東京宝塚劇場、2013年1月13日マチネ、16日ソワレ。
春の台湾公演試演会を兼ねた三本立て。
和物ショーの作・演出は植田紳爾。サブタイトルは「序破急」で、15分ずつの三場面立て。
海外公演向けの和物という企画意図は理解していますし、自分に日舞を見る素養が欠けていることもわかっていて、それでもあえて言いますが、長い。
せめて10分ずつの30分のショーにしてほしいし、もっと言えば「破」の場面はカットしてほしいです。
「序」はいわゆるさくらのボレロの場面なのですが、チョンパで始まらないので「わああ!」というインパクトに欠けるし、だんだんとクレッシェンドしたいのかもしれませんが、だらだらしていて盛り上がりに欠けます。
いっそ二度目の引き抜きのあとだけくらいでもいいぐらいだわー。
「急」の場面も、衣装風俗が「序」と似ているのが気になりました。和物、着物ったってもっといろいろあるじゃん、同じ若衆と姫でいいの? もったいない…と不満。どうせならこちらは江戸時代のものにするとか、工夫がほしかったです。
そして「破」は…どんなに本格的な声明だとしても、男声というのが宝塚歌劇の舞台にはいかにもそぐいませんでした。あと、音階というかがおもしろすぎて、ありがたがる素養がこちらにないだけなので無礼千万の発言でしょうが、しかし楽しめなかった。そしてとにかく長い。
その後の歌の歌詞もシュールすぎますし、それが仏教の教えを反映しているのだとしても、観客である一般市民にそこまでの宗教心はないと思うので、ただひたすらポカーンとしてしまうワケですよ…
そして、声明をジェンヌに歌わせなかったのが女人は穢れているからとかなんとかいう理屈ゆえのものだったとしたら、彼女たちに菩薩だの大日如来だのを演じさせるのはどうなの?ってことですし、それをみんなが拝む構図がもうむず痒くてやりきれない。現代の日本人は意外とこういう偶像崇拝が無理なんだと思うんですよ。
加えて、タカラジェンヌとそのファンって、スターに対してちょっと狂信的なところとかが新興宗教と紙一重なところがあると思うんですよ、ぶっちゃけ言って。その事実をつきつけられているようで、観ていてとても居心地が悪いです。
ましてこれをアジア圏の外国の観客に見せていいの…?
ホント怖い、やめてほしい。マジでそう思っています。
演じ手としてはまっかぜーの美しさにビビりました…
そしてしゃべ化粧ではアルカイックスマイルくらいがいいのだと思うのだけれど、ベニーはにんまりしすぎだと思いました。
40分のお芝居は作・演出/小柳奈穂子。
前作よりさらに学芸会感が増してしまい、たわいなくなってしまいましたが、まあご愛嬌、のうちかな。
しかし抜擢と騒がれたルーチェ役の礼真琴ですが、私には下手すぎて見えてびっくりしました…とっぱしの銀橋ではみっきーの上手さだけが目立っていたし、ヒールが高いのか心もとない歩き方も美しくなかった…
まさこもダイコンさが目立った気がする…(ToT)はるこが変わらず可愛かったのが救いかなあ。手厳しくてすみません。
ショーは作・演出/藤井大介。定番でいいですが、近いショーのお衣装を使いまわしすぎです!
プロローグの歌い継ぎは本当にひどくて、今の星組は本当に耳に優しくないよね…まさこのとかなんの呪文かと思ったもん…(ToT)
ホワイト・アリエスのねねちゃんにはデレました。でも膝が意外に美しくなかったのが残念。脚は綺麗なんだけど~。
おひつじ座のまっかぜーはまあまあがんばっていたのではないでしょうか。
ふたご座のベニーは芸達者なのはわかるけど、二番手スターとしてはやはりやらせすぎだと思いました。
かに座はキャンサーになってからのねねちゃんのお衣装が、胴が余っていて心配でした。痩せすぎないでね!
しし座のまさこはちょっとよかったかな。
中詰めのスターメドレーはオールドファンには大喜び場面でした。まっかぜーの「サジタリウス」久々に聞いたよこの曲!って感じでしたし、ねねちゃんの「セ・マニフィーク」のパンチは本当に効いていました!
その後のてんびん座のジュンコさんメインのゴスペルは唯一耳に優しい場面。さそり座のチエちゃんソロダンスももちろんよかったです。
いて座の場面は大介ショーにありがちな祈り・再生テーマ場面でうーん…
やぎ座のヤングスター銀橋渡りでは、わかばちゃんはもうこのクラスじゃないだろう!と思いました。
みずがめ座で娘役を侍らせるベニーになんの色気も感じられなかった…大丈夫なのか?
うお座はデュエットダンス、円熟味が出てきましたね。
背負い羽は華やかでパレードはやはり盛り上がりましたが、台湾でこれをまた観るのかと思うとちょっといろいろと…まあブラッシュアップされるというのでそれに期待!
春の台湾公演試演会を兼ねた三本立て。
和物ショーの作・演出は植田紳爾。サブタイトルは「序破急」で、15分ずつの三場面立て。
海外公演向けの和物という企画意図は理解していますし、自分に日舞を見る素養が欠けていることもわかっていて、それでもあえて言いますが、長い。
せめて10分ずつの30分のショーにしてほしいし、もっと言えば「破」の場面はカットしてほしいです。
「序」はいわゆるさくらのボレロの場面なのですが、チョンパで始まらないので「わああ!」というインパクトに欠けるし、だんだんとクレッシェンドしたいのかもしれませんが、だらだらしていて盛り上がりに欠けます。
いっそ二度目の引き抜きのあとだけくらいでもいいぐらいだわー。
「急」の場面も、衣装風俗が「序」と似ているのが気になりました。和物、着物ったってもっといろいろあるじゃん、同じ若衆と姫でいいの? もったいない…と不満。どうせならこちらは江戸時代のものにするとか、工夫がほしかったです。
そして「破」は…どんなに本格的な声明だとしても、男声というのが宝塚歌劇の舞台にはいかにもそぐいませんでした。あと、音階というかがおもしろすぎて、ありがたがる素養がこちらにないだけなので無礼千万の発言でしょうが、しかし楽しめなかった。そしてとにかく長い。
その後の歌の歌詞もシュールすぎますし、それが仏教の教えを反映しているのだとしても、観客である一般市民にそこまでの宗教心はないと思うので、ただひたすらポカーンとしてしまうワケですよ…
そして、声明をジェンヌに歌わせなかったのが女人は穢れているからとかなんとかいう理屈ゆえのものだったとしたら、彼女たちに菩薩だの大日如来だのを演じさせるのはどうなの?ってことですし、それをみんなが拝む構図がもうむず痒くてやりきれない。現代の日本人は意外とこういう偶像崇拝が無理なんだと思うんですよ。
加えて、タカラジェンヌとそのファンって、スターに対してちょっと狂信的なところとかが新興宗教と紙一重なところがあると思うんですよ、ぶっちゃけ言って。その事実をつきつけられているようで、観ていてとても居心地が悪いです。
ましてこれをアジア圏の外国の観客に見せていいの…?
ホント怖い、やめてほしい。マジでそう思っています。
演じ手としてはまっかぜーの美しさにビビりました…
そしてしゃべ化粧ではアルカイックスマイルくらいがいいのだと思うのだけれど、ベニーはにんまりしすぎだと思いました。
40分のお芝居は作・演出/小柳奈穂子。
前作よりさらに学芸会感が増してしまい、たわいなくなってしまいましたが、まあご愛嬌、のうちかな。
しかし抜擢と騒がれたルーチェ役の礼真琴ですが、私には下手すぎて見えてびっくりしました…とっぱしの銀橋ではみっきーの上手さだけが目立っていたし、ヒールが高いのか心もとない歩き方も美しくなかった…
まさこもダイコンさが目立った気がする…(ToT)はるこが変わらず可愛かったのが救いかなあ。手厳しくてすみません。
ショーは作・演出/藤井大介。定番でいいですが、近いショーのお衣装を使いまわしすぎです!
プロローグの歌い継ぎは本当にひどくて、今の星組は本当に耳に優しくないよね…まさこのとかなんの呪文かと思ったもん…(ToT)
ホワイト・アリエスのねねちゃんにはデレました。でも膝が意外に美しくなかったのが残念。脚は綺麗なんだけど~。
おひつじ座のまっかぜーはまあまあがんばっていたのではないでしょうか。
ふたご座のベニーは芸達者なのはわかるけど、二番手スターとしてはやはりやらせすぎだと思いました。
かに座はキャンサーになってからのねねちゃんのお衣装が、胴が余っていて心配でした。痩せすぎないでね!
しし座のまさこはちょっとよかったかな。
中詰めのスターメドレーはオールドファンには大喜び場面でした。まっかぜーの「サジタリウス」久々に聞いたよこの曲!って感じでしたし、ねねちゃんの「セ・マニフィーク」のパンチは本当に効いていました!
その後のてんびん座のジュンコさんメインのゴスペルは唯一耳に優しい場面。さそり座のチエちゃんソロダンスももちろんよかったです。
いて座の場面は大介ショーにありがちな祈り・再生テーマ場面でうーん…
やぎ座のヤングスター銀橋渡りでは、わかばちゃんはもうこのクラスじゃないだろう!と思いました。
みずがめ座で娘役を侍らせるベニーになんの色気も感じられなかった…大丈夫なのか?
うお座はデュエットダンス、円熟味が出てきましたね。
背負い羽は華やかでパレードはやはり盛り上がりましたが、台湾でこれをまた観るのかと思うとちょっといろいろと…まあブラッシュアップされるというのでそれに期待!
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