駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

『トスカ』

2024年07月22日 | 観劇記/タイトルた行
 新国立劇場オペラパレス、2024年7月19日19時。

 原作/ヴィクトリアン・サルドゥ、台本/ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ、作曲/ジャコモ・プッチーニ。指揮/マウリツィオ・ベニーニ、演出/アントネッロ・マダウ=ディアツ、美術/川口直次、衣裳/ピエール・ルチアーノ・カヴァッロッティ。
 トスカ/ジョイス・エル=コーリー、カヴァラドッシ/テオトール・イリンカイ、スカルピア/青山貴、アンジェロッティ/妻屋秀和。

 過去に観たものではこちらこちらなど。
 今回も安定のB席、3階最前列センターブロック上手寄りで、十分に堪能しました。
 1幕はやや眠かったのですが、2幕は俄然おもしろくて、やはりゲスのスカルピアが出てきてこそなのかもしれない…など思いました。あとは、今年いっぱい毎月月末に刊行される『新装版 動物のお医者さん』を楽しく買い集めているので、新装版ではまだその収録巻が出ていないのですがトスカ回のことをついつい思い出してしまい、おお空気椅子、ナイフがない、蝋燭が熱い…などニヤニヤして観てしまった、というのもあります。イヤすみません…
 しかしトスカがあまりに嫉妬深い女とされていることは解せないなー。オペラはミュージカルと違って現代解釈で改変するなどはしづらいから仕方ないんでしょうけれど、当時フツーだったのかもしれないこうしたミソジニー感は今となっては気に障りますよね…まあスカルピアのゲスっぷりもたいがいなんだけれどさ。
 歌手はみなさん押し出しも良く声はもちろん素晴らしく、楽しく観ました。「歌に生き、愛に生き」もとてもとてもよかったなあぁ、ピアニッシモまで綺麗に響いて…
 スカルピアはキャスト変更でしたが、まったく問題ありませんでした。満足!










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