先週の後半は、今年の春からのうっ憤を晴らすかのような釣り三昧で過ごしました。
木曜日は掛川からの友人たちと昼に道の駅南富良野で合流して空知川周辺での釣り。
道東に長期滞在している友人のガイドで、参加者全員がニジマスを釣ることができて大満足の夜になりました。
金曜日は、士幌町の道の駅「ピア21しほろ」、上士幌町の道の駅「かみしほろ」、音更町の道の駅「おとふけなつぞらのふる里」の三つを巡りました。
いずれも後発の道の駅だったり、リニューアルが行われてしゃれたデザインの建物と売り物の商品のレベルが高いことに関心。
またどこも自分たちの町と同じくらいに"道東"という地名のキーワードを強調していて、道東ブランド形成に一役買っています。
十勝総合振興局では、食に関して"十勝"という地名ブランドを強化する「十勝ブランド強化支援事業」なる取り組みがなされています。
道東ならば釧路や阿寒・摩周、根室方面まで含めた広域な概念で観光の受け皿ならば道東で、乳製品などの食品ならば帯広周辺の十勝でも良いかもしれませんが。
「十勝」と「道東」というブランド地名が受け手に混乱を招かなければ良いのですが。
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そして、金曜日の夜からは「フライフィッシング・カレッジ・2022」に参加。
金曜の夜は前乗りの講師陣や友人たちとの宴会で前夜祭ですがここでも既に大盛り上がり。
カレッジの講師陣は名うてのフライフィッシャーたちで、そんな人たちがマンツーマンで実釣を指導してくれるという豪華な企画です。
一昨年、昨年とコロナのために中止せざるを得なかったこのカレッジですが、今回は無事に開催の運びとなりました。
今回は道東地域が土・日と小雨に見舞われてあまり条件は良くなかったのですが、逆にそのおかげで釣り人が少なかったかもしれないのは逆に好条件だったのかも。
参加者は遠くは関東から懐かしい友人や新しい参加者も飛行機で駆けつけてくれて、過去2年間コロナのために中止になったうっ憤を晴らすような同窓会気分。
土日は小雨にもかかわらず、適切な釣りポイントの選択やキャスト指導、その他釣りにまつわる話をしながらの宴会で、大いに笑い、食べ、語った二日間でした。
天気予報を見て雨の時間帯を避けるようにして、「とにかく川へ出よう」と実釣重視の二日間はとても得るものの多い釣り時間。
雨の強くなった日曜の午後は、フライのタイイングレッスンと、釣りで疲れた体を釣り仲間にしてヨガ講師という方の指導で本格的なヨガ体験で締め。
まあとにかく濃い時間が過ぎてゆきました。
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ちなみにこの企画に繋がったそもそものきっかけは、故残間正之さんの「釣りに行って魚なんか釣ってんじゃねーよ」というセリフから生まれたもので、その心は「釣りは魚じゃなくて人を釣るんだよ」というもの。
今回もたくさんの人を釣って、仲良くなってまた会いたいメンバーができました。
魚も人も釣れたナイスな釣り旅でした。