Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

春の佐渡 7 トキの森公園

2022-05-22 12:34:23 | 国内旅行

5月3日 続き

 宿根木を出たら青くきれいな真野湾を離れ、また島を横断する。
 するとガイド氏が田んぼの上を飛ぶトキを発見。
遠いのでちらりと羽の裏の朱鷺色が見えただけだが、実は妙宣寺でもカラスがつぶれたような鳴き声が聞こえていて、現在は野生で500羽ぐらいいるらしい。

両津の近くまで戻り、やってきたのはトキの森公園。
 
まずは資料展示室に入ると最後の純日本産トキだったキンちゃんの剥製が。
 
園内にはキンのための石碑まである。

 
資料室の外には繁殖のためのケージがたくさんあるが、遠すぎてトキの姿は良く見えず。
そのため抱卵中の姿をライブで流している。

 
花壇の石や牛乳のパッケージまでトキ押しの園内を歩き、次はトキふれあいプラザという施設へ。
 
中の広いケージは自然環境に近く設えられ、ここにつがいが一組だけいて
 
一羽が巣で抱卵しているのを見ているともう一羽がやってきて選手交代。
 
一羽は木の上から降りてすぐ近くまで来てくれた。
繁殖期のトキは体から出る黒い粉を上半身に塗るので半分灰色。繁殖期が終わると白くなるのだが、オスとメスの外観上の違いはほとんどないのだそうだ。

トキを近くで見られて満足して、これで佐渡の観光は終了。
 
ここで4日間お世話になったガイド氏とはお別れ。

時間がたっぷりあるのでターミナル内の食堂でお昼。
 
と言っても選択肢はあまりなくて、海草そばをいただく。

このターミナル内は食堂よりもお土産売り場が充実しているので最後の買い物をして
  
 ジェットフォイルに乗り込むとこの日はほぼ満席。
帰路も穏やかな海で無事に新潟港に到着、ここでツアーは解散した。

佐渡の戦利品はいつも通り消え物一色。
 
金山では小判(のチョコ)を購入。農産物直売所で買った「かきリン」は半生の干し柿でかなりいける。 ターミナルでクロモジのお茶や柿餅を買って
 新潟の駅でも時間があったのでおやつを物色。
駅ビルCoCoLoで買った生キャラメルとチョコレートの羊羹がおいしくておすすめ。

大きな佐渡島をほぼ一周できて、今回の旅は充実していた。


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春の佐渡 6 南部観光

2022-05-20 12:19:34 | 国内旅行

5月3日

今日も朝から快晴。

やっと海がきれいな青に見える。

早朝5時からもう結構な数の入浴客でにぎわう温泉に入り、レストランで朝食。
 
例によってビニール手袋をして取り分けるビュッフェだけれど、佐渡の郷土料理がちょっとある。
いごねりは福岡のおきゅうとに似た海草を固めたもの。甘口醤油であえてあるので食べやすい。アラメもちょっと硬くて歯ごたえのある海草だ。

8時にホテルを出発して、今日は島の南部の観光。
まずやってきたのは大膳神社。
 
小さな村社でお社もごく地味なものだが
 
とても立派な茅葺きの能舞台があって、今でも地元の人たちによって薪能が上演されているとか。
佐渡は世阿弥が流された所だけれど、ここでお能が発達したのは江戸時代の佐渡奉行などが能好きだったためらしい。

ガイド氏の説明を聞きながらそばにあったの石碑の縁起を読んでいると、なんとここには日野資朝が祀られているとある。日野資朝とは後醍醐天皇に仕えて鎌倉幕府に対するクーデターをたくらみ、露見して佐渡に流され、ここで処刑されてしまった公家。ここに来る直前に吉川英治の「私本太平記」を読み終わったばかりだったので思わず興奮。

次にはすぐそばの妙宣寺へ。
  

こちらはやはりこの島に流された日蓮ゆかりの寺で、立派な五重塔があるのだが
 ここには日野資朝の墓があり、そのすぐ脇に父親に会いに来た息子が隠れたとされる穴がある。ほんの少し前まで日野資朝の名前も知らなかったが、これもご縁と手を合わせておいた。

ちなみに日蓮の方は、ガイド氏によると理屈っぽくて島では不人気だったらしい。そのためか今でもこの島に日蓮宗のお寺は少ないとか。

この後は柿の木畑の中を通って島の西南端の宿根木へ。
 
今日は海も穏やかで、このエリア名物のたらい舟も今日なら大丈夫そう。

しかし我々の目的はたらい舟ではなく、風除けの向こうの宿根木集落の見学。
  
  
狭い路地が何本も走る両側に板壁の家が密集しているのだが、この集落は今も現役、つまりほとんどの家は実際に人が生活しているので、洗濯物が干してあったり、素敵な郵便受けがあったりする。
  
  
 
統一感のある集落は美しく
 
一番奥にあるお寺の境内も苔むしてとてもいい。

  
普通は漆喰壁が見える蔵もここでは板壁に囲われていて、これは潮風から壁を守るためらしいが、
 大膳神社の蔵も板壁になっていた。

宿根木は元々船大工や廻船主が多く住む集落で、舟板を無駄にしないためにこのような板壁になったとのことだが、佐渡を回ると他のもっと新しい家々も外壁がほとんど板壁になっている。
 
これも海辺の生活のためだろうか。


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春の佐渡 5 北部観光

2022-05-19 12:45:33 | 国内旅行

5月2日 続き

ハイキングを終え、島の東岸、内海府に出た所で海を見ながら遅い昼食。
 
もう2時を回っているのでおにぎり2個をあっという間に完食。
 海の向こうにうっすらと本土が見える。

海沿いをずっと北に向かうが特に見るものもなく、島の北端を回った所に現れるのが大野亀という一枚岩。
 
ここでまたドローンが活躍。この周辺はもうしばらくすると一面にキスゲが咲くのだそうだ。
 このあたり小さな島がたくさんあって、とてもきれいな海水浴場なのだそうだが午後は残念ながら曇ってしまった。

島の西岸は外海府。海府大橋は歩いて渡り、佐渡で一番の高さという欄干から下をのぞき込むと
  
 
眼下に大ザレの滝が見える。上から覗いたのではよくわからないが、ドローンを飛ばせば落差100mの迫力がやっとわかる。添乗員氏も今日は3回も愛機を飛ばせて満足そうだ。

さらに行くと山側から波の音が聞こえるという岩があるが
 
「波の音、聞こえるでしょ?」(確かに海から反響して聞こえる)で滞在1分、すぐ出発。

というのもガイド氏はここに寄りたかったから。
 
こちらの郵便局にはガイド氏が撮影した花の写真の切手があって、これをお土産に買ってもらおうというわけ。
自分は切手ではなくフチ子さんを買ってしまったけれど、今日は売上が上がって郵便局長もうれしそう。

そんな寄り道もしていたので本日の宿泊地、相川のホテル大佐渡に到着したのは18時。
 
最近自分では選ぶことの少ない大型ホテルだけれど
 なんとも昭和なネーミングについ笑ってしまう。

 
一人で使う10畳の部屋の前面は海。

すぐに向かった大浴場は大佐渡温泉。浴室の写真はHPから。
 
露天の目の前が海で景色はいいけれど、循環ろ過に塩素の匂いもするのは大型ホテルではしかたないか。
 
スリッパに名前を書いたシールを貼るようになっているのは初めて見たがいいアイデア。
湯上りどころのクロモジの入った冷たいお茶もおいしかった。

 汗を流してさっぱりした所で食事処へ。
 
蟹が一杯丸ごと付くがほじるのが面倒で蟹味噌とハサミだけ食べるという横着をし、 
 
それよりイカのごろ焼きというのがおいしくて
 でも一番おいしかったのはおけさ柿だったかも。

食後には民謡ショーやピアノコンサートもあったらしいが、すぐに寝てしまった。


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春の佐渡 4 マトネ~アオネバ登山口

2022-05-17 16:15:39 | 国内旅行

5月2日

朝、目を覚ますと期待通りの快晴。

両津湾と両津の町、加茂湖も今日はよく見える。

 
朝食をいただき、ロッジの写真をSNSに上げたらご褒美にコースターをゲット。
 道祖神(?)に見守られて8時にロッジを出発する。

 
初めは昨日も歩いた車道を1キロほど歩き、金北山縦走路の入り口へ。しばらくは平坦な道が続き
 
道の脇にはアラゲヒョウタンボクやカタクリがたくさん咲いているが、まだ朝早くて花が開いていない。
 
こごみやもう大きくなってしまったフキノトウもいっぱい。この辺り、もう採る人もいないほど山菜の宝庫なのだそうだ。

 
アオネバ十字路に着いたらマトネへの登りにかかる。この辺りから花がたくさん現れて皆さんの脚が遅くなる。あまりにも遅くて、もっときれいに咲いている所があるのに、と業を煮やしたガイドさんから「この先、マトネの頂上に着くまでは写真撮影禁止」のお達しが出てしまった。

 そんなわけで、本来であれば1時間で着くはずのマトネに着いたのは10時。

しかしここからは両津とは反対側の海も見えて気持ちいい~。
 ここでS社の添乗員氏の新兵器、ドローンが登場。本人の趣味で私物だそうだが
 
おかげでこんないい記念写真に金北山の縦走路写真、ビデオまでいただけた。

下りにかかったら花の写真OKのお許しも出た。
 
カタクリもようやく開き始め
 
水辺にはザゼンソウ、珍しいというサンカヨウも一輪だけかろうじて花が見えた。
 
たくさん咲いているのはキクザキイチゲ、かわいいユキワリソウは白とピンクがある。

  
大きな花で目立つシラネアオイも最初は感動していたけれど
 
アオネバ十字路まで戻り、さらに下りにかかるとあまりにもたくさん咲いているので不感症になってしまう(笑)。
しかし昨日の雨でぬかるんだ道に気を付けながらどんどん下るとカタクリやシラネアオイ、キクザキイチゲは見えなくなり
  代わりにたくさん見えてくるのはニリンソウ。

 
花が咲くまで15年かかるというエンレイソウもよく見るとかわいく
  標高が下がるにつれて開いてくるヒトリシズカ。
 
ユリワサビにたくさんの種類がありそうなスミレ。
 
ヤマトグサは地味でガイドさんに教えてもらわなければ気が付かないが牧野富太郎博士が名付けたという珍しい花。
とても小さいけれど可愛い花はズダヤクシュと言って喘息に効くのだそうだ。

気が付けば木に咲く花もかわいくて
 
ナニワズにアオキ
 
高級な爪楊枝に使われるクロモジの花はなぜか房のまま落ちてくる。

 
だいぶ降りてきたと思ったらオオイワカガミの群落が見えてきて
 小川をこわごわ渡ったら
 
終点のアオネバ登山口にバスが待っていてくれた。
ここまで標高差640mをひたすら降りてきたわけだが、本来は登りだったはずなので逆になって助かった!
ロッジを出発してから6時間もかけて、「のんびりフラワーハイキング」のタイトルに偽りなしで大満足。

というわけでたくさん撮った花の写真をさらにこちらで。



佐渡固有の花というのは特にないようだけれど、たくさんの種類の春の花が見られて楽しかった。


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春の佐渡 3 ドンデン高原ロッジ

2022-05-14 16:41:23 | 国内旅行

5月1日

本日の予定は標高296mのアオネバ登山口から937mのマトネまでハイキング、の予定だったが、天気予報の通り朝から雨。
そこでS社にしてはものすごく遅い9時にホテルを出発して、まっすぐ宿泊地のドンデン高原ロッジまで車で向かった。

 
ロッジの標高は890m。正面のテラスからは両津湾がきれいに見えるはずだが
 到着時は海と陸がかろうじてわかる程度。これもやがて雲にすっぽり隠れてしまった。

10時に到着したが宿泊する部屋には15時にならないと入れないのでプラネタリウム室をお借りする。
 
雨がやまないのでガイド氏がミニコンサートのサービス。弾いているのはアメリカン・マンドリンだそうで、得意はブルーグラス。この方、佐渡観光では顔のようでサービス精神も旺盛、多趣味多芸で親切だが、コンサートが1時間も続いてまだ弾きたそうだったのはちと長かった。

 昼のおにぎり弁当もここで食べたが、雨はまだ続いている。

そこで雨具をしっかり着込んで、ロッジ周辺の軽いハイキングに出発することになる。
 
ロッジすぐ脇に尻立山への入り口があるが、残雪がまだ残っている。ロッジが開業したのもわずか10日前。

 尾根に出ると視界が開けて
 

天気が良ければ目の前に金北山がある、はず。

 
標高940mの尻立山のてっぺんは風が吹いて寒いのですぐに下りて
 
少し行くとかわいらしいドンデン池。

 その向こうの避難小屋でちょっと休憩。
 
2階に宿泊場所もある小屋の中はとてもきれいだ。

小屋を出て、来たのとは違う方向へハイキング続行。
 
途中にはカタクリや雪割草の花がたくさん見えるけれど、雨では花びらを開いてくれない。

 
水の流れる沢でようやくきれいに咲くミズバショウが見られた。

 
残雪を乗り越えたら車道を1.5㎞歩いて、2時間のハイキング終了。

チェックインさせてもらうと部屋には二段ベッドが2つ。が、これを二人で贅沢に使わせていただく。
 
浴衣やタオルも用意されていて、きれいな浴室のバスタブは3人は一緒に入れるほどの大きさ。 
 
湯上りにはソフトクリームもいただける。

食事は1階の食堂でビュッフェ形式。
 
味は良いけれど、お客さんが多いからと遅いスタートにしたらちょっと冷めてしまっていたのは残念。

夜には雨も止んで星も少し見えた。花は翌日に期待。


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