今日は(一社)日本建設施工機械化協会北海道支部が主催する見学会に参加してきました。
天気は快晴ですが、気温が低く外に長くいるのが辛いほどで秋の深まりを感じます。
バス一台に乗り込んで、約30人が参加した見学会は、まずはじめに厚真町にある厚幌ダムへ向かいました。
厚真町にはすでに厚真ダムがあるのですが、その下流で①治水(洪水調節)、②流水の正常な機能の維持(河川環境の保全)、③水道用水の確保、④かんがい用水の確保などの機能を持たせた多目的ダムとして作られているのが厚幌ダムです。
今回はその事業の中でも、農業用水再編整備事業として行われている小水力発電施設を見学してきました。
このダムから灌漑用水として取水して、その落差で発電をして売電の費用で施設の維持管理費のいくばくかを賄おうというのです。
環境問題やエネルギーの多様化を考えると、このような事業は意義が深いですね。
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しかし印象的だったのは、厚真町内に今も残る地震災害の後でした。
今多くの現場で災害復旧工事をしていますが、のり面が大きく崩れた場所はもっと奥の地域に残っていて気が遠くなりそうです。
一日でも早く復興の碑が訪れることを願ってやみません。
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その次には北海道開発局が建設中の平取ダムも見学をしました。
こちらにはサクラマスの棲息を支えるために魚道がしっかりと整備されていると聞いて、釣り人の一人として安心しました。
どちらのダムでも見学の後に"ダムカード"がもらえましたが、平取ダムのダムカードには(建設中)と書かれていて、完成してしまえばもらえないバージョンのカードでした。
ダムマニアの皆さんには、建設中のダムも訪れて欲しいところですね。