連休を利用して昨日から富良野方面へ旅行に来ています。
娘はリフトに乗ってラベンダーの丘の見学をしたかったようなのですが、「赤ちゃんを抱いてはリフトに乗れません」と言われて、徒歩で上まで行ってきたのだと。
私は休んで下からの見学でした。
その後に富良野ワイン工場へ行ってワインを購入。
さらにその奥にあった「六花亭カンパーナ」に立ち寄りました。
カンパーナというのはイタリア語で鐘のことだそうで、確かに建物の横に金のなる塔が立っていました。
建物は全体が大きな空間のワンフロアでお菓子売り場と建物売り場が用意されています。
今六花亭の一押しは、この7月5日に発売を開始した「花の首飾り」というお菓子。
六花亭の説明では、「芳醇な香りを持つ福井県産完熟梅「黄金の梅」シロップを浸み込ませたブリオッシュ生地で、マロングラッセ入りのバタークリームをサンドしました」とのこと。
六花亭は帯広市開拓70年記念に「一つ鍋」というお菓子を売り出し、今年は帯広市開拓140周年だとのことで、その記念が「花の首飾り」という商品なのだそう。
ちゃんと買い求めたので、早く食べたいところです。
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ところでこの六花亭カンパーナ、その立地が素晴らしい。
富良野市中心部から見ると西部にあって北東方向に十勝岳連邦を望む高台で、周囲はワイン用のブドウ畑に囲まれています。
ブドウ畑って、きれいな花が咲くわけではないけれど、整然と並べられたブドウの棚は人間が手を入れて作り上げた農業景観としての美しさ。
それを「美しいでしょう」と推しの景観として位置付けているところが素敵です。
建物の外のデッキからブドウの風景が一望出ますが、安全柵はなくて背の低い透明のガラス柵があしらわれています。
「これから先は危険です」というサインも、床に小さなシールが貼られているだけで、安全を優先して景観を壊すようなことがありません。
農業景観は心を打つけれど、景観それだけではお金にならないという矛盾を、商品販売の魅力として位置付けているこの取り組みに賛意を送りたいところです。
もっと天気の良い時にまた来たいと思います。
今日はトマムに泊まってます。