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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

異国にある釣りの宿~ドリフトウッドロッジ

2011-06-12 22:47:18 | Weblog
 掛川からの友人たちを迎えての道東の旅の夜。

 昨夜宿泊した阿寒地区のドリフト・ウッド・ロッジは、釣り大好きなご主人のこだわりのコテージ。全員が集まれるセンターコテージで酒と料理に舌鼓を打ち、魚の話で盛り上がる。


   【うまい料理に魚の話。これだな~】


 こちらも地元でフライフィッシングの指導までしているようなフライの猛者をぶつけてのおもてなし。私自身は火の出るような感激のぶつかり合いを予想したのですが、案の定互いに興奮冷めやらず深夜まで語り尽くしました。

 宿泊は離れの四人部屋のログハウス。世界のリゾートを見慣れた浜野オヤジも、「これは海外をよ~く見た人が作ってるなあ!」と感嘆の声。


   【静かな静かな北海道の夜】


 センターコテージの壁には釣道具がぎっしりと並べられ、なおかつ青春時代のCDが壁狭しと並べ立てられています。聞けばご主人は若い時に海外青年協力隊で南米を歩き、帰国後は東芝EMIで販売促進の仕事をしていたのだとか。

 思い立っての宿泊施設経営ですが、細かいところまで気の利いた仕上がりになっています。


   【釣り好きのこだわりがここに】

    ※     ※     ※     ※     ※

 翌日の朝ご飯を食べながら、伊豆の大衆宿泊観光産業が今危機に瀕しているという話になりました。

 浜野オヤジからは、「折角楽しみにしていったのに、がっかりして帰ってくるのなんてもうこれからの旅じゃないですよ!朝冷たい卵焼きや輸入物のアジなんて誰が感動しますか。ほら、ここの朝ご飯をごらんなさいな。実に心がこもっている!」

 旅人が得をしたと思ってくれるようなものは我々地元民の誇り高い資源でしかないのではないか。 

 宿泊施設もそうだし、ロコ(地元民)のガイドが心底知り尽くした地元の資源を案内するロコガイドツアーこそこれからの旅なのではないか。

 ロコガイドの口から出てくる言葉は、教科書に書いてある知識ではなく、地元を味わう過程でしみついた感動の積み重ねに外ならないのです。

 良い旅の原点を見せてくれるドリフトウッドロッジ。釣好きが泊まるならここしかない。


   【後ろから見た姿】


【阿寒 ドリフトウッドロッジ】
 http://bit.ly/jdIaZW
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-06-13 15:59:42
釣りが 好きなわけではありませんが 一般的に言われる 何もない生活が 好きです、何もないから 良い、と言う方々には ちょっと 想像できないでしょうが 自然だけがある、という贅沢 が 大好きです。      不便をすると 物のありがたみ ”便利”が 贅沢に思える 利便性・・・でもその結果が 今!
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Unknownさん (管理人)
2011-06-13 23:14:21
 道東には都会的なものはありませんが、動植物から大自然まで、ここにしかないものが今しか見られない状態でお待ちしています。

 眼力さえあれば、豊かな自然が見られることでしょう。恥ずかしながら、私には川でふ化している虫の名前がわかりませんでした。それがわからなくては釣りすらできないというのに。

 自然の中では研ぎ澄まされた感覚と経験がものを言うようです。
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