駒子の備忘録

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WELCOMEピガールって来ました!~月組初日雑感

2020年09月26日 | 日記
 宝塚歌劇月組大劇場公演『WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲』初日と2日目11時を観劇してきました。
 月組は2月末に別箱公演がふたつバタバタと終わって以来、再開まで一番間を置く組になってしまいました。でもこれで一応全組が公演再開、今公演も5列目までは空けていましたがあとは市松配席をやめて全席販売、立ち見も出ていて、少しずつ劇場にかつての日常が戻りつつあるように感じました。次はオケに戻ってきてもらいたいですね…!
 これは本来なら春の初舞台生公演、そしてオリンピックイヤーを寿ぐ演目だったのでしょう。時期外れとはなりましたが、地味な珠城担としてきっちり初日参戦させていただきまして、結果的には大正解! 意外や(オイ)、とても楽しく仕上がっている二本立てだと感じました。まだまだチケットあるようですので、みなさま万全の感染対策をしてぜひ劇場へ! 初舞台生たちもキラキラとがんばっていましたよー!!
 以下、ネタバレありで感想とごく簡単なダメ出しを語らせていただきます。箸にも棒にもかからないので語ることなどない、というわけではなく、またネチネチ語らないとどうにもならない、というのでもない。総じて楽しく、でもあとちょっとだけ言いたい、という感じです。なので私も機会を見て、チケットを追加したいと思っています。東京友会でいっぱい当てたい…!
 ちなみに、お友達の手配のおかげで新タカホにも泊まってきました。スタンダードツインはスペース的にはコンパクトでしたが、バストイレ別なのがいいしとにかく新しくてピカピカで快適、テレビもデカい(^^)。私はすーさんには会えませんでしたが、お友達は遭遇したとのことでした。早くここでお茶会やDSが開催される日々が戻りますように…!

 さて、植Gの和物ショーは(今までイロイロいろいろありすぎたのでやはり植田先生とは呼べない…)玉さま監修ということもあるのか、はたまた楽屋での密を避ける事情もあるのか、一場面がいずれも長くゆったりめで、総じてあまりガシガシ踊ってはいない印象のゆるやか和物ショーでした。でもバリバリのクラシックに乗せた日舞、というコンセプトはとてもわかりやすく、何度歓迎されるんねんという主題歌のウェルカム押しも愛おしく、45分というコンパクトさもあって実にスッキリ楽しく観られました。
 初日は開演アナウンスへの拍手はもちろん、プロローグ終わりの鳴り止まぬ拍手が本当に胸アツでした。そこからの初舞台生口上はいつもの黒紋付に緑の袴ではなく、すみれ色のお着物の舞妓さんふう。組長るうちゃんのご挨拶にも、初舞台生のご挨拶にも公演延期や中止期間に触れた言葉があり、なかなか異例にも感じましたがこれこそがリアルだとも思いました。団歌や「♪清く正しく美しく」ではなくここでもショー主題歌が歌われましたが、アナタたちこそがウェルカムだから!と熱烈に手拍子しましたねー。106期生に幸多からんことを祈ります!
 あとはサブタイトルどおり雪、月、花の場面と続きます。雪のミエコ先生場面にはからんちゃん、ぐっさん、蘭くんと日舞巧者が絡むと聞いていたので期待していたのですが、「幻」として通り過ぎるだけやないかーい!とはつっこみたくなりました。あと、ミエコ先生がグラついたりたたらを踏んだりすると振付なの?アクシデントなの?と心配になってしまうという…ともあれご卒業まで無事に完走してくださることを祈っています。日舞がよくわかっていない、つまらない観客で申し訳ない…しかしあの赤い鳥居のセットには『白鷺』再び!?となった宙担のキモチも少しは察していただきたいものです。あ、さち花姉様のカゲソロが絶品でした。
 ここがヴィヴァルディ「四季」の「冬」で、月はベートーヴェンの「月光」、花はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「花のワルツ」とホントーにベタベタなのですが、まあわかりやすくていいかなと思いました。インバウンドで外国人観光客を見込んでいたのなら悪くないコンセプトだったかなとも思います。しかし月の場面、生徒の顔が見えない衣装はヤメロとことあるごとに言ってきたのにまた…!と怒りで席を立ちかけましたが、次のくだりでは下級生もちゃんと顔出ししていてよかったです。そしてアレは究極のフェイスシールドだったのでは?というつぶやきをのちに見て、和みもしました…ここのフォーメーションは2階席から観るとより綺麗かも。ただ、やはりちょっと長すぎる印象はありました。
 なので、次のれいこおだちんの花の場面が楽しかったかな。おだちんが「鏡の男」で、最初はれいこと鏡写しで動き、やがて率先して踊り出し…という場面で、引き抜きもあって実に良き、でした。
 そしてフィナーレ、綺麗にまとめていて良き、でした。
 話は戻りますが、やはりチョンパはいいですね! 初日、私は実質3列目になる8列目サブセンのお席をいただいていたのですが、全然気配を感じなかったので本舞台チョンパかなと思っていたのですよ。そうしたらズラリ銀橋で、もうテンション上がりました! あ、ABで役替わりとなるプロローグの歌手も、今回はおはねちゃんと静音ほたるちゃんでしたが、ホント絶品でした!! Bパターンも観たいなあ。そうそう、お着物もメインどころはちゃんとお金がかけられている感じなのがよかったです。シャベ化粧もみんながんばっていて、事故はない印象でした。るんるん踊っているさくさくが可愛かったなー! 大満足の前物でした。

 そしてシェイクスピア『十二夜』原作ながら、ベル・エポックのバリに舞台を移しちゃった『ピガール~』です。珠城さんに二役、男女逆転ものをやらせたいな、とか『ミッドナイト・イン・パリ』をやりたいな、とかだけだったんじゃなかろうなハラダ、という邪推は未だに残る私です。というかこれまで何度も原田先生には「次はダーイシに習ってダーハラって呼ぶからな!?」と思わせられてきた人間としては、なかなかそう簡単には認めづらいのですよ…しかし、今回は、いい。コメディは、いい。ラブコメは本当に、いい。この多幸感、大団円ハッピーエンドからのフィナーレ突入は、たまらん…! ビバ初舞台公演!ハッピーは正義!!と、認めざるをえません。楽しい、幸せな演目でした…!!
「『十二夜』より」と謳っているのだから、珠城さんの男女二役というのはネタバレでもなんでもないんだと思います。『十二夜』というのは男女の双子、セバスチャンとヴァイオラが遭難して、ヴァイオラが男装して兄の振りをしてオーシーノーに仕え、恋をし、オリヴィアに惚れられてしまう、という喜劇です。宝塚歌劇でもかつてタニちゃんオーシーノーで上演されましたが、本来の主役はやはりヴァイオラなのかな? 私は実はシェイクスピア作品としてのこの戯曲の舞台を観たことがないので、よくわかっていませんすみません。とりあえず、戯曲が書かれた当時は女優というものが存在せず(懐かしいですね『Shakespeare』!)、女性キャラクターは若い男優が演じていたということですから、ちょうど今の宝塚歌劇の逆のような性別逆転があって、それ込みで楽しく観られていた演目なのでしょうね。なので、珠城さんが主役で男女二役なんでしょ?というのは普通はすぐ察せられるのですが、ハラダがジラすから…!
 実際には、ポスターやプログラムの珠城さんは若干フェイクで、こういう系統の色気を持ったこういうキャラクターはこの物語世界にはいないわけです。珠城さん自身は、器用で気持ち小柄で男女どっちも上手くできちゃうこっちゃんとか、もっと早くに娘役に転向していたら歴史がイロイロ変わったね?という中性的なみりおとかとはタイプが違って、別に中性的でもフェアリータイプでもなんでもない(もちろんファンには「可愛いみきちゃん」が常に見えているのですが、それはそれとして)、むしろザッツ・マンな男役ですし、ヴァイオラにあたるジャンヌもハクハクしながら男装を頑張っている可愛い女子だからです。まあでも、このミスリードはなかなかおもしろいし、一定の効果もあるかなと思います。そして中性的な、フェアリータイプの男役トップスターにこの作品、この役を振らなかったのも正しいと思う。ジャンヌ役が女子としてあまりにも上手く似合ってハマっちゃうことは、宝塚歌劇の男役トップスターとしては微妙な事態になるからです。卒業してすぐくらいのキムが外部でやったヴァイオラが絶品だったそうですが、それが理想の形かもしれませんね。ただ、キャラクターのアイデンティティとしてはあくまでジャンヌで、ジャックは男装した仮の姿の名にすぎないのだから、プログラムなどの表記はジャンヌ/ヴィクトール、とした方が正しいし、いいのではないかとも思います。
 開演5分前から客席にはノスタルジックなシャンソンが流れ、開演アナウンスと平行して記者たちがわらわらと花道に現れ、ちなつウィリーとその妻さくさくガブリエルが取材されるところから物語は始まります。こういう導入は本当に原田先生はお洒落に作りますよね。でもここでも、記者の口を借りてガブリエルの美貌についてはもっと言及しておいた方がいいと思います。宝塚歌劇には基本的に美男美女しかいないので、そこは台詞で説明しておかないと伝わらないのです。
 そのあと、パリ市民がベル・エポックを歌い、ジャンヌの登場…となるわけですが、私としてはここではまずヴィクトールの珠城さんを登場させた方がいいのではないか?と提案したいです。珠城さんは男役なのだから、男性キャラクターのヴィクトールこそが本役なのだ、とした方がいいのではないか?と思うからです。最終的にガブリエルと結ばれるのも彼なので、それでトップコンビがカップルになる正しい形となるからです。珠城さんヴィクトールがからんちゃんロートレックを相手に、腹違いの妹ジャンヌをパリに探しにやってきたこと、彼女が自分とお揃いの、親の形見のペンダントを持っていることを語り、引っ込んで、そのあと再度、珠城さんが現れる。観客はこれがジャンヌかと思う、ただし何故か彼女は男装をしている、しかし身のこなしはどこか女性のもので、偽りの姿で云々と歌う…どういうこと?とお話に惹き込まれる、という寸法です。今の構成だと、ジャンヌが男装してジャックと名乗るまでの過去のいきさつがのちに語られるまでは、この状態のジャックの正体が観客にはわからず、珠城さんのせっかくの女の子走りとか懸命に男子ぶろうとする仕草とかの可愛さおもしろさを笑えなくて、もったいないです。観客があらかじめ設定を認知していることを期待するのは、作家の傲慢であり怠慢です。お客はノー知識でやってくるものと想定して、お話を展開させなくてはなりません。
 さて、その後、れいこシャルルの命で訪ねてきたジャックにガブリエルはグラリとくるわけですが、ここは『IAFA』ばりにピンクのライトとかを当ててもよかったかもしれません。ジャンヌが男装しているジャックは、そんなわけでなんとなく中性的な、さわやかな魅力のある美形の青年になっていて、マッチョだったりギラギラした世の男どもとは違う妙なフェロモンが出ている…ということになっているのですが、基本的に全員が美女で演じられる宝塚歌劇ではそれを上手く表現できないので、台詞で言ったり演出を加えてあげないと伝わらないからです。もちろん、ジャック/ジャンヌがガブリエルの著書の良き読者で、新時代の女性マインドで共感するところがあり心が通じる…という描写はされているんだけれど、ガブリエルがクラッとくるのはぶっちゃけ第一印象のそのフェロモンなんだと思うので、ここはもっと言葉で説明が欲しいところです。それは、じゅりちゃんミスタンゲットがジャックにコロッとまいっちゃうところも同様ですし、ありちゃんレオ以下ムーラン・ルージュのダンサーズがライバル登場に色めきだつところでジャックが銀橋を渡るくだりなんかも同様です。もう少し台詞を足して、ピンクのライトを当てたい(笑)。
 そしてもう一息足りないのは、ジャックに扮したジャンヌがシャルルに惹かれる描写です。もちろん純粋に夢を追うシャルルの姿にジャンヌが心打たれるくだりはあるし、そこからせつない恋心を歌う場面もあるのですが、単純にもっとベタな、『AfO』ばりの壁ドンとか(笑)、なんかドッキリ素敵エピソードがあった方がわかりやすいし、ラブコメとして盛り上がったと思います。さらに言えば、新作レビューがアクシデントで失敗に終わった失意のシャルルがしょんぼり歌うくだりでも、ジャックの励ましが心の支えになっているとか、なんかあいつが可愛く思えて気になるとか、何かそういうラブの気配を入れておきたいところです。ところで意外に(オイ)ちゃんとしててダンサーに手を出さない主義なのはいいんですが、ちゃんと独身なんでしょうね? この時代のこれくらいの歳の男性は既婚がデフォな気もしちゃうので、安心材料を台詞でどこかに入れていただけると嬉しいです。
 さらにさらに言えば、話はちょっと戻りますが、その新作レビューでヴィクトールがガブリエルを見初めるくだりでは、彼もまた彼女の著書の読者であり、未来の花嫁には新しいタイプの女性を求めていたのだ、というようなことを言わせるよう追加したいです。でないとラスト、どうしても顔かよ金かよ!ってなっちゃうので。ま、ガブリエルは面食いとまでは言わないまでも惚れっぽいところがあるのかもしれないし、だからウィリーともコロッと結婚しちゃったのかもしれないし、そういう変わり身の早さ、軽やかさって魅力のひとつで、別に責められるべきものではないんだとは思うんですけれどね。
 そう、原田先生がガブリエルに言わせるフェミっぽい台詞がすべていちいちごもっともで、まったくもって素晴らしいんですよ。それに共感するジャンヌも可愛いし、「性別なんて関係ないわ!」となるならジャンヌとガブリエルのユリでよくない?となりかねなくなっちゃうんです。そもそも全員女性でやっている芝居ですし、史実ではガブリエルはバイセクシャルだったそうですしね。でも一応は異性愛決着にする以上、もっと細やかなフォローが必要です。ヴィクトールはジャンヌ/ジャックと同じ顔、同じ声であるのみならず、そして財産半分を妹に譲ってもまだありあまるほどのお金持ちであるだけでなく、ウィリーら旧弊な男どもとは違った心の広さと優しさを持った男性で、ガブリエルの仕事や生き方をも認めてくれそうだから彼女も心惹かれたのだ…としてほしい。そしてシャルルの方は、ジャックに対して可愛いけど男だぞ?同性だぞ?とブレーキをかけていたのが、女性だとわかって安心して…という言い方はアレなんだけれど、まあそういうことでこちらはこちらで上手くまとまる、という流れだとベストなわけです。
 だから本当は、もし冒頭を珠城さんヴィクトールで始めるなら、ここも珠城さんにはヴィクトールをやらせてガブリエルとくっつかせて、ちょいちょいダミーをやってきた蒼真せれんくん(東京のプログラムではちゃんと記載してあげていいと思います)がここではジャンヌに扮した方が正しいのかもしれません。でもここが宝塚歌劇の困ったというかおもしろいところで、ここはみんなたまれいこのキスシーンを観たいんですよね。というかその方が盛り上がる(笑)、だから今の形で正しいのでしょう。せれんくんの方が珠城さんより背が高いので兄のヴィクトールに扮しやすい、というのもありますしね。ただ、まゆぽんマルセルがヴィクトールの胸を触って性別を確かめるのは下品だし、早めに演出変更してやめた方がいいと思います。胸の有無で女性を計ることを、あるいは判定することを不快に思う女性観客も多いと思いますしね。本当ならドラマ『半沢直樹』の黒崎さんよろしく、股間をつかむ方がよほど判定しやすいだろうと思うんだけれど、男性作家にはそういう発想がなかなかないんだよね。
 ジャンヌとシャルルのチューについては展開はえーな!ってつっこみはもちろんありますが、まあフランス人だし(これは差別というより偏見ですね)ハッピーエンドにまつわるサービスのオマケみたいなものなんで、いいのです。キャー!ってなって、多幸感ハンパないラストシーンが味わえて、下りる幕にニヤニヤ気持ち良く拍手ができて、サイコーですよね!
 というか、要するに珠城さんジャンヌが可愛いんですよコレがキモなんですよ! 肌がいつもより白くて眉が細くて頬がピンクでタイツのふくらはぎがほっそりしていてベスト姿になるとお尻がプリッとしている。なよなよしているのとは違う、変に声が高くなったりもしていない、でも女子が出ちゃうときの演技がちゃんと女子。そして乙女な恋心をせつせつと歌っちゃったりする…キュートです、ラブリーです! オカマっぽくなって笑わせるようなことはない。そこがいい。そういう意味では男役トップスターがスカーレットとして『風共』の主役を張るようなもので、ヴィクトールをメインとするにそこまでこだわらなくてもいいのかもしれません。ここにきてまた新しいことをやらせようとする原田先生、やりおるな…!!

 おだちんの「恐ろしい子…!」っぷりは引き続き絶好調で、もしかしたら我々は超大型大物(笑)爆誕の過程を目撃しているのかもしれません。例えばまこっちゃんだって下級生のときからなんでもできて目立っていたけれど、でもこんなじゃなかった気がします。すごいスターさんだよなあ…
 前時代的なしょーもない男、という役まわりをさせられたちなつですが、これまた絶妙に上手くおもしろく、まあファンはもっとカッコいい姿が見たいのかもしれませんが(それはれいこも、おだちんも同様かもしれませんが)、全体としてはとてもバランスが良く、よかったと思いました。るうちゃん、からんちゃんやヤスがいい仕事をしていて、ありちゃんやるねっこ、れんこんは役不足かな。まゆぽんもホントはもっとできるけどね。うーちゃん、ペルシャやぱるも、あるいはゆりちゃんも、まあこれくらいの使われ方で仕方ないかという感じで、下級生を半分に減らしていることもあり、役が少なくて梅芸とかでやってそうな別箱公演にも見えるかな、というのはちょっと残念でした。
 娘役もカンカンでガンガン踊ってはいるけれど、じゅりちゃんはニンではない気がするし、くらげもゆいちゃんももうちょっとなんとかならないの…?とは思いました。蘭世くんはやっと娘役化粧がいい感じになってきて、赤髪で目立っていて可愛かったですけどね。あとははーちゃんがごく短い出番でもさすがに上手かったです。
 フィナーレの歌唱指導がありちゃんで、それでバランスを取っていたようにも見えました。まあ辛抱の時期かなあ…
 舞台が空に見えないようにするためか、ちょっと装置が常にゴタゴタ置かれている印象でしたが、色合いがスモーキーでいい味を出していたのはよかったです。ムーラン・ルージュのレビュー場面で、舞台の奥の壁を鏡にして客席を映したのもとてもよかった。原田先生はこういうところが本当にお洒落ですよね。
 フィナーレも手堅く、よかったです。デュエダンはもうちょっと踊ってほしかったかなー。エトワールもそろそろさち花じゃないだろうとは思ったかなー。白とスモーキーなピンクとブルーのトリコロールになった絵面は本当に素敵で、シャンシャンのシャンシャンもとても素敵でした。
 これからさらにテンポが良くなり緩急がついて、小芝居が増え深みが増していくことでしょう。Bパターンも違ってくるかもしれません。演目の進化が楽しみです。お茶会があれば、こういう作品はそれぞれの役作りとかお稽古の苦労話とか、いろいろ聞けてさらに楽しかっただろうになあ…でもまずは、ご安全に、事故なく、千秋楽まで無事完走してくれることを祈っています。
 初日カテコの珠城さんは本当にリラックスしていて楽しそうで、よかったです。こちらもほっとしました。先日、卒業の日が確定しましたが、あと一年弱、充実した日々を送れますように。こちらも深く、お祈りしています。






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