどの通信環境を必要ではなく、支払う金額に見合ってはいないとない感じているユーザーが多いからである。
我が家へも何度も「今なら工事費が無料になりますがいかがですか?」という営業が来て、これまではお断りをしていたのだが、ここへきてついに光ファイバーを入れる事を決断した。
決断のポイントは光電話の登場で、光ファイバーを引き込んでひかり電話というオプションを選択すれば、インターネットつなぎ放題の費用と電話にかかる費用との合計でみるとほとんど変わらないという料金体系になった事である。
光ファイバーによるBフレッツ回線と回線終端装置利用料、屋内配線利用料で大体5000円という価格は、電話の基本料金とつなぎ放題サービスの合計とほとんど変わらないのである。
そんなわけで工事日を今日の佳き日と定めたのである。
* * * *
家を建てるときに電話回線の引き込みに、将来の光ファイバーのための予備艦を入れてあったこともあって家への引き込み工事はそれほど苦労もなく終了。そして引き込んでからパソコンと電話へ引き込むためには光情報をLANに変換しなくてはならずそのために回線終端装置というのが必要となる。
工事に来てくれた方の作業を見ていると、光ファイバーの被覆を剥がした後にアルコールで消毒をしている。「お医者さんみたいな事をするなあ」と思って訊いてみた。
「なぜアルコール消毒をするのですか?」すると
「終端装置の側にも迎えの光ファイバーがあるのですが、これとつなぐときにこうしないとファイバーが曇ってしまって通信効率が下がるんです」とのこと。
「昔と言っても3年くらい前までははこのファイバー同士を繋ぐのに、両方のファイバーを溶かして一体化させるという『溶融』というやり方をしていたんです。ところがその機械は一台300万円くらいするし、重いし充電式なので効率は悪いし、冬は温度が上がらずに作業時間がかかるなどで、大変な手間だったんですよ」
「最近は改善されたのですか」
「そうなんです。今手元にある工具箱一式でできるようになりました。これは先ほどのファイバーを消毒してこのキットに装着してファイバー同士をカプセルみたいなもので包んで潰すのです。そうしたらカプセルのにジェルがあって、これで互いを一体化出来るようになりました。これで早くなりましたね」
聞けば今日来てくださっているのもNTTとは別の配線専門の業者さんとの事。
「NTTさんはもうそういう部門を自社の中には抱えずに、どんどん外注でだすようになりましたからね。でもその分、外注先の我々は最新の技術がどんどん降ってくるのでついて行くのも本当に大変ですよ」
「お年寄りの方なんかは大変じゃないでしょうか」
「NTTさんが光ファイバー化をするので施工業者を集めたのが3年くらい前の事です。そうしてこの光ファイバーの工事について講習をしてくれたのですが、私も2ヶ月通いましたね。でもそれまで電線工事でずっと来た先輩の人たちには辞めていく人が大勢いましたよ」
「やはりついて行けないのでしょうね」
「今お見せしますけど、通信が完了して望む値が出ているかどうかをチェックするのにもパソコンが必要なのです。電線工事にパソコンが使えないとダメという時点でもうついて行けない人が続出しましたね」
そう言って作業員の方は必要な結線を終えると、回線終端装置と持参したパソコンをLANケーブルを繋いで速度チェック用のソフトを立ち上げて回線スピードをチェックし始めた。
「81.3…、82…、84…、84…大丈夫ですね。回線は完了です」
「いまの84ってなんですか?」
「84Mbpsです。回線としてはそれだけの情報通信ができますが、インターネットの場合はプロバイダさんが50Mくらいに抑えているので、そのサービスは大丈夫というわけです。そのうちプロバイダさんも100Mのサービスを始めるでしょうけどね」
なるほど、今までは64Kbpsだったので回線で1300倍の早さに、実行でも800倍の早さになるわけだ。すごいねまったく。
* * * *
さて、終端装置まで来たのは分かったが、そこから今度はパソコンと電話の設定である。これはサービスを頼んでいないので、自分でやらなくてはならない。
ここのところでちょっとLAN接続に苦労したのと、そこから今までの電話線による通信から切り替えた機械に合わせたプロバイダへの接続にちょっと手間取ってしまった。ほんの手間の一つが食い違っても繋がらないのがパソコンの世界とは知りつつ、その融通の利かなさに頭に来る。
それでもなんとかやっとのことでインターネット環境の構築に成功して、家族分のメールやインターネット設定を変更して完了。やっとのことで光Bフレッツ環境でのインターネットである。
正直に言って「は、早い」というその一言である。サイト接続の時間待ちストレスがほとんどなくなった。サイトの接続は瞬時だし、動画での映画の予告編を見るのでも数秒で始まってくれる。
パソコン内でチェックしてみると実行で40Mbpsが出ているよう。これでも今までの600倍以上の実行速度である。
今まではダウンロードを躊躇していた大きなファイルの無料ソフトを読み込んでみたところ、2.8MBの分量のソフトが1分半でダウンロード完了。いままでなら1時間以上かかっていたところで、改めてその早さに感動した。
いよいよ通信環境は整った。もたもたと原稿を書いてアップするのにイライラしていた時代は終わり、いよいよ原稿書きだけが早さを決めるようになったのだ。
いつの世も最後に一番遅いのは人間の部分になるのですなあ。自分は機械じゃないんだなあ、ということを実感する瞬間ではあるけれど。
失礼いたしました。
ちょっとバタバタしててご無沙汰しておりましたが、その間にとうとうFTTHですか。Wellcome to my home、ですね。いやいや、おめでとうございます。
ってかですね。まだISDNだったんですね^^;
「Mbps」の世界にはいるとインターネットの使い方変わりますよー。時刻表も地図も映画の上映時間も全部お任せ。何かあったらまずぐーぐるし。ニュース系blogの更新にはブロードバンドは不可欠ですし。
ウチはこの春までBフレッツでしたが転居してADSLに戻りました。でも実効速度で3Mbpsも出てりゃ不便はありませんな。
失礼いたしました。
しばらくご無沙汰しているウチにそうですか、FTTHですか。カモナマイハウス、ですね(なんか今日はヘン)。おめでとうございます。
ってかですね。まだISDNだったんですね
「メガ」になると生活変わりますよー。地図も時刻表も映画の上映時間も全部お任せ。何かあるとまずぐーぐるし。ニュース系blogなんぞブロードバンド無しではやってられないし。
ウチはこの春までBフレッツでしたが、転居してADSLに戻り、実効速度は1/10になっちゃいました。でも3Mbpsも出てりゃまず困りませんけどね。
失礼いたしました。
しばらくご無沙汰しているウチにそうですか、FTTHですか。カモナマイハウス、ですね(なんか今日はヘン)。おめでとうございます。
ってかですね。まだISDNだったんですね
「メガ」になると生活変わりますよー。地図も時刻表も映画の上映時間も全部お任せ。何かあるとまずぐーぐるし。ニュース系blogなんぞブロードバンド無しではやってられないし。
ウチはこの春までBフレッツでしたが、転居してADSLに戻り、実効速度は1/10になっちゃいました。でも3Mbpsも出てりゃまず困りませんけどね。
gooのサーバーの調子が夜12時を過ぎると悪くなる事があって、アップ出来たはずなのに見られないという状態になる事があります。
落ち着いて翌朝見るとしっかりアップされているのですが、焦って二度、三度とアップすると上記のような事になります。
…で、どれを残しますか?
どーやらアクセスが多くて処理できてないみたいですね。