北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

風の強いマチのエピソード募集

2015-04-26 23:19:37 | Weblog

 朝から風速10メートルほどの強風が吹く稚内。風が強い地域とは思っていたものの、さすがに一日中吹かれると外に出る気がそがれます。

 しかしせっかく自転車も持ってきたことだし、とにかく買い物にでも行ってみようと、自転車を組み立てて外へと繰り出しました。

 外は風が吹き荒れていて、自転車で横風を受けるとふらつくほどでちょっと危険な状態。向かい風ではなかなか進まないし、その一方で追い風ならとんでもないスピードが出ます。人生も追い風ばかりなら良いのにね(笑)。

 さて、風が強いということを体で体験しました。風は今日風力発電で電気を生み出す地域の資源として大きな期待が寄せられています

 「風が強いね」とフェイスブックに書いたところ、「この強い風のお陰で、ウィンドサーフィンをやる人たちからは『稚内の波は日本随一』と言われているんですよ」というコメントが寄せられました。

 電気を起こす風車は見えますが風の強いのはなかなか見えません。

 ウィンドサーファーがいるのは見えるけれど、彼らがこの地域の風が日本でも一番だと思っているというのはなかなか見えません。

 世の中のことは「物事」と言って、「モノとコト」に分かれます。モノは見えますがコトは見えません。しかし本当に地域を彩り形作るものは実はコトの方が多いのです。

 モノはネットでの写真でも見えますが、事を理解しようと思ったらその場所へ来なくてはなりません。コトの方が観光素材としては質が高いのです。

 
        ◆  


 ネットで「稚内 風 エピソード」で検索をかけても多くの記事が出てくることはありません。

 先日地域の名士の会で、稚内勤務が二度目という方がいらしてその方が、「子供のことで印象的だったのは、『小学校2年生までは通学に傘をさしてはいけないと言われたことです。それは風が強くて危ないから』だと言われました。とても稚内らしいなあと思って今でも覚えています」と言っていました。今でも本当なんでしょうか。

 そんなわけでこの際提案です。風にまつわるエピソードをもっとたくさん集めてアップしてはいかがでしょうか。

 なかには少し大げさでいかにもホラだと分かるようなものを創作してもいいから、笑い話のタネとして風の強い町での出来事を愉しむのです。例えば、こんなのはどうでしょう。

「リッター30kmの軽自動車で稚内から宗谷岬まで往復したら、追い風の行きはリッター50kmをたたき出して、向かい風の帰りはリッター10kmだった」

「稚内では鯉のぼりがよく売れる。なぜなら一週間外で泳がせると翌年は使い物にならなくなるから」

 風の強い日常を揶揄しながら楽しむ、「風にまつわるホラ話」募集をすると面白いんじゃないかなあ。 

 
       ◆ 

 風が強いと鯉のぼりは元気がいいですね。そんな動画を撮影してアップロードしました。
 
 【稚内の鯉のぼりは元気が良い】https://www.youtube.com/watch?v=echGbX0rQGg&edit=vd

コメント
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