北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

日本の職場風土は素敵

2009-11-04 23:40:57 | Weblog
 日本文化は海外でも「クール(Cool)!」だといって人気ですが、伝統芸能やアニメ、アキバ系などのサブカルチャーだけが好まれているわけでもないようです。

 台湾の女性が日本の職場マナーが素敵だ、と言っていましたよ。


---------- 【ここから引用】 ----------
【台湾ブログ】連帯責任、上司の指示…日本の職場マナーは素敵! 2009/11/04(水) 15:24
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1104&f=national_1104_022.shtml





  日本好きが高じて移住を決めた、台湾人女性ブロガー・千秋女王。無事就職も決まりOL生活を楽しんでいるが、台湾の職場事情との違いを肌で感じ、その思いをブログに書きつづっている。

  日本のアイドルに夢中になり、コンサートを見るために旅行を計画。旅行歴を重ねるうちに“日本に住みたい”と思うようになり、実行した千秋女王。台湾でのキャリアと日本語力をかわれ、日本企業で奮闘する日々だという。

  「台湾と日本の職場マナーは大違い! まず感動したのは、【職場でやることがなければ、自分で探せ】という精神。日本では、自分の仕事が終わると別の仕事を見つけるのが当たり前。何もない時は、他の部署を手伝うことも。仕事中にプライベートの用件を済ますのは、絶対にNG! 給料泥棒って言われちゃう」と述べ、「台湾のサラリーマンは任された仕事が終わると、おしゃべりするかティータイムを楽しむなどのんびりムード。

 日本では、そういったリラックスした雰囲気は見られない」と苦言。「仕事熱心な日本の風習が私は好き。日本人上司の下で働いている友人たちに聞いても、みんな同じ。自分のやるべき仕事が終わると他の仕事を探す、と言っていたわ」と伝えた。


  続いて【連帯責任制度】も絶賛。「日本は電話に出る時には名前を名のり、書類をファックスする時には署名する。他にも、仕事中は自分の名前を出して、責任の所在を明らかにしている。社員でもアルバイトでもそれは同じで、真摯な姿勢が素晴らしい。それから外部へ接触する場合、2人体制を取る気配りがある。私が送った荷物の受取人の名前が間違っていたので、怒られると思っていたら、同僚の確認サインがあり連帯責任として片づけてもらったわ」と経験談を述べた。

「台湾の職場は、自分のミスは本人の責任で処理。ミスした相手が取引先企業であっても、個人で責任を取らされることが多い。そしてミスがわかって収まると、その問題はすぐに終了。会社や部署で責任を取る日本は、検証したりいろんな人の意見を聞くので時間がかかる。台湾、日本、どちらがいいのか一概には言えないかも」と分析している。


  そして、千秋女王いわく、日本人の民族性と関係しているというのが【聞こえのいい命令文】。「上司が部下に仕事を頼む時、“~~をやってください”という命令口調ではなく、“~~をやってもらえますか”と丁寧にお願いする。その微妙な言い回しが理解できずに戸惑ったけれど、柔らかく伝えるのが日本のマナーらしい。

 上司なのだから、もっと命令すればいいのに…と不思議に思うけど日本では普通みたい。“お願いします”とまで言われ、本当に礼儀正しいと思った。台湾では、偉そうな態度の上司に命令ばかりされていたので、日本の職場は働きがいがある、と実感したわ。

 社長も上司も同僚も、すぐにお礼を言ってくれるし、仕事が終わると“お疲れさまです”と挨拶しあう。台湾人の私だけど、日本で仕事する方が向いていると思う」という千秋女王。「私が紹介しているのは私の会社のことなので、日本のすべての会社に当てはまるとは限らない。でも台湾と日本の職場事情の違いを見つけるのは、すごく楽しい。これからもブログで紹介していきます!」と文を結んだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 隣の芝生は青くて、自分たちにないものはうらやましく思いがちですが、「憧れの文化」の中にはこうした職場の風土なども入るんですね。

 最近の日本は権威主義的な風がめっきり影をひそめて、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の句を実践されるリーダーが増えてきました。

 みんなで決めたことを守ろう、というのが法治主義で、ひとたび権力を握った者が自分の思惑で物事を決めるのが人治主義。

 社会が人治主義から法治主義に移行して行くその度合いで近代化の度合いが測られるわけですが、まだまだいろいろなところでワンマンな人治主義も横行しているのが見受けられます。

 法治主義にあってなお、リーダーが頭を垂れるのが日本社会の良さなのではないかと思うのですが、そういう風土を見たことのない人がまだまだ世界には多いようです。

 日本に生まれて良かったー! 

コメント
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