駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

『桜の園』

2023年08月17日 | 観劇記/タイトルさ行
 PARCO劇場、2023年8月13日13時。

 サクランボの花が満開の5月、女主人ラネーフスカヤ(原田美枝子)がパリから久しぶりに屋敷に帰ってくる。帰還を喜ぶラネーフスカヤの兄ガーエフ(松尾貴史)、養女ワーリャ(安藤玉恵)、近くの地主ピーシチク(市川しんぺー)、老召使フィールス(村井國夫)。しかし一族の膨らんだ負債返済のため、8月に銀行が「桜の園」を競売にかけようとしていた。百姓の息子だったロバーヒン(八嶋智人)は今や実業家で、桜の木を切って別荘地として貸し出せば競売は避けられると助言するが…
 作/アントン・チェーホフ、演出/ショーン・ホームズ、英語版/サイモン・スティーヴンス、翻訳/広田敦郎。1904年モスクワ初演、1915年日本初演。世界中で上演され続けている戯曲。全二幕。

 他にトロフィーモフ(ペーチャ)/成河、アーニャ/川島海荷など。
 吉田秋生『櫻の園』は愛蔵していますが、舞台は初めて観ました。これでチェーホフ四大戯曲をすべて観たことになる、のかな?
 でも、なんかあまり刺さりませんでした…もとともと何が起きるとかいうタイプの舞台ではないし、せめてもっと積極的に好きな女優さんでのヒロイン役だったら、印象がまた違ったのかも。いつともどこともつかない衣装、小道具、セット(美術・衣裳デザイン/グレイス・スマート)なんかはおもしろいなと思いましたし、冒頭にチェーンソーを持った作業着姿の男性(永島敬三)が「シェリー」を「♪チェリー」と歌いながら舞台を横切って始まる演出など、おもしろいなとは思ったんですけれどね…(英題は『ザ・チェリー・オーチャード』なんだそうです)
 アフタートークつきの回でしたが、後ろに予定があり、見ずに出てきてししまったので、見ていたらまた何かが深まったのかもしれません。すみません…







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