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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

夏休みのキャンプ~天塩川を訪ねて

2006-08-11 23:33:17 | Weblog
 今日から夏休みをいただいて、道北天塩は中川町にあるキャンプ場でキャンプをするのです。夏はキャンプでリフレッシュ!

【ひたすらキャンプ場へ】
 私の場合のキャンプとはオートキャンプ。車に日頃使い慣れたキャンプ道具の数々を積み込んで、家族全員でキャンプを楽しむのです。

 幸いなことに、二人の娘たちもまだ「キャンプなら一緒に行く!」と言ってくれています。幼い時からキャンプへ連れて行ったことで、我が家にはアウトドアの思い出がたくさんあるのですが、そんな毎年を楽しいと思ってくれていることが嬉しいものです。
 
 今回は知人のSさん夫婦と、Sさんの義理の妹さんの三人連れと現地で合流をすることにしていて、賑やかで楽しいキャンプになりそうです。

 さて、今日の予定のほとんどは、まずはキャンプ場へ着くこと。

 札幌を出発して途中、旭川で上の娘をピックアップし、それから士別、名寄、音威子府と北上を重ねて中川町へと向かうのです。

 札幌を出るところまでは高速道路を利用するのですが、ETCを搭載しているので朝9時までに高速に入ってしまえば、100kmまでは通勤割引で高速代が半額になるというのが嬉しい特典。

 100kmと言えば、滝川ICまでが約96kmほどなので、一度ここで降りるのは面倒ですが、半額になるとなれば絶対に利用しない手はありませんよ。

 旭川では買い忘れたものを調達して、いよいよ北上開始です。天気も良くて、快調なドライブを楽しむことができました。好調なスタートです。

    ※    ※    ※    ※

 さて、中川町にあるナポートパーク・オートキャンプ場は、北海道オートリゾートネットワーク協会に加盟しているオートキャンプ場の中では、利用率がワースト3に入るという残念な状況なのだそうですが、私にとっては大のお気に入りのキャンプ場の一つです。

 なにしろサイトは広いし、施設は豪華ではなくともそれなりに充実しているし、すぐとなりにポンピラ温泉ホテルがあって、キャンプ場宿泊者ならば一回400円の入場料で何度でも温泉が楽しめるというサービスの良さがウリです。

 おまけにキャンプ場ではカヌー体験も申し込むことができ、北海道遺産でもある天塩川のカヌー下りを存分に楽しめるのです。

 ここでは昨年も3泊4日を過ごして、ここをベースにしてカヌー、稚内へのドライブなどを存分に楽しみました。毎日移動を繰り返すようなジプシーキャンプもありますが、じっくりベースを作って、そこから日々近くを楽しむのが私のやり方です。

 中川町は人口が2100人ほどの小さな町で、宗谷本線の中川駅周辺に住宅やお店が集まっています。キャンプでは地元のお店で買い物をするというのがある種のマナーとも言えますが、ここのエーコープで買い物を三日もすればもう地理感も生まれて立派な故郷感覚が養われるというものです。

 そんなわけで今年もいくつかある故郷に帰ってきたというわけです。

    ※    ※    ※    ※

 今回中川町を訪ねるにあたっては面白いことがありました。仕事でときどきお付き合いのあるKさんという方が昨日私を訪ねてきて、「夏休みはどうするのですか?」と訊くのです。

 私が「明日から天塩中川町で3泊のキャンプですよ」と答えると、
「中川町ですって!私は昨日までそこにいてオートリゾートや地域の仕事をしてきたところですよ。明日から中川町を訪ねるんだったら是非SさんやHさん、そうそうあの人にも会ってもらった方がいいなあ…!」と興奮気味。

「あのう、仕事に行く訳じゃないですから…」
「いや、こんなことは滅多にないからね!そうだ私からも向こうに電話しておきますよ、『札幌から人が訪ねて行くのでよろしく』ってね!」

 確かに現地の方々を紹介してもらえるというのはありがたい話ですし、なにしろ
こんな形で現地の人達との間を取り持ってもらえるというのは、偶然ではなくなにかしら必然性を感じます。
 何か出会いの予感がするではありませんか。

 そして案の定、現地でSさん夫妻と合流し、バーベキューを始めた頃に、地元の道の駅を管理している地元の会社の社長のSさんがキャンプ場を訪ねてきて下さいました。

 お互いに紹介してくれたKさんのことで話が弾み、その後は地元のお話をたっぷりと聞かせてもらうことができました。

 思わずSさんと一緒に地元の事情を伺う仕事モードになってしまいました。家族にはちょっとすまなかったけれど、面白い時間を過ごせたのでした。

 出会いはどこにでも転がっているようで、しばしば必然の様相を呈するものです。そんなときこそ畏れずに「なだれ込む」気持ちを持ち続けたいものです。
 やっぱり旅には出会いがつきものです。

 そうそう、添付の写真は音威子府を過ぎて中川町へ行く途中にあった「北海道命名の地」の碑です。安政四年松浦武四郎は天塩川の源流部までを船で上り、帰りに川を下った際に、この地で地元のアイヌの長老アエトモに会い、アイヌの人たちが自分たちの事を「カイ」と呼んでいるということを知りました。
 
 このことが後の「北カイ道」へと繋がっていったのです。まだまだ知らない事は多いものです。
コメント
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