北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

たんすケータイあつめたい

2009-11-18 23:55:05 | Weblog
 ご家庭に、昔使っていた携帯電話が眠っていませんか。

 経済産業省が中心となって回収しようという事業が始まりました。名づけて「たんすケータイあつめタイ!」

 携帯電話を始め、パソコン関係の情報機器関連の基板などには金、銀やその他のレアメタルが含まれています。その量はかなりなもので、鉱山から金を取り出そうと思うと、一トンの鉱石から数十グラムくらいなものが、これらの基板からは一トン当たり数百グラムもの金が取れるのだそう。こうなるともはやこれらの情報機器リサイクルは「都市鉱脈」とも呼べる貴重な資源になっています。

 携帯電話も陳腐化が激しくて、売れない機種もあれば使っていても2年くらいで買い替えのサイクルがあると不要な電話がどんどん増えます。

 こうした使わない携帯電話が増えるために、貴重なレアメタル資源が枯渇したり高騰したりするのではないか、という懸念もありますが、逆に、今のうちにこうしたレアメタルを国内に輸入してしまえば、あとはそのリサイクルでかなりの部分を調達できることになり、毎年外国から輸入する資源はほんの少しで済むようになる、という前向きな考え方もあります。

 日本はもはや自分たちの国内で使う分には十分な資源大国なのかもしれません。

 さて、そうなるとリサイクルのシステムが重要で、さらにそれを支えるのは国民の一人ひとりが「情報機器をリサイクル資源として再利用するのが当たり前」という考え方を醸成することです。

 そのためにまずはお題目を唱えているよりは実際にリサイクルに参加してもらおうというのが今回の「たんすケータイあつめタイ」の活動ということになるでしょう。

 今回のキャンペーンでは、使わない携帯電話を回収店舗に持ち込みます。大概の家電量販店なら大丈夫です。そしてそこで携帯電話に穴を開けて使えなくした上で応募券を受け取り、そこに書かれている応募先にネット上で情報を送ると抽選が行われます。ラッキーな当選者には商品券が届くというシステムです。

 新しく携帯電話を買ったときは最高5万円の商品券が当たる高額のコースに応募できますが、購入しない場合は千円の商品券が当るというコースに応募することになります。まあそれでもタダで差し出すよりは運試しもよいかも。


 私も使っていないのだけれどリサイクルに出すのもなんだか面倒くさいと思っていた携帯が一台あるので、これを使って今回のキャンペーンに応募してみようと思います。

 キャンペーンの応募受付は今月の21日から。携帯を新しく買うタイミングならば、高額のコースに挑戦してみてはいかがでしょうか。



http://tansu-keitai.jp/
コメント
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