北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

メルクスの川崎デビュー

2008-01-14 22:23:34 | Weblog
 寒いですねえ。部屋の中でウィンドブレーカーを着ています。しかしその寒さに負けずに、自転車に乗ってみようと思います。

 一応自転車で輪行が出来る体制は整ったものの、まだ組み立てやら分解などにまだ自信がありません。そこで、とりあえず宿舎の前の広場まで持ち出してみて、そこで組み立ての練習をしました。

 組み立てといっても、袋から取り出してはずしたタイヤを取り付け、袋をたたむだけです。袋がなかなか小さくなってくれなくて、これが一番難しいくらいです。なんとか自転車は組上がりました。

  

 組み立てたなら走るかどうかもチェックが必要。この近くの高石神社までお参りに行くことにしました。いよいよメルクスの川崎での走り初めです!

 しかし、このあたりは地図で見るとよく分からないのですが、ものすごく坂の多い場所なのです。しかもその坂が急勾配。高石神社はこのあたりの山の頂上にあるので、ものすごい坂を上ります。最後は自転車から降りて押して上がらなくてはならないほどです。ひー。

  

    ※    ※    ※    ※

 この高石神社は厄払いの神事が有名で、源義経に由来するとのこと。なんでも奥州征伐に行く途中に源氏の守り神である近くの八幡神社で厄払いを行い、無事に奥州を平らげて鎌倉への帰路についたのだそうです。それでその厄払いの神事の霊験は遠くまで知られるところとなったとのこと。

  

 境内ではなにやら人だかりの輪ができています。ほほう、地区の剣道連盟の子供達による奉納試合ですね。まさに日本の広場の原点は社寺の境内にあり、です。

 しかもこれは単なるイベントを広場で行っているのではなくて、日頃の成果を神様に見てもらうという意味で実に日本的な利用の仕方なのです。これは新年早々に良いものを見せて頂きましたよ。

 がんばれ!豆剣士たち!

   

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【番外編】大人の幸せ

2008-01-14 01:04:40 | Weblog
 昨日の「ふじのくに伝統文化祭」に参加したメンバーから、感想とお礼のメールが届きました。

 「明日もくるからね!」と言って喜んでいたおじさんが、二日目も来たそうです。よほど嬉しかったんですね、きっと。

    ※    ※    ※    ※

 今回の企画は「親子手打ち蕎麦体験」ということだったのですが、参加者は参加料金を払って一体何を得ることが出来たのでしょう。逆に言えば、我々の売り物は何だったのでしょう?

 参加している人たちを見ていると、蕎麦打ち自体をおもしろがっている人もいましたが、親御さんの多くは子供達が粉ととっくみあいをして熱中している姿を笑顔で見守っていました。

 携帯電話で記念写真を撮る人もたくさんいました。みんな蕎麦打ちというきっかけで笑顔や心の満足を買ってくれたのです。

 本当ならば食べてもらえればもっと幸せを振る舞えたようにも思いますが、食べてもらえないのならばその条件の下で最大限に幸せを提供するにはどうしたらよいか、と考えるのがサービス精神なのでしょう。

 石臼を見ながら興味津々で触りたそうにしている人がたくさんいました。日本人は結構恥ずかしがり屋なので、そうしたときに「触っても良いですか?」と声をかけられない人がいるものです。

 相手が(声をかけづらく思っているのではないか)と、こちらが思うところからサービスは始まります。そこからが幸せの売り場です。

「石臼を回してみませんか?」
「昔は粉ひきをされたんですか?」
「すごく手間がかかりますよねえ」

 そういう会話だけで会話が始まり、逆に教えられることもたくさんありました。幸せを振りまいているつもりで、幸せになっているのはこちら側でした。

 銭や鐘ではない、こういう大人の楽しみが分かるとイベントってなかなか止められないもんだなあ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする