goo blog サービス終了のお知らせ 

北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

免許更新と交通安全

2006-08-31 23:58:01 | Weblog
 夜自転車を走らせていると、市内の気温は21℃でした。涼しくなりました。

【免許更新】
 五年ぶりに運転免許の更新に行ってきました。場所は職場の近くの中央警察署でできたので、朝一時間の時間休をとるだけですみました。

 私はこの五年間に違反・事故はなかったので、優良ドライバーとして30分の簡単な講習を受けるだけで良かったのですが、五年に一度でも交通安全と交通事故について勉強できたのは意義深い事でした。

 北海道では、講習の際に全国で使われる冊子の他に道内だけで使われる講習教本が配られ、講習もこちらを使って行われます。

 昨年は交通事故死者数全国四位で、久しぶりに全国一位を返上した北海道ですが、油断は出来ません。北海道の交通事故の特徴は、交通事故件数は例えば平成17年では東京が8万件、神奈川県が6万件なのに対して北海道では2万8千件と件数では3~5割しかないのにもかかわらず、死者数は東京が289人、神奈川県が252人なのに対して、北海道では302人となっています。
 つまり北海道では致死率が高いのが大きな特徴です。

 それは北海道では平均の走行速度が都会よりも速いのが原因で、スピードが出ているために事故を起こしたときには死亡事故が多くなると言うわけです。

 死亡事故の類型別発生状況を見ても、東京都比べて北海道が多いのは正面衝突によるものです。

 東京では正面衝突死亡事故は全体の4%しかないのに、北海道では22.5%もあるのです。スピードが出ている同士の正面衝突では、ドライバーと同乗者が全員死亡するという事も珍しくなく、多くの死者が出る事故形態と言えます。

 しかも自分だけが気をつけていればよいのではなく、対向車が飛び込んでくるもらい事故でも重大な結果になるわけで、恐ろしい事故形態と言えます。

 正面衝突の原因は、起こす側としてはぼんやり運転、居眠り運転、速度の出し過ぎ、無理な追い越しなど多岐に亘ります。これらは運転手としての自覚に依るところが多いのですが、改めて自分の運転を振り返ってみるきっかけとなりました。

 また、こうした事故をもらわないためには、「防衛運転のすすめ」があるといいます。これは、いくら自分が正しい運転をしていても事故の被害者になる事がある、と言う前提の下に、いかにそのリスクを減少させるか、という視点です。

 それには、適正速度、危険な環境を認識して減速する、対向車に気を配る、「もし対向車が飛び出してきたら」を常に考える、うっかり・ぼんやり運転を改める…、などがあるそうです。

 たまにこういう講習を受けるのはよいものです。普段あまり気がつかなかった事を考えさせてくれますね。

 秋は行楽のシーズン。交通安全でまいりましょう。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする