作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv68387/
以下、wikiよりあらすじのコピペです。
=====ここから。
人間にロンドンの路地裏に捨てられた白猫ヴィクトリアは、猫たちの集団ジェリクルキャッツに出会う。
彼らはジェリクルボールという月夜の舞踏会を開こうとしていた。猫たちはジェリクルボールでパフォーマンスを競いあい、最終的に選ばれた1匹の猫が、天上に昇って新たな生を得る権利を手にするのだ。ジェリクルキャッツに迎え入れられたヴィクトリアは、ジェリクルボールを前にさまざまな猫と出会う。
だが同じころ、お尋ねものの猫マキャヴィティは、ジェリクルボールの有力候補となる猫を1匹また1匹とさらっていた。
=====ここまで。
☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。。.:*:・'☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。。.:*:・'☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆
前回が犬映画だったから、今回は猫映画、、、というわけではありません。たまたまです。……というか、前回の感想文があまりに雑すぎ酷すぎで、大いに反省しました。愚痴を書きすぎるとろくなことになりません。
でも、ちょっとだけ愚痴りますと、一昨日のオリンピックの開会式は見なかったんだけど、ニュースで見たらかなりショボい、、、。アニメやゲームで責めるなら、ゴジラに火吹かせてバッハ人形大炎上!!とかやればいいのに、、、と思いました。それくらいやったら、世界から日本はむしろ賞賛されると思うんですけどね。
と、愚痴はこのくらいにして、今回はもう少しマトモな文章を書こうと思って本作を真面目に見始めたんですが、、、。
◆あまりにも“薄い”ストーリーに脳内???が充満する。
前評判で、“キモい”“つまらん”というのは散々聞いていて、そのつもりで見たせいか、衝撃はあまり受けなかった、、、、けれども、まあ確かにキモいなぁ、、、と。
私はミュージカル嫌いなので、当然、本作の舞台も見ていないし、ストーリーも知らない。キャッツ=メモリー、くらいの認識しかない人間が本作を見ると、正直なところ、かなりツラい。なぜなら、話が「何かよー分からん」から。
上記のコピペにもあるとおり、歌や踊りのパフォーマンスを競い合って、選ばれた猫が天に昇る、、、ってのが、さっぱり意味が分からない。それって選ばれた方が良いの?ホントに??と思ってしまって。
だって、「天上に昇って新たな生を得る」って、つまりは「死ぬ」ってことなんじゃないのか? ……とか、常識的なことを考えてグルグルしていたんだけど、途中からそういうの止めました。考えても分からなかったし、もっというと“もうどーでもええわ”ってなってしまって。
見終わって思ったのは、ストーリーはやはりどーでも良かったんだな、、、ってこと。本作で見るべきは、踊りと歌でしょう、やはり。あのヘンなルックスはさておき、ロイド・ウェーバーの音楽はメロディアスだし、役者たちの歌唱力も素晴らしい。ダンスも、振り付けが良いのか悪いのかはよく分からんが、動きが面白く、身体能力の高いダンサーの踊りは見ていて楽しい。だから、ミュージカルとしてはそれだけで十分やん、、、と。
基本的にミュージカル嫌いの人間は、ミュージカルをどう鑑賞すれば良いのかが分からないのだ。ストーリーもそれなりに重みがあるミュージカルとなると、2時間の尺では収まらないだろうしね、、、。イチイチ歌ってたんじゃ先に進まないわけで。
それにしても、終盤、 ジェニファー・ハドソン猫が気球みたいなのに乗って上空に消えていくのを見て、私はあの“風船おじさん”を思い出してしまったよ、、、。風船おじさん、行方不明のままだった気がするが。
◆その他もろもろ
ロイド・ウェーバーの楽曲は耳なじみの良いものが多く、CDを何故か数枚持っているのだが、メモリーを歌っているのは、あのバーブラ・ストライサンド。この歌を聴いて、私は彼女に対するイメージが少し変わったといっても良いくらい、割と細く透き通った声。ジェニファー・ハドソンとは比べものにならないくらい可愛らしい。
J・ハドソンの2回目のメモリーはド迫力でビックリしてしまった。TVで見てもド迫力だったのだから、スクリーンで見たらさぞスゴかっただろう、、、。余談だけど、彼女は泣きながら歌っているので、鼻水が垂れているのが気になってしょうがなかった。CGなんだから消してあげれば良いのに、、、と思ったのは私だけ?
評判の悪い“猫人間”だけど、キモいというよりも、何かものすごく中途半端だよなー、と見ていて思った。こんなに猫に近づけたルックスでCG加工するのなら、いっそ、猫そのものにしちゃえばいいのに、と思ったよ。ライオンキングの実写版みたいのがあったと思うけど、ああいうのにしちゃえば? と。本物みたいなカワイイ猫たちが歌って踊っているのなら、そっちの方が見たいかも。
主役の白ネコを演じたフランチェスカ・ヘイワードがスゴい可愛かった。あんな化粧を施されてあんなに可愛いとは。本業はバレリーナと聞いて、納得。歌もまあまあ上手かった。
ジュディ・デンチ様は、なんというか、、、見てはいけないものを見てしまった感があり、どう受けとめれば良いのか分からなかった、、、、ごーん。特典映像にインタビューが入っていたけど、彼女は若い頃、このキャッツの舞台に出演が決まっていたらしい。怪我で出られなくなったと言っていた。本作では一応歌もあるけど、まあ、あれを歌っているというのかどうか、、、ううむ。
そのデンチ様演ずるオールド・デュトロノミーが行方不明になって、何とか見付けようとして、手品ネコにデュトロノミーを出現させようという話の流れも??。理解しようとしてはいけないと思って見ていたけど、、、手品でしょ? 魔法使いじゃないでしょ?? とか、やっぱし常識で理解しようとしてしまう自分の小ささが情けない、、、。
舞台版は、超ロングランの大ヒットミュージカルだそうだが、こんなストーリーでどうしてそこまで多くの人を惹き付けるのか、ミュージカル苦手人間にはちょっとよく分からない。音楽が良いのは認めるけれど、ここまでイミフなストーリー、、、、ツラかった。
というわけで、今回も、前回同様の駄文となってしまいスミマセン、、、。
しばらくミュージカル映画見るのはやめておこうと思います。