北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ちょっとしたことでもうわからない ~ 車の自動ドアが開かなくなりました

2023-08-08 22:39:40 | Weblog

 

 納入半年の愛車ノア、車の挙動の様々なところが電化されていて便利この上ありません。

 中でもパワースライドドアは、左右のスライドドアとリアのハッチがボタン一つで開閉できてとても便利です。

 ところがそれが、先日の旅行中に突然動かなくなりました。

 開閉ボタンを押しても"ピピッ"と小さな電子音がするだけでドアが開きません。

 以前、バッテリーをあげてしまったときも同様にドアが開かなりました。

(すわ、またもやバッテリーあがりか!?)と焦りましたが、他の電気系統には異常がありません。

 朝出発するときは動いていたのに、途中で食事をした後に車に乗ろうとしたところで異常が発生、原因がさっぱりわかりません。

 午前中の走行時に結構雨が強くて、道路上の酷い水たまりに突っ込んだことがありました。

 もしかしたらそのときに何か車体の下部で電気系統のトラブルになったのかなあ、などとも想像を膨らませましたがやはり答えは分かりません。

「だめ、わからない、修理に出すしかないよ」

 車は妻に託して妻から修理業者さんに連絡を取ってもらうことにして朝私は出勤しました。

 
     ◆


 すると午前中に妻から一通のメールが入りました。

「業者さんからアドバイスされて直りました」

 ええ?車を工場までもっていかなくても直るなんてどういうこと?

 怪訝な面持ちで妻に電話をしてみると、「メインスイッチが切れていただけでした。スイッチを入れると動いたよ」とのこと。

「パワースライドドアにメインスイッチなんてあったの?車のどこにあるの?」
「ハンドルの右下にあったよ」

 なんとパワースライドドアには「動かす/動かさない」というメインスイッチがあったのだそうで、全くそのことは知りませんでした。

 電子マニュアルを見てみると確かにハンドル右下のスイッチ群のなかの一つがメインスイッチだとのこと。

 そしてその配列を見て気が付いたことがありました。

 パワースライドドアのメインスイッチの左隣にあるのが社内のAC100Vコンセントを使うためのメインスイッチだったのです。

 今回の旅でも移動中にMakita製の電池で動くポータブル冷蔵庫を持参して食材やお酒を冷やしながら移動しました。

 Makitaなので充電池を入れておけばそれでかなり長く庫内を冷やしてくれるのですが、走行中であれば車内でコンセントを使うことで電池を消費しなくても良いのです。

 AC100Vを使うかどうかは車を降りてエンジンをかけるたびにスイッチを入れないと使えないので、出発のたびに100V用のスイッチを入れていたのですが、どうやらその際に謝って隣のパワースライドドアのメインスイッチを押してしまったようです。


  【パワースライドドアのスイッチが100V電気を使うスイッチの隣にある】

 そのためにスライドドアが自動で開かなくなった、というのが事の真相のようで、分かってしまえば「なんだ、そんなことか」ということでも、ひとたび答えのわからない迷宮に入り込んでしまうと解決の糸口が見えなくなってしまいます。


 動かなくなった時にマニュアルも読んでみたのですが、答えにはたどり着きませんでした。

 なぜなら「パワースライドドアが動かなくなったら」という項目に、「メインスイッチは入っていますか」という確認の項目がなかったからです。

 スライドドアは自動で開くことが前提になっていて、①どうやったら開いて、②どうやったら閉まるか、については多彩な状況説明があるのみです。

 メインスイッチについて言及されている部分を探してみると、「スライドドアの機能を停止するには」という項目がありました。

 意図してスイッチを切れば自動での開閉はしなくなりますが、意図せずにスイッチに触れてしまうという誤作動については言及がありませんでした。

 車のメインパネルにもパワースライドドアのon/off情報は表示されません。

 操縦や車の状態以外の余計な情報は運転中は邪魔ですしね。

 

 いずれにしても、改めて新しい車は操作が複雑で、一つでもわからないことがあると大変だということを再認識しました。

 マニュアルを読み込まないといけないのでしょうけれど関心のないところには目が行き届かないものです。

 新しい技術についてゆくのも大変です、はい。

 

コメント
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