北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

きっとどこかで役に立つはず

2007-03-19 23:05:50 | 古典から
 のどが痛い~。どうやら風邪じゃなくて、のどが炎症を起こしているようす。いててて。 
 
【年度末まであと二週間】
 いよいよ今年度もあと二週間。年度内の予定をこなすためには一日が五分割くらいのスケジュールを組まなくてはなりません。

 そこへきて飛び込みの資料作成要求なども入るので、もうてんやわんやです。


 4月になると多くの同僚が散り散りになってそれぞれ新しい職場へ向かうことでしょう。あたらしいところでも、存分に力を発揮して欲しいものです。

 さて私もどうなる事やら。

 自戒を込めて、言志四録の最後の一巻である言志耋録(げんしてつろく)より一節をご紹介しましょう。

 曰く「人おのおの長ずるところありて、恰好の職掌あり。いやしくもその才にあたらば、すなわち棄つべきの人なし。『牛溲(ぎゅうしゅう)、馬勃(ばぼつ)、敗鼓(はいこ)の皮』、最も妙諭なり」

 その意味は、「ひとそれぞれに長所があって、ぴったりの役目がある。かりそめにもその人の才能に当てはめて使えば、棄ててしまって良い人などいない。『牛の小便、馬の糞、破れ太鼓の皮』なども名医はこれを用いて薬にするとは、誠に巧妙なたとえである」ということ。

 大したことのない自分でも、それなりに役に立つシーンはあるはずですね。

 それにしても、牛溲、馬勃とは…。   
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2 コメント

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堆肥はまさにソレ (T川)
2007-03-22 03:34:33
なるほど。
お百姓さんの手にかかれば、牛糞、鶏糞(馬糞も?)などは立派な堆肥に生まれ変わって、畑の土作りになくてはならないものになりますからね。

あっ、いえっ、こんな狭い意味でのご紹介ではないことは承知のうえですが、あまりにぴったりの事例だったので。つい。
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まさに! (管理人)
2007-03-22 07:49:36
 棄ててしまうものを再利用するというのは、資源のない国の知恵です。江戸時代の日本ってそういうすごい国だったのに、便利の進み具合が早すぎますね。

 佐藤一斎先生は農業はなさらなかったのかな?
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