映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年)

2021-09-26 | 【に】

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv14237/

 
 以下、映画.comよりあらすじ等のコピペです。

=====ここから。

 映画監督として成功をおさめたサルバトーレのもとに、老いたアルフレードの死の知らせが届く。彼の脳裏に、「トト」と呼ばれた少年時代や多くの時間を過ごした「パラダイス座」、映写技師アルフレードとの友情がよみがえってくる。

 シチリアの小さな村の映画館を舞台に、映画に魅せられたサルバトーレの少年から中年に至るまでの人生を3人の役者が演じる。アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭審査員特別グランプリなど、各国で賞賛を浴びた。

=====ここまで。

 「シチリアの小さな村を舞台に映写技師と少年の心あたたまる交流を、あふれる映画愛とともに描いた不朽の名作」だそうです。


☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。。.:*:・'☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。。.:*:・'☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆


 映画が好きだと自称し、こんなショボいブログまで書いているのに、“不朽の名作”と言われる“名画”で見ていない映画がいっぱいありまして、、、。本作もその一つ。今まで見なかった理由は特にないけど、強いて言えば、単純に“見たいと思わなかった……”ですかね。

 今回敢えて見る気になったのは、先日見たアルモドバル監督の『ペイン・アンド・グローリー』(2019)が、 “アルモドバル版『ニュー・シネマ・パラダイス』”なんて紹介されていたからです。『ペイン~』にすごく感動したというわけでもないし、内容も何となくは知っているんだが、これを機会に、“いまさら名画”と称して、ときどきあまりにも名画な映画をボチボチ見て行こうかな、と思った次第です。

 というわけで、“いまさら名画”第一弾です。

 ……でまあ、今までそそられなかったのは、やっぱり自身の嗅覚が機能していたんだな、と確認した次第。正直言って、本作の何がそんなに褒め称えられているのか分かりませぬ。本作がお好きな方、すみません。ここから先はお読みいただかない方が良いです。

 良かったのは、トトが子ども時代の前半3分の1くらい。青年以降は、なんだかグダグダ、、、、いや、グダグダ映画でも面白い映画はいっぱいあるんだが、すんません、度々眠くなりました。何度も巻き戻して見直しました。眠くなるってのは、大抵、自分にとってはツマンナイからなんだよね(寝不足とか、体調が悪いとか、ということもあるが、、、)。

 アルフレードはトトがあんな幼い頃に既にオジサンにカテゴライズされてよいような年齢で、亡くなったのが、トトがもう初老に差し掛かったような年齢であるということは、一体おいくつまで生きられたのか、、、? なんてことは、多分どーでも良いんでしょうね、この映画では。

 何がツマンナイのか、と言われましても、ツマンナイものはツマンナイのであって、立派な理由などないのだが、青年期以降は、トトの物語がすごく薄っぺらくなったかなと。恋をして、失恋して、故郷を離れて、成功しました! ってこれ、トルナトーレの自伝的な映画なのか? と思いきや、そういうわけではなさそうだしね。

 自伝的な映画ならまあ、自慰映画ってことで、それもありかな、とは思うのだが。トルナトーレが33歳のときに発表された映画なんだよね、これ。つまり、撮影したのはそれより前だから、32歳かそれくらいでしょ? 随分、ジジくさい作品撮るんだなー、と、むしろ驚いたわ。

 アルフレードに強引に背中を押されて故郷を離れたトトだが、私はこういう“受身な生き方”をする人間にあまり魅力を感じない。不可抗力に押しつぶされる人と、流される人ってのはゼンゼン違う。トトは流されているとまでは言わないが、受身だよね、生き方が。美少女に猛アタックしたではないか、とツッコミが入るかもだが、自然消滅しているではないか、と一応反論しておきましょう。私は、フィクションの世界でもリアルでも、恋愛を“自然消滅”で終わらせる人が嫌いなのだ。

 トトは、だから女性関係にも主体性がなく、こんな人が一体、どんな映画撮ってんねん?って感じ。そんな素晴らしい作品が、こんな人の手から生み出されるものだろうか?

 印象に残ったのは、火事の直前、アルフレードが建物の壁に映画を投影するシーンくらいかな。

 有名なラストだけれど、あのキスシーン寄せ集めで感動する人が多いそうだが、、、すんません、何がそんなにイイのか分かりませんでした。一応、その意味は分かっているつもりだけど、、、あのキスシーンで知っている映画が多い人ほど感動する、ってみんシネに書いている人がいたけど、そういうものかね? 私は、2つ3つくらいしか分からなかったからかしら。

 本作には、3時間超えの完全版なるものがあるらしいが、そちらは本作とはかなり違うようだ。話が違っている、、、というみんシネでの書き込みも見たし。けど、そっちを見てみたいとは全く思わないので見ません。

 ……というわけで、どれほど世間で名画といわれていようが食指が動かない映画ってのは、何かしら勘が働いているのだと確信したので、この企画、1本で終わっちゃうかもです、、、。ごーん。いや、見たいなぁ、と思いながら見ないまま来てしまったという映画も少なからずあるから、続けられるかな??

 

 

 

 

 

 

 

少年トトは可愛かった、、、。
  

 

 

 

 ★★ランキング参加中★★


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アフガン零年(2003年) | トップ | マスターズ&スレイブス 支... »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Lunta)
2021-09-26 07:52:14
ニューシネマパラダイス、懐かしいですね、公開時に評判につられて見に行きましたよ。
でも見たとたん、これはラストのキスシーンをやりたかっただけのワンアイディア映画だな、とまったく感動しなかった。
老齢を描いていながら実感がなくて、これは若いやつが作ったなと思ったら案の定まだ30そこそこ、やっぱりねと思ったこちらも同じ年ごろ。
ひねくれてましたね。
返信する
☆5つ!! (フキン)
2021-09-26 14:52:10
こんにちは!すねこすりさん(^.^)
☆5つ!
私もそのくらいの評価です。笑

私はもうずいぶん前に観た作品で、あまり覚えてないのですが、名作名作!って言うから観たけど?!
全然ピンとこない自分がおかしいのかな??って思ったこと、あまり映画好きの人には言えなかったんです。(エンリコの楽曲のせいで名作??)

すねこすりさん、Luntaさんと同じでなんだかスッキリっ!!!(^v^)
でも、そういう作品ってほかにも結構ありますよね。

あと・・・
>私は、フィクションの世界でもリアルでも、恋愛を“自然消滅”で終わらせる人が嫌いなのだ。

こちらにも、全くの同感っ!!!
けど、大概の男は自然消滅でいいみたいですよ。
優しい反面、優柔不断な奴がこれを望むように感じます。苦笑
返信する
Unknown (すねこすり)
2021-09-26 20:54:13
Luntaさん、こんばんは☆
そっかーー!!ものすごく納得しました!
確かに。あのラストありきのワンアイディア映画、そのとおりだと思います。
なんかもやっとしていたものが、Luntaさんのコメントでスッキリしました。
ありがとうございます♪

フキンさん、こんばんは!
音楽♪ 確かに良いですよねー(^^)
子どものトトは可愛かったんだけど、それだけでした……(´-`)
自然消滅って、不誠実そのものだと思います。
優柔不断というか、自分が悪者になりたくないとか、修羅場めんどくせー、とかでしょうね。
今の私はもう、男めんどくせー、ですが(^^;
返信する

コメントを投稿

【に】」カテゴリの最新記事