北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

夕張夫妻

2009-06-25 23:31:25 | Weblog
 世の中いろいろなキャラクターが次から次へと登場しますが、なかにはカッコヨクないところが人気という「ゆるキャラ」と呼ばれるジャンルがあります。

 この「ゆるキャラ」という単語は2008年の新語・流行語大賞にノミネートされた最近の単語ですが、彦根の「ひこにゃん」や奈良遷都1300年祭のキャラ「せんとくん」などが有名。

 しかし北海道もゆるキャラでは負けていません。TVチャンピオン「ゆるキャラ王決定線」の第1回、第2回と連続出場を果たし、2回連続準優勝というなんとも「ゆるい」栄誉に輝いたのが、岩内町の「たら丸」です。

 目立たない地方都市ならではのゆるキャラに、地域おこしの力を感じます。

 

   *   *   *   *   *

 そんななか、カンヌ広告賞でグランプリを取ったのがなんと夕張のキャラクターだというニュースが飛び込んできました。その名も「夕張夫妻」・・・? うーむ。



---------- 【ここから引用】 ----------

貧乏逆手に?夕張の「夫妻」、カンヌ広告賞でグランプリ 2009年6月23日15時23分
 【asahi。com】 http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY200906230246.html

 


 世界で最も権威があるとされる広告コンクール「カンヌ国際広告祭」で、北海道夕張市のまちおこしキャラクター「負債を抱えた夕張夫妻」がグランプリを獲得した。「夫妻」を企画・立案した広告会社ビーコンコミュニケーションズ(東京)が23日、発表した。

 「負債」と「夫妻」をかけたダジャレキャラで、2年前に考案。市内でホテル・スキー場を経営する夕張リゾートが広告に使い、藤倉肇市長も宣伝に協力してきた。しかし、「夕張父さん(倒産)」と「まっ母(真っ赤)さん」がメロン帽をかぶり、継ぎはぎのある服を着て「金はないけど愛はある」と訴えるポスターには「自虐的」という批判もあり、市民の評判はいま一つだった。

 受賞について夕張リゾートの西田吏利(つかとし)社長は「財政破綻(はたん)の街という負の要素を逆手に取り、前向きにとらえ直した切り口が評価されたのではないか」と大喜びだ。

---------- 【引用ここまで】 ----------


 夫妻と負債、服はつぎはぎって・・・、もはや「ゆるキャラ」というよりは「自虐キャラ」、「痛キャラ」という新しいジャンルが生まれそうです。

 カンヌの審査員に「負債と夫妻」や「倒産と父さん」という日本語ダジャレが通じたのも不思議。どういうプレゼンをしたのでしょう。

 でも少しでもこれが人気になって財政に貢献できると良いですね。夕張メロンに夕張夫婦のシールが貼られる日も近い!?

 
 
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