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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釧路の霧の洗礼

2023-08-10 22:56:37 | Weblog



    【空港の霧が濃いぞ】

 釧路から帰札する日。

 朝8時55分発丘珠行きの日本航空の飛行機に乗るために釧路空港へと向かいます。

 釧路市内はやや曇りくらいで多少薄日が差していました。

(これなら飛行機も飛ぶだろうな)と安心しながら空港へと向かいましたが、大楽毛あたりからはもう段々切りが濃くなってきました。

(むむ…、霧が濃いぞ…)

 レンタカーを返却する際にお店の方に「今日は飛びますかね」と訊くと、「ちょっと待ってくださいね」とパソコンをちょいちょいと操作し、「あ、とりあえず丘珠からは飛び立ったようですね」とのこと。

「でも先日も似たような天気の時は上空で待機しながら三度着陸を試みて、結局降りられなくて欠航になりましたからねえ、微妙です」

 とりあえず空港まで送ってもらってはみたものの案の定運行状況表示は「天候調査中」です。

 外の霧で有視界は50mほど。かなりまずいです。

 今日は昼過ぎに苫小牧市で人に会う用事があったのですが、同じく釧路にいて全日空で新千歳入りするつもりだった同僚から、「僕の飛行機は欠航になったのですが、今JRも立ち木に衝突したとかで全面運休中なんです。今日は僕は苫小牧行きを諦めました、すみません」というメールが入りました。

 そう、全日空は早々と朝の一便の欠航を決めていたのですが、日本航空はギリギリまでチャレンジしてくださるとのことで、何とか頑張ってほしいところです。


      ◆


 しかしやはり天は我に味方せず。

 出発時刻の8時55分になって正式に「釧路空港への到着が難しいと判断して丘珠空港に戻りました」というアナウンスがあり欠航が決定しました。

 この時点でもう私もお昼の苫小牧行きは無理と判断したのですが、それどころか、このまま飛行機が飛ばず、JRも運休となり、さらには都市間バスもこの時間ではもう満員とのことで、札幌へ帰る術を失ってしまいました。

 さてさて、天候が落ち着いて後の飛行機の便に振り替えて飛行機での移動を再チャレンジするか、それとも釧路市内までバスで戻ってJRの運行開始に期待するか…、どうする?

 私の結論は「乗り捨てのレンタカーで移動」でした。

 レンタカー屋さんに連絡すると、「あれ、早朝に車を返していただいた方ですよね?」と言われ「はい、そのとおりです」とちょっと恥ずかしい感じ。

 結局朝返した車より一回り大きい車を同じ値段で調達してくださって、レンタルETCも込みで借りることにしました。

 
 釧路へ来るときは会社の車を丘珠空港の駐車場に置いてきたので、レンタカーを借りて札幌までは行ってもそこから丘珠空港まで行かねばなりません。

「丘珠空港に返却する場所はありますか」と訊くと、「空港近くなら麻生ですね」とちょっと離れたお店しかないとのこと。

 飛行機でらくちんに帰ってくるはずでしたが、延々4時間の車の運転と、さらに荷物を持ちながら麻生から丘珠空港まで移動して会社の車を引っ張り出して会社へと戻りました。

 後で調べると、JRはお昼前には復旧して運行を開始したそうですし、飛行機も15時頃に丘珠空港に到着する便は飛んだようです。

 ピンチのときにドタバタするのは結局効率が悪いとは思うものの、欠航の瞬間に正常に戻る未来は想像がつきませんでした。

 ま、人生には様々なトラブルがつきものです。

 そのときにどういう引き出しをもっているかが問われますね。

コメント
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