「不運な屋敷」…ロンドンの高級住宅街メイフェアの、ある屋敷はそう呼ばれていた。何故かその屋敷を借りると、借り手はみな不幸に見舞われるのだ。そこで働く使用人たちも、喜劇役者のような執事、行かれる料理人、気取り屋の従僕とくせ者揃い。そんな悪評を知らずに屋敷を借りたフィオナという美しい娘と後見人が、花婿探しのためにやってくる。彼女は貴族と結婚するために社交界にデビューする気らしいのだが、ぼんやりしていて何を考えているかわからない娘で…?
お屋敷と使用人たちがシリーズ・キャラクターで、借り手たちは入れ替わっていくという連作中編シリーズの、アタマ2作を収録した文庫でした。
『ダウントン・アビー』ブームに乗って売られている感はありますが、執筆自体はそれより以前のものだとのこと。
それはともかく、なかなか楽しく読みました。社交シーズンの在り方とか、どれだけ西欧文学を読んでいても今ひとつわかっていないことも多いので、いろいろなことが知れて楽しかったです。
フィオナは「能ある鷹は爪を隠す」といったキャラでなかなかおもしろかったですが、2作目のヒロインはチャーミングさにやや欠けたかな。
シリーズが進むごとに使用人たちも成長したり変化したりするのかな? 追っかけるほどではないけれど、ちょっとは覚えておこうと思います。怒りんぼだけどやたら腕のいい料理人が好きでした(^^)。
お屋敷と使用人たちがシリーズ・キャラクターで、借り手たちは入れ替わっていくという連作中編シリーズの、アタマ2作を収録した文庫でした。
『ダウントン・アビー』ブームに乗って売られている感はありますが、執筆自体はそれより以前のものだとのこと。
それはともかく、なかなか楽しく読みました。社交シーズンの在り方とか、どれだけ西欧文学を読んでいても今ひとつわかっていないことも多いので、いろいろなことが知れて楽しかったです。
フィオナは「能ある鷹は爪を隠す」といったキャラでなかなかおもしろかったですが、2作目のヒロインはチャーミングさにやや欠けたかな。
シリーズが進むごとに使用人たちも成長したり変化したりするのかな? 追っかけるほどではないけれど、ちょっとは覚えておこうと思います。怒りんぼだけどやたら腕のいい料理人が好きでした(^^)。
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