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映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その⑨

2025-06-08 | 旅行記(海外)

**ヘルシンキ(フィンランド)**vol.4

 
その⑧につづき


 一旦ホテルに戻り、夕食の北欧風ミートボールを食べにレストランへ皆で向かう。

ストックマンにほど近いこちらのレストラン

 フィンランド料理が食べられるという観光客向けっぽいレストラン。暗いけど、思ったより中が広くて、若い人たちが多い印象だった。

 

左:店内が暗い、、、/右:クランベリージューズ

 同じテーブルになった方たちのいろんな話を聞いたけど、皆さん、ダンナにちゃんと食事の準備とかして来たと話していてビックリした。「ウチの人はレンチンしかできない」「レンチン出来れば十分ヨ、ウチなんてヤカンでお湯沸かすことくらいしか出来ない!」とか、“ダンナ使えない自慢”炸裂。自慢話で盛り上がっていたのは、皆さん、私より少し~大分上の年代の方々だけど、それにしても、そこまでか、、、と唖然。もう、ただただ聞き役に徹しつつも、「いやそれ、あなたたちがそういうダンナを製造しちゃったんでしょ、、、」と内心思っていたのだった。そんな、産んだ覚えのないドラ息子みたいなダンナ、いらんなぁ、、、と。

 そのほか、皆さんの旅行話もイロイロ聞けて面白かった。とあるイベントの懸賞に当たって当時は珍しかった海外旅行に行った話とか。映画「かもめ食堂」を見たのがきっかけで、ヘルシンキに3回も来ている方の話とか。映画の影響力、恐るべし。

 

 ちなみに料理は美味しかったデス。ミートボールはビーフで、ボリュームたっぷり。デザートはブルーベリーのケーキ。


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 夕食後はその場で解散となり、ストックマンの地下を少し物色。お土産を買っている人もいたけど、私はブルーベリージュースだけゲット。何となくジュースが飲みたかったので。

思ったより濃厚でジュースというよりスムージー

 その後、夜のヘルシンキをのんびり歩いてホテルへ戻る。

 

 

 いよいよ明日は最終日。荷造りをして早めにベッドに潜り込む。


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 最終日の午前中はフリータイム。

 美術館に行こうかとも思ったけれど、トラムに乗ってみたいと思い、イッタラ&アラビア デザインセンターへ行くことに。

 9時半過ぎにホテルを出てヘルシンキ中央駅まで歩く。この日は、前日から一転、雪がちらつく空模様。でも、フィンランドのヘルシンキにいるのだ~、と実感(?)。

 駅までは10分もかからないが、トラムに乗るのにチケットを買わねばならない。

ヘルシンキ中央駅(多分ここが正面だと思う)

 トラムの乗場はいくつかあって、乗場にショボいチケットの自販機がある。表示が分かりにくくて??と一瞬なったけど、無事チケットを購入。3.2€。

 

左:学校の行事かな?/右:トラムの内部。平日の朝でも空いている。東京の朝と大違い、、、 

 トラムに揺られて15分ほど。Arabiankatu駅で下車すると、もう目指す建物は見えている。

 

左:煙突のある白い建物、ARABIAの文字が見える/右:入口からの廊下

 ヘルシンキ市街からトラムでたった15分ほどの距離なのに、こちらは薄っすら歩道が白くなっている。歩いて数分、モダンな玄関から入る。

 煙突があることからも、ここはかつてアラビアの工場だったのだけれど、今は工場は閉鎖されてデザインセンターとなっている。工場閉鎖後も絵付け作業などは見学できたらしいのだが、今はそれもなくなっているみたい。上階にはアラビアの歴史を辿れる展示があるらしいのだけど、この日は改装工事中とやらでそれも見られず、、、。

 

左:1階の展示など、、、(かつての工場時代の写真や皿の数々)/右:こちらは売店(飲料など売っている)

 というわけで、1階でお買い物。

 別にお目当てのモノがなくても、見て回るだけでも十分楽しい。マリメッコのアウトレットよりもこっちの方が楽しめる。

 さんざん見て回ってゲットしたのは、ビンテージのお皿2枚とイッタラのマグ、、、だけ。このサイズのお皿、欲しかったのだ。

 

ビンテージ皿は6€(青いの)と4.3€、マグは23.9€、ムーミンの紙袋0.5€

 9.56€割り引いてくれたので、計25.14€。高いのかお手頃なのか、、、よく分からんけど、お皿は良い買い物だった気がするわ。もう結構使っています(主にケーキ皿で)。

 ちなみにこのケーキは、昨年の記事で書いた“黒い森のケーキ”。アンテノールで期間限定販売しているシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ。美味しかったデス。

 

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 買い物を終えて、再びトラムに。朝、中央駅で買ったチケットは、90分制限のチケットで、90分以内に乗車しないといけない。……まあ、車内で検札されなければ打刻とかもないので良いのだけれど、なんとかギリギリ間に合ったのだった。1日フリータイムとかの場合は、もちろん1日券を買うべきだけど、、、。

冬のヘルシンキっぽい(?)風景

 ヘルシンキ中央駅前に戻って来て、駅の中を見学。今回は、列車に乗ることがなかったので、また来る機会があれば次は列車の旅、してみたい。

 

 

 

 

その⑩へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その⑧

2025-06-01 | 旅行記(海外)

**ヘルシンキ(フィンランド)**vol.3

 
その⑦につづき


 収穫ゼロだったマリメッコのアウトレットを後にして、映画「かもめ食堂」の舞台となった、まさに「かもめ食堂」へシナモンロールを食しに行く。

 このツアー、女子ツアーなんだが、映画「かもめ食堂」のガチ・ファンが結構いらした模様。私はあの映画は嫌いじゃないけど、正直言ってさほど思い入れはない。このツアーを選んだのもただの気まぐれだし、かもめ食堂行きは決め手ではなかった。が、これが本ツアーのお目当てだった方も多かった。

 で、到着しました、あのお店の前に。

 

 外観は、映画でのそれと大体同じかな、、、。中は、だいぶ違っていて、サチエが料理を作っていたカウンターはなく、奥まで客席になっており、壁には大量の日本酒の瓶が並ぶ。

 

 で、シナモンロールと、コーヒーをいただく。

 

左:店のロゴの入った瓶入りでお水が提供される/右:ムーミンの湯飲みが可愛い

 シナモンロールは、美味しいけど、あまり感激はない(ごめんなさい)。でも、映画のファンの方たちはシナモンロールを含めて、モロモロが感激要素だったようで、映画の話であちこち花が咲いて盛り上がっていた。

 が。かもめ食堂、ゼンゼン知らない!という奥様がいらして、同じテーブルだったのだけど、シナモンロールを食べながら「え?有名な映画なの??」「え?ここがその映画で出てたお店なの??」と新鮮に驚いていらした。皆で映画の説明やら何やらして「えー、そーなの!知らなかったわ~」などという奥様の反応がイチイチ面白かった。

 で、皆さんの映画の説明を聞いていると概ね「ツッコミどころ満載のハナシなんだけど、ちょっとした夢を見させてくれる映画」という認識が一致していたのもまた面白かった。そう、皆さん、あの映画のストーリーとか何とかよりも、北欧のヘルシンキという舞台設定と、日本から飛び出して遠い異国の地で自由に暮らす主人公に、非日常の魅力を感じていらしたのであった。まあ、そーだよね、、、。

 

 

左:映画内でトンミ・ヒルトネンの指定席だったところ/右:お店の出入口(映画とは大分違う)


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 かもめ食堂で映画の気分を満喫し、バスでホテルへ戻る。この後、夕食まで自由時間となる。

 で、私は、朝行ったテンペリアウキオ教会の向かいのお店で見たセーターがどうしても忘れられないので、そのお店に急いで向かった。

 実は朝、バスの中でガイドさんに、あのお店は何時まで開いているか聞いたら「教会が開いている時間に合わせて営業してると思いますよ」ということだった。もう16時を回っている。教会は確か17時までだったんじゃないか、、、と小走り。10分ちょっとで辿り着く。

 あー、良かった、まだ開いていた!!

こちらのお店。外観撮り忘れたのでGooglemapで

 セーターを見て、うぅむ、、、やっぱりカワイイ。欲しい、、、。えーい、買っちゃえ!!とお店の人にサイズを2種類ほど出してもらって試着。色違いもあったけど、白に決める。

 

自分用(黒もあったけどこちらにしました)。厚手で暖かい

 おこづかいをもらってしまっていた手前、一応、ウチの人のセーターもゲット。2着でまあまあのお値段だったけど、旅の記念ということで。免税でいくらか戻って来たしね。

 これは翌朝聞いた話だけれど、やはり17時過ぎにこのお店に行った人がツアーにいて、もう閉店していたそうなので、急いで行って正解だった。

ウチの人のも一応(2回着ただけで何でこんなにシワシワになるんだよ、、、渡す前に撮るべきだった)


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 セーターをゲット出来たので、気持ちは余裕、、、で、映画「かもめ食堂」でサチエとミドリが出会った書店のカフェへ行って一休みすることに。ヘルシンキの中心街をのんびり歩く。

 

左:かもめのリアルなオブジェがある建物はホテル近くにあったヘルシンキ市立美術館/右:ホテルから市中心部へ

 

左:有名なストックマンデパート/右:お目当ての書店。2階がカフェ

 

左:1階の書店内/右:2階のカフェ・アアルト(映画「かもめ食堂」で、ミドリが「ガッチャマン」の歌詞をサチエに教えていた所)

 

日本人が多いのか日本語メニューも完備

 お腹は空いていないので、カプチーノのみ。

 で、ご一緒のY子さんとしばし雑談。どうしてこのツアーに参加したのか、とか、他のおひとり様ツアーで良かったツアーのこと、とか、仕事のこととか定年後の予定とか、、、同年代なので話題は尽きない。

 30分ほど駄弁って、お次は隣の建物にあるムーミンショップへ。

 今年は、ムーミン80周年だそうで、その記念マグで日本では売っていない柄があるとのことで、ムーミン大好きY子さんに連れられて店内に入るが、もう、、、ムーミンだらけ。Y子さんはお目当てのマグが買えた様でご満悦であった。

 

その⑨へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その⑦

2025-05-17 | 旅行記(海外)

**ヘルシンキ(フィンランド)**vol.2

 
その⑥につづき


 ハカニエミ・マーケットホールからバスでほんの数分、ヘルシンキ大聖堂へと到着。

 白が眩しい、、、美しい。中には入らず、外から眺めるのみ。

 お昼前(11時過ぎ)の割に人出は多くない。しかも、ここへ来て雲が切れ始めて、青空がのぞくように、、、。

 

大聖堂前から広場を見下ろす。中央に建つ銅像はアレクサンドル2世

 ロシアの皇帝の銅像がなぜ?と思うところだけど、ガイドさんがいうには、このアレクサンドル2世はフィンランド人に今も人気があるらしい。フィンランドの自治を認めていた寛大な皇帝だった、、、とのこと。

 

広場の隣には、ヘルシンキ大学(クリーム色の建物)


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 再びバスに数分乗り、海沿いのマーケット広場へ。

レンガ色の縞々の建物が屋内マーケット

 マーケット内にあるお店でランチ。サーモンスープが、この時期は美味しいと添乗員さんもガイドさんもおっしゃるので、食してみることに。

 

こちらのお店のスープをいただくことに。12.5€

 お味は、見た目よりも濃厚で、サーモンもいっぱい入っていて美味しかった。量もちょうど良かったけど、男性だとちょっと足りないかもね、、、。

 スープをいただいたら、屋内マーケットを探索。

 

 

 飲食店の画像ばかり撮ってしまったけれど、雑貨屋や食材店もいくつかあった。けれど、それほど広くはなく、一巡りしたら、屋外の方へ。

 

海面には氷。奥に見える白やオレンジのテント群が屋外マーケット。/オレンジのテントはスープ屋さんだった

 

雑貨がたくさん。お値段はお高め(何も買わなかった)

 

映画「かもめ食堂」でサチエがお買い物していた広場(今はお店が出ていないケド)

 この日はお天気も良くて、風もあまり強くなかったのでお店が出ていたけれど、夏場はもっとたくさん出店しているのだろう。ご覧のとおり、海に氷が張っている季節では、まして、雪が降りでもすれば、ちょっと屋外マーケットは厳しいか、、、。

 でも、お天気が良かったせいで、広場の景色も良くてラッキーでした。

 

広場前のホテルにはウクライナ国旗がいっぱい掲げられていた


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 お腹が満たされたところで、ちょっと楽しみにしていたマリメッコのアウトレットへ。バスで20分くらいだったかな。

 

 ……なんだけど、うぅむ、、、イマイチ。食器やテーブルウェア、衣類、ベッドカバーやバッグ類等々、品揃えは豊富なんだけど、そそられる商品があんましなかった。

 特にお目当てのモノがあったわけじゃないので、余計にピンと来なかったのかも。アウトレットという割に、さほどお安いとも思えなかったし。これなら、正規店でもっと素敵な商品買った方がええやん、、、とか思ってしまった。

 ので、何と、収穫ゼロ!! 皆さん、イロイロ買っていらっしゃる中で、1時間以上、ただウロウロと物色しているだけだったけど、こればっかりは仕方がない。一巡りして、早々に成果無しと諦めたのだった。


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 次は、おやつタイム。……ということで、あのお店へGO!!
 


その⑧へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その⑥

2025-04-20 | 旅行記(海外)

**ヘルシンキ(フィンランド)**vol.1

 
その⑤につづき


 今日は、ヘルシンキ市内観光。

 今回の旅、朝食の画像を一度も撮らず、、、。撮るのを毎度忘れてしまっていた。普通のビュッフェだったからか? タリンのホテルではフシギ現象があったと言っていた方々も、こちらでは何事もないとのこと。やはり、タリンのあのホテルはKGB御用達だったから??

 9時にホテルを出発。バスに乗って、まずはテンペリアウキオ教会へ。……と言っても、バスに乗っていたのはものの数分。ホテルから歩いても10分くらいなのだが。

 現地ガイドの女性Yさんは、お父さんがフィンランド人、お母さんが日本人で、関西地方出身の方だった。

 で、いざ、テンペリアウキオ教会に入ろうとしたところ、なんと、開くのは10時! Yさん、ビックリ。「すみません、勘違いしていました」と恐縮しまくりのYさん。ならば、この後、行く予定だった中央図書館に先に行きましょう、となり、再びバスに乗って、図書館へ。

 と言っても、こちらも5分くらいですぐに到着。

 

 近くからしか撮れなかったのだけど、引きで見るとこんな感じで、とてもモダンな建物。

 

(画像お借りしました) 

 内部も、天井が高くてデザイン性の高い図書館。月曜の朝早いのに、結構人が多いのにビックリ。

 

  

 Yさんの説明によると、館内はIT化が進んでおり、貸出や返却も自動化されているとのこと、、、。まあ、都内の図書館でもITでセルフの所はあるけれど、私はいまだに、窓口でしか本の受け渡しはしたことがないのだよな、、、。

 

書籍の自動搬送ロボット“ヴェーラ”。基地に戻って来たヴェーラちゃん。けなげに働いていた

正面に見えるのは、国会議事堂。窓ガラスの模様が映っていて、雪ではありません(^^)

 国会議事堂と同じ高さになるように、図書館が建築されたと、ガイドさんの説明があった。議会と国民が同じ目線の高さになる様に、、、という意味らしい。

 で、トイレ休憩にしましょう、、、となって、地下へ。このトイレ、たしかジェンダーフリーだったと思う。皆さんが引けた後で撮影したけど、手洗い場もスタイリッシュ。乾燥機能もついている。

 私たちが行ったときは、たまたま男性がいなかったし、女子ツアーの面々が固まって行ったので抵抗はなかったけど、もし男性が何人かいて、こっちが女一人だったら、入るの勇気いるよなぁ、、、。おまけに、個室に入ると、このすりガラスドアに人影が映るのだ。うぅ、、、これは慣れていないと辛いかも。まあ、開き直って使いましたけど。

 ジェンダーレストイレについては、日頃イロイロ思う所もあり、私はフェミニストを自認しているが、日本で導入するに当たってはクリアにしないといけない問題も多いと感じた次第。書くと長くなるので、ここでは割愛するけど。
 
 トイレのあるフロアには(撮影しそびれたのだが)3Dプリンターが並んでいるスペースがあり、自由に使用できるみたいだった。

  

 この図書館は、全てがスタイリッシュというか、デザイン性が高く、この螺旋階にはいろんな「子供」「大人」「外国人」等と単語がランダムに書かれていて、これは万人に開かれた図書館であることを表しているのだとか、、、。へぇー、、、。

 すごく広いので、私たちが見学したのは、一部だけど、時間があったらイロイロ見て回ると面白そう。


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 で、再び、テンペリアウキオ教会に戻る。10時20分頃に到着し、今度は無事に入場。

 岩をくりぬいて作られた教会。デザインはコンペで決まったという。この丸い天井は、銅板を加工して何重にも巻き付けてあるとかで、伸ばすと何キロだかの距離になる、、、とガイドさんが説明していたような(記憶が曖昧)。1969年竣工だというから、割と新しい教会。

 しばらく教会の2階のベンチに腰掛けていたのだけど、あまり人もいなくて静かな空間で天井を見上げていたら、何となく一瞬“無”になっていた気がする。ハッと気づいたら、ツアーの人たちがみんないなくなっていた、、、。

小さな祭壇。パイプオルガンもあり、コンサートが開かれることもあるとか♪

 

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 集合時間までは少し時間があって、教会の向かいにあったお土産店を物色していたら、すごい可愛いセーターを発見!! うぅ、、、これは欲しいっっ!!……と思ったけど、試着したり迷ったりする時間はなく、断念、、、。

 後ろ髪引かれる思いで集合場所へ戻り、バスでハカニエミ・マーケットホールへ。

 

 ワンピース姿の双子ちゃんがシンボルらしい

 この季節は、外に市は出ていないみたいで、だたっぴろい広場があるだけだが、ホールは2023年にリニューアルされたばかりというだけあって、内部もキレイ。歴史があり、ヘルシンキ最大のマーケットとのことだけど、想像していたのとはちょっと違って、どちらかというと観光客向けという感じ。

 

 

 一巡りして、再びバスに乗って、次はヘルシンキ大聖堂へ!!


その⑦へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その⑤

2025-04-01 | 旅行記(海外)

**タリン(エストニア)~ヘルシンキ(フィンランド)**

 
その④につづき


 フェリーターミナルまでバスで移動。

Dターミナルから乗船するらしい

 乗船まで少し時間があるので、ターミナル近くの大型スーパーRimiの入るモールへ。といっても20分くらいなので、のんびりはしていられない。

 

 私はスーパーではなく、モール内のドラッグストアを物色し、ハンドクリームなどをゲット。急いで集合場所へ戻る。ロビーからゲートを通過して待合フロアへ。

 

左:改札ゲート。あまり人は多くなかった、、、/右:エスカレータを上がって待合フロアへ

 ここで、乗船まで30分ほど時間があるので、カラマヤのパン屋さんで買ったシナモンロールと、前日朝に買ったクロワッサンをパクつく。

 

左:乗船するフェリーを眺めつつ、、、/右:パクついたシナモンロール(食べかけですみません。たしか、2.5€)

 しばらくして、「乗船口は混み合うから早めに並んだ方がフェリー内の席取りがしやすくて良い」との添乗員さんの言葉に従い、皆でゾロゾロ乗船口へ並びに。荷物は預けてあるので楽チン。乗船予定時刻より少し早めに、乗船開始。

 

 

フェリーの中と言われなければ、ホテルのロビーみたい。この後、どんどん人が乗り込んで来て出港するときはさすがにいっぱいだった

 疲れと睡眠不足のせいか、あまり動き回る気にならず、甘い飲み物が欲しくなる。売店にスタバもあったのだけど、ここへ来てまでスタバはちょっとね。売店の棚は、スムージーは充実しているけど、もう少しサッパリ系がいいんだよなぁ、と思ってカウンターのメニューを見たら、ちょっと不思議な飲み物を発見したので買ってみた。

 

左:上段の棚、KOMBCHAって何??となったけど、怖くて買わなかった。後で調べたら乳酸菌入り発酵茶、、、らしい/右:こちらが購入したドリンク。5.9€

 氷とは別に、底の方に白く見えるのは、飲んでみたけどイマイチよく分からず。タピオカみたいにモチモチした触感だけど、多分、タピオカではないと思うのだよね、、、。ジュース系が飲みたかったので、ちょうど良かった。ラズベリー系の味でサッパリ甘すぎずに美味しい。

 飲み終えたらちょっと元気が出たのか、とりあえず船内を一巡りしつつデッキに出てみることに。

 

もうタリンはとっくに見えない、、、寒かった、、、

 

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 2時間ほどでヘルシンキに到着。

 

 乗って来たフェリー。大きい、、、

 

こうして見ると、フェリーターミナルとは分からない、、、

 バスに乗り、ターミナルを後にする。10分ほどでホテルに到着。

 

 ロビーで添乗員さんがチェックインするのを待ち、各部屋の鍵を渡されて、いざ部屋へ。今日はもう観光はないので楽チンだ~。

 

 

 夕食までは少し時間があるので、ホテルの周辺をちょっとだけ探索。

 

 すぐ近くにモールがあり、地下にスーパーがあったので物色、、、。この建物の4階には無印もあったのだった。

「K」がスーパー

 

左:スシが、、、/右:フルーツ山盛り

これ、初日タリンのランチのデザートでチーズタルトの上にのっていたもの。やはりほおずきの一種と判明

 

 

左:黒パンがいっぱい!/右:真剣にお菓子を選んでいる子たち

 

左:充実のお菓子売り場。このラインぜ~~~んぶキャンディ類/右:日本語パッケージ発見

 

お目当てのクッキーの棚を発見!!やったー!!!

 この後、ホテルのレストランで夕食だったのだけど、画像を撮り忘れ。デザートだけ撮ったのであった。クリームなしのフルーツだけでも良かった。夕食までに、映画「かもめ食堂」に出て来た書店のカフェに早速行ったという方々も。すげぇ、、、元気だなぁ。

 

左:ホテルのレストラン前からロビーを見下ろす/右:ビュッフェのデザート

 食べ終わったら部屋に戻って、湯船に浸かって少しダラダラしてベッド早めに潜り込む。、、、と言っても22時くらいだったけど。明日は、ヘルシンキ市内観光。

 

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 本日の戦利品。まずは、タリンで買った黒パン。帰国後自宅で撮影です。まずは、街中の小さなパン屋さんの。

  

 こちらは市場のパン屋さんの。

  

 どっちも美味しかったんだけど、市場のパン屋さんのほうが、スパイシーで好きかな。でも、どちらも美味しかったです。

 

 左のは、市場で買ったショウガはちみつシロップ(値段忘れました)。ガイドさんおすすめ。味見をさせてもらったらすごく美味しかったのでゲット。お湯割り、ソーダ割り、何でも美味しい。ショウガが辛すぎず、はちみつも甘すぎず。大事にちびちび飲んでいます。

 右のは、やはり市場でゲットしたチョコ菓子(@1.9€)。中にマジパンが入っていて、ピンクがラズベリー、黄色は季節限定レモネード。ガイドさんは、レモネード推しだったけど、私はラズベリーが断然好き。もっといっぱい買って来ればよかった、、、。

 これは、フェリーターミナル前のモールで買ったオリーブのハンドクリーム(2.9€)とラベンダーの脚クリーム(3.5€)。ラベンダーは香りがちょいキツめ。でもどちらもサラッとしたテクスチャーで、しかもすごく潤う。コスパ良し。やはり乾燥するヨーロッパのクリームは保湿力が高い。

 続いて、ヘルシンキ。ホテル脇のスーパーKで買ったもの。

 

 左のはヨーロッパで必ずさがすジャム入りチョコクッキー。昔(って40年以上前だけど)、日本でもマクビティのオレンジジャム入りチョコクッキーが売られていたのだけど、その後、マクビテイ撤退、ロッテ(だったと思う)が似たようなのを出していたけど、今は廃版。これ、大好きなのであります。1箱、まだ冷凍してあり、大事に大事に食べています。

 右は、アイオリマヨネーズ。思ったよりもアイオリが効いているので、いっぱいかけるとちょっと、、、。意外に、ポン酢と合わせると美味しいのを発見。

 

その⑥へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その④

2025-03-20 | 旅行記(海外)

**タリン(エストニア)**vol.4

 
その③につづき


 自宅でベッドから出て、仕事行って、飛行機乗って、地球の裏側で歩き回って、45時間ぶりにベッドに入って、泥のように眠るに違いない、、、、と思いきや、夜中の2時に目が覚める。ベッドに入って4時間くらいか。

 それから、イマイチ熟睡できない。眠ったり目が覚めたりを繰り返して、結局5時半に起きる。朝食は6時半からなので、ダラダラしながら身支度開始。

 6時半過ぎに、3階のレストランへ降りて行くと、既に結構な人が、、、。

 で、今回は朝食の写真を全部撮り忘れていたので、ありません。が、普通のビュッフェでござんした。お二人のツアーの方と駄弁りつつ。やはりお二人も、イマイチよく眠れなかったらしい。

 それぞれの部屋について「シャワーの出がイマイチ」とか「空調がイマイチ」とか駄弁っていたら、お一人が「窓際のライトが突然ついたり消えたりしたんですよ」と。5秒くらい続いて消えるのだそうだけど、それが寝ているときも何度かあったと。すると、もうお一人が「夜中にバスルームから水がポタポタ漏れている音がするので蛇口の締まりが甘いのかと止めに行ったら、水は出ていなくて、音も止んだので、気のせいかとベッドに戻ったけど、しばらくしたらやはり音が聞こえた、、、怖くてイヤホンして音楽聞きながらベッドに潜っていた」と。

 ……うぅむ。それってやっぱり、、、か? まあ、分かんないけど、KGB御用達のホテルだったんだから、ヤバいことの一つや二つどころか、ごまんとあったであろうことを思えば、、、まぁね。ちなみに私の部屋は特に異常なしであった。


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 8時半、ホテル出発。今日は、主にヘルシンキまでのフェリーでの移動のみなので、気分も楽チン。

 

 フェリーに乗る前に、観光。ホテルからちょっとだけバスに乗って、タリン歌の広場へ。

 

 今回、初めて知ったのだが、タリン(というかエストニア)は、コーラスが盛んらしい。この歌の広場では、夏には音楽祭が行われていて、ご覧のとおり、ビッグネームもゲスト出演しているらしい。国の歌謡祭も行われ、各地から合唱団が結集するとのこと。展示の写真からも盛況ぶりがうかがえる。

 

左:奥の半円の屋根の所がステージ。1万人乗れるとか(!?)/右:この巨像はグスタフ・エルネサクスさんという、エストニアの音楽界を牽引したお方とのこと

 実は、この旅行中に、エストニア国立男声合唱団が来日していたのであった。来日を知ったのは年明け、都響のコンサートでインバルの指揮によるショスタコのバービヤールを演奏するというので、それは聴きたい!と思ったのだが、日程を見たら、旅行と丸被り、、、というわけだった。ショスタコは基本苦手だが、バービヤールをライブで聴ける機会はあまりないので(しかもインバル指揮だし!)。Xで行った人たちの感想を見ると、かなり良かったみたい。何とも惜しいことをしたものだ。

 

旅行とは関係ない画像です。行きたかった~(画像は公式HPからお借りしました)

 おまけに、合唱団のリサイタルもあったというのは、実は旅行中に知ったのだが(Xで)、これには知り合いが行っていた(帰国後に知った)。んで、その方曰く「すげぇ良かった!」とのこと。しかも、アンコールが「フィンランディア」だったと。……うぅ、、、それは聴きたかった。「フィンランディア」を(プロの)コーラスで聴く機会は、バービヤールよりさらに少ないかも、、、。嗚呼、、、。

 余談だけど、ロシアが(というかプーチンが)ウクライナに侵攻した直後、ヘルシンキのロシア大使館前に、ヘルシンキ大学男声合唱団を始め、多くの市民が集まって、フィンランディアを歌って抗議のデモンストレーションが行われたのだが、それがとても厳かで、動画(↓)で見て複雑な気持ちになった。フィンランド独立のために書かれた曲なので、歌詞を一部「ウクライナ」に変えて歌われたのだが、歌う人たちの気持ちも、それを大使館内で聴いていたであろうロシア大使館員たちの気持ちも、想像すると胸が痛い。

 ちなみに、コーラス入りのコンサートはこちら(阿部加奈子さんの指揮による演奏。こちらは混声ですね)。個人的にはこの曲は男声合唱の方が好き(ヘルシンキ大学男性合唱団の音源も貼っておきます)なのですが、阿部さんの演奏は凄く力強いです。


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 タリン旧市街再開発で人気スポットとなったという、カラマヤ地区へ徒歩散策。朝早いせいもあるけど、閑静な住宅街といったところか。人気があって、場所によっては日本円で億を超える家もあるとか、、、。

 

 で、ガイドさんオススメのパン屋さんへ立ち寄り。

 

 狭いけれど、可愛らしい店内。

 

 美味しそうなパンやケーキが並ぶ。ガイドさんに「黒パンがオススメ」と言われ、迷わず買う。あとは、シナモンロール。皆さんも色々買っていた。

 再び、街歩き。幼稚園やサウナ&スパ、学校、ミュージアムの前を通り過ぎ、、、

 

右:KALMA SAUN という、タリン最古のサウナ&スパだそう。身一つでふらりと来ても大丈夫!(ガイドさん)

 

左:学校。食堂がとてもステキなんだとか(入っていないので分からない、、、)/右:ミュージアム。デザイン系の方が喜ぶ展示だそう

 トラムの線路を渡って、バルト駅市場へ。

 

こちらは、2017年にリニューアルして比較的新しい建物。さすがに海の幸が充実しているけど、果物もいっぱい。

 

 

 

 目移りしてウロウロしていたら、パン屋さん発見! こちらで黒パンをまた買う。ハーフサイズにしてもらったけど重い。

 

 フリータイムが30分ほどで、1階の食品売り場を見て回っていたら、2階の雑貨を見る時間がなくなった、、、ごーん。急いで集合場所へ戻り市場を後にする。

 

左:市場の正面(私たちは裏から入ったみたい)/右:珍しく日が差している!とガイドさん。前の広場を逆光で撮ってみた♪


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 このあと、オシャレスポットらしいテリスキヴィへ。倉庫街だったところをキレイにして、若手のアーティストや作家の活動拠点として提供している場所みたい。

 

左:市場からテリスキヴィは続いていて、、、/右:朝日に向かって歩く

  

 ……ただ、この日は日曜で、ショップ等に通じる内側のドアが開くのは11時からということで、しばし待つ。

 

入口の掲示板に三谷幸喜の「笑の大学」のポスター。エストニアでもウケる?(ソ連の検閲にするのか??)

 10時になって、内側のドアが開く。でも、まだショップはほとんど開いていなかった。雑貨店が開いていて覗いてみたら、便利グッズでよく見る山崎実業のtowerシリーズが“オシャレ雑貨”で並んでいた(画像撮り忘れました)。

 

 一巡りして、外へ出る。壁画がいっぱい。ベルリンも壁画がいっぱいあったのを思い出していた。東の方のヨーロッパって壁画アートが多いのかしらん? 西も??

 

 

右:なんちゃってバンクシー

ここにもスケートリンク。白いウェアの女の子(左の方、ちっちゃくて見にくいですが)、とってもお上手で可愛らしかった☆

 日曜のオープン直後だったからか、有名なチョコレート屋さんも閉まっていた。さほどチョコ好きではないので良いのだけど、入れないとなるとちょっと残念。まあ、バルト駅市場でチョコはゲットしているんだけれど。

 これにて、タリン観光は終わり。13:30発のフェリーに乗るため、11時半頃にフェリーターミナルへ。


その⑤へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その③

2025-03-08 | 旅行記(海外)

**タリン(エストニア)**vol.3

 
その②につづき


 昼食は、旧市街から少し歩いて、海洋博物館(ふとっちょマルガレータ)近くのホテルで。寒いのとお腹が空いていたのとで疲れていたのか、なぜかレストランの写真とかゼンゼン撮っていないのだった、、、嗚呼。

 

 ニシンのマリネは美味しかったのだが、デザートのチーズタルトは、上にかかったマンゴーソースが甘すぎ&濃すぎで半分でギブアップ。上にのっているのはほおずきのような、、、このときはイマイチよく分からなかった(食べなかった)。飲み物はセルフで、ホットチョコレートをいただいたが、こちらは甘すぎず美味しかった。

 1時間ほど座って飲み食いしたら、ちょっと元気が戻って来た、、、かな。寒かったので、カイロを足裏に貼って、再び街歩きへ。

 この後は、夕食までフリータイム。ホテルのチェックインが15時半だから、それ以降にホテルに各自来るようにとのことで、皆でふとっちょマルガレータを見ながら、三々五々散って行った。

 

左:ふとっちょマルゲリータ。近過ぎてイマイチ/右:海洋博物館

ちなみにこれは翌日のバスの中から撮影した、ふとっちょマルゲリータの遠景

 またゆるゆる歩きながら旧市街に戻り、、、、

 

左:KGB強制収容所(今は博物館になっているそう)/右:ロシア大使館(今は閉鎖されているみたい。ウクライナ国旗やら張り紙がいっぱい、、、)

 

ロシア大使館の少し手前。ライヒマンハウスと呼ばれる美しいアールヌーボー建築。屋上に男性が、、、(隣の覗き魔に恥をかかせるためだとか??)

 

 朝行った聖ニコラス教会の塔に登りに行ってみる。「死の舞踏」の絵も見たいし。

 手元にチケットの半券が残っているので、多分、入り口でチケットを買ったのだと思うが、疲れていたからかあまり記憶がなく、いくらだったかまったく思い出せないのだけど、後でHPを見たら15€もしたらしい。マジか、、、。

 

 まあでも、整備されたというだけあって、中は大変キレイ。コートや荷物はロッカーへ入れなければならないのは、まさに美術館仕様、、、?

 

 実際、コンサートやイベントにも多く使われているとガイドさんが言っていた。この日は何もなかった様子で、人がほとんどいない。祭壇画が美しいので見とれるのだが、肝心の「死の舞踏」はいずこ? と探したら、礼拝堂の隣に部屋があり、、、

  

一番左の画像は拡大すると文字が読めます

 

 教会は、第二次大戦中にソ連の爆撃を受けて破壊されたのだけれど、美術品の多くは避難していたらしい、、、。入口近くに破壊されて修復される教会の写真があったが撮影しそびれ、公式HPを見たら(英語だけど)ちゃんと説明があった。ご興味おありの方はそちらをご覧ください。

 で、このあと、4~5人乗ったらいっぱいのガラス張りエレベーターに乗り、4階までゆっくり上る。

  

 360度、タリンの街を見渡せる。

  

 

 教会の裏手には屋外スケートリンクがあって、まあまあの賑わい。

 

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 ラエコヤ広場まで戻って来て、午前中に前を通った市議会薬局へ。 

 

左:扉が美しい/右:看板は蛇とカップがモチーフ

 何でもこちら、ヨーロッパ最古の薬局だとか、、、(ホント?)。ハーブティーや失恋治療薬(??)を売っているとか。私が入ったときは店員さんが一人のお客さんにかかり切りだったし、人も割と入っていたので、あまりゆっくり見られなかったけど、店内はさすがに年季を感じ、趣があって素敵だった。

 

 で、午前中は見るだけで終わったチョコのお店マイヤスモックや、通りにある雑貨屋などを見て回り、買い物。

 一休みしようということで、旧市街の「職人の中庭」といわれるところにあるカフェ、ピエール・ショコラテリエへ。ここのチョコレートドリンクが美味しいらしいのだ。

 


 こちらがそのチョコレートドリンク(5.5€)。

 店内は撮影禁止とのことだったのだが、それに気づいたのはこの写真を撮った後、、、なので、店内の写真はないのだけれど、ご興味おありの方はHPへどうぞ。

 濃厚そうに見えて、実際、濃厚だけど、甘さはさほどでもなく、しつこくなくて美味しい! 身体が冷え切っていたので、温まるぅ~~。

 30分ほど休憩しただろうか、、、添乗員さんに、遅くとも16時半くらいまでにはホテルに戻って来てねと言われていたので、てれてれ歩きながらホテルへ戻る。

  


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 16時過ぎにホテルにたどり着く。

 

 

 実は、このホテル、ソ連時代にKGBの役人がよく利用していたとかで(もしかしてプーも?)、秘密の部屋(?)や盗聴部屋(??)があって、いまでも残っているのだそう。それで、ホテル内のKGBツアーが1日に2回あり(案内は英語のみ)、夕方が16時からということで、残念ながら間に合わずに諦めたのだけれど、見たかったなぁ、、、。

 夕食までには時間がある。疲れていたけど、ホテルの地下がモールにつながっていて大きなスーパーがあるらしいので、物色しに行ってみた。

 

 店内は広くて、あちこち見るのに気を取られて写真をほとんど撮っていなかった。

 で、一旦部屋に戻って戦利品を置いた後、ホテルのレストランで夕食。バイキングだったけど、鶏がすごく柔らかくて美味しかった。疲れた身体と胃袋に沁みる、、、。

 

 皆で口々に「疲れたねー」と言いながら部屋に戻る。バスタブにお湯を溜めて痛くなった脚をマッサージして労わる。若い頃なら一晩寝れば痛みは確実に取れていたけど、明日が怖いな、、、、などと思う。

 

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 本日の戦利品。

 

左:マイヤスモックでお土産&自分用(2つで6€、美味しかった)/右:ねずの木でできたコースター(確か1枚4€)、バターナイフ&カッティングボード(確か8€、殺菌効果があり、バターが長持ちするんだとか?)

 

左:ご当地クノール粉末スープ(1つ0.79€、自分用。ちょっとしょっぱめ多し)/右:ブルーベリージュース(1.6€)とクッキー(1.1€、自分用)

 

 あーー、やっとベッドで寝られるぅ~~~~!!

 

その④へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その②

2025-02-22 | 旅行記(海外)

**タリン(エストニア)**vol.2

 
その①につづき

 小さなタリン空港を後にし、バスに揺られて10分ちょっと、9時前にホテルに到着。

 もちろんチェックインはまだできないので、荷物を預けて、一休み。まだ朝早いので、ホテルの地下に直結しているというスーパーは開いていなくて、道を挟んで反対側に、24時間スーパーがあるという。「機内食が少なくてお腹が空いている人は、何か買ってきて腹ごしらえしても良いですよ」とのN子さんの言葉で、迷わずスーパーへGO!

 

左:白い建物がホテル/右:トラムの行き交う通りを渡って、、、スーパー・Rimi(H&Mロゴの上にあるRimi)へ

 エストニアではメジャーな24時間(?)スーパー・Rimi。モールの地下にあり、店内はまあまあ広い。

 あまり時間がないので、一回りして、すぐに食べられそうなパン(シナモンロールとクロワッサン)と、ロシアのお菓子スィロークみたいなチーズチョコ菓子をゲット。セルフレジでモタモタしていたら、係の愛想の無いおばさまが全部会計してくれる。シナモンロール1.55€、クロワッサン0.65€、スィローク0.69€。

 ホテルに戻り、ロビーでシナモンロールにパクつく。お腹が空いていたからか、肝心のシナモンロールの写真を撮り忘れ、、、がーん。この旅行でシナモンロールは3個食べたけど、このスーパーで買ったシナモンロールが一番好みだった。食感がモチモチしていて、シナモンの効き具合もちょうど良く、、、。写真を撮り忘れたのに気づいたのは食べ終わってから、、、。

 

左:仕方がないので、クロワッサンだけ撮りました/右:スィロークみたいなチーズチョコ菓子

 チーズチョコ菓子(ほかにココナツ味、ストロベリー味もあった)は想像通りの味で、美味しかった。あまり時間もないので味わっていられなかったのが、ちょっと残念。


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 9時半。いざ、街歩きに出発。現地ガイドは、東京出身のC子さん。エストニアの方と結婚されて、タリンに住んで10年以上だとか。

 ホテルから旧市街の入り口ヴィル門まではすぐ。

 

左:ヴィル門前では花屋さんがいっぱい、、、/右:ヴィル門から来た道を臨む(奥に見える白い建物が宿泊したホテル)

 

玄関の上に滑車がついている

 

 C子さんの解説を聞きながら、ヴィル通りをゆるゆる歩く。

 まずは聖ニコラス教会へ。中世に建てられた教会で、第二次大戦中はソ連の爆撃に遭ったり、それ以外にも火災に遭ったりなどしたらしい。

 

ユニークな外観、、、。窓がカワイイ

 現在は、多くの美術品を収蔵しているとのことで、コンサートも開かれているのだとか。数年前に美術館(博物館?)として整備されて、塔にもエレベーターで上れるようになったそう。

 ガイドのC子さんが、ここに展示されている絵画「死の舞踏」は一見の価値あり!と激推し。でも、朝早いのでまだ中には入れない、、、。

  

 ……ので、再び歩き始める。

 

店先がとにかくカワイイ

 

皆が覗いているのはこちら(開店前の雑貨屋さんの可愛いディスプレイ) 

 「短い足」という意味のリュヒケ・ヤルク通りをゆるゆる歩き、デンマークの王の庭へ。

 13世紀、侵攻してきたデンマーク軍を打ち負かそうとしたとき、この庭に空から旗が舞い降りてきて形勢が逆転し、デンマークが勝利を収めた、、、んだとか。その旗がデンマーク国旗になったのだそうだが、その後、デンマーク統治下に入ったのだろうが、ドイツやロシア、スウェーデンに支配され、エストニアの歴史もなかなかに厳しい。

奥の丸いのが「乙女の塔」。カフェや博物館があるらしい

 

 この広場には、マントみたいなのを被った大きな像が3体あって、これは幽霊なんだって。タリンの美術学校の学生さんたちが制作したものの中からコンペによって選ばれたのだって。幽霊が出るという噂を基に造られ、このマントの中は空洞で、映画「インビジブル」を思い出した

 屋台でナッツを売っていた。一番右のを試食させてもらったけど、香辛料が効いたピリッとした味だった。

 また、ゆるゆる歩いて、アレクサンドル・ネフスキー教会へ。

 こちらは、中に入ったのだけど、撮影禁止だったので画像はナシ。、、、だけど、ロシア正教なので、ロシアで見た正教会の内部とよく似ていた。ちょうど聖歌隊が歌っていて、お祈りしている人たちも結構いた。

 そして、こちらの売店で、またロシア正教の聖歌隊のCDを買ってしまった。8ユーロ。ついでに美しい絵葉書も(0.5ユーロ)。

 で、教会を出たその目の前にあるのが、トームペア城。今は、国会議事堂として使われている。あの元大関・把瑠都も議員時代はこの辺で時々見かけたとのこと。

 エストニアが独立した後、国会議事堂の前にロシア正教の教会が建っているのはどうなのか、、、という議論が巻き起こったらしい。そもそもアレクサンドル・ネフスキー教会は、ロシア帝国がその権威を示すために建てたもの。一時は、教会を取り壊すという話も現実味を帯びたらしいが、ロシア系住民も多い上、ソ連支配の暗黒時代も歴史の一部には違いない、、、という冷静な結論に落ち着いたとのこと。

 このトームペア城にある塔は、「のっぽのヘルマン」と呼ばれていて、ここにエストニアの国旗が掲げられていることは、エストニア人にとっては誇りなのだと、C子さん。

 お次は、展望台へ。トームペアの丘へと向かう。

聖母マリア教会の前を通り、、、

 旧市街を一望する展望台に到着~。

 

右:これは展望台のすぐ横にある政府機関の建物

 この辺りから、だんだん寒さを感じるように、、、。気温はマイナス1度くらいだったと思うが、ず~~~っと外にいるからか身体が冷え切って来る感じ。

 展望台から降りて来て、チョコで有名なお店マイヤスモックを覗き、、、

 

左:マイヤスモック/右:その前にあるのは、聖霊教会。

 

左:店内にはマジパンで作った小物がいっぱい展示されていた/右:マジパン小物の制作中 

 

 ラエコヤ広場へ出て来て、ぐるりと見回してから、ようやく昼食へと向かう。あーー、、、ちかりた。


その③へつづく

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愛する映画の舞台を巡る旅VII ~冬のフィンランド湾を渡る~ その①

2025-02-18 | 旅行記(海外)

**タリン(エストニア)**vol.1

 
 コロナ禍直前にロシアに行って以降、人流復活後もヨーロッパは心理的に遠く、ようやく行ってみようという気になりました。……とはいえ、私が今のところ一番行きたいのは、アイスランド!!なんだけど、なかなか良さそうなツアーがない、、、ごーん。小心者の私としては、やっぱし初めて行く所はツアーが良いのです。

 と思ってネットを眺めていたら目に付いたのが、女性限定おひとりさまツアー。この女子ツアーはインドでも利用したけど、非常に快適だったので、アイスランドじゃないけど同じ(?)北欧だし、一都市だけどバルト三国にも行けるし、イイかな、、、でもちょっと考えよう、、、と思って、数日後に同じサイトを覗いたら、何と満席でキャンセル待ちになっているではないか!! そうなると急に行きたくなるのが人情。仕事がらみで時期的に迷ったものの、ダメ元だと開き直り、どうやら勢いで申し込んでいたらしい。

 ……らしい、というのは、実はその後「キャンセルが出ました」と旅行会社から電話をもらうまで申し込んだことを忘れていたのです。え、、、私、あの時申し込んでたんだ、そっかー、そうだったんかー、、、「あ、ハイ、行きます、行きます!!」と返事をしたのが11月末頃。

 というわけで、大した思い入れがあったわけではなく、とにかくもう、仕事でウンザリすること続きだったのもあって、ヤケクソに近い現実逃避の旅と決め込んで、予習もそこそこに、いざ出発の日を迎えたのでありました。


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 出発は成田。23:10発ヘルシンキ行きフィンエアー74便。集合は、20:40。仕事はヤマを越え敗戦処理が残っていたので、その日は普通に出社し、仕事を終えてから成田へ。

 事前に添乗員のN子さんから電話で、集合時間より早く来過ぎても云々と言われていたので、19:00過ぎには空港についていたけど、両替したり、おにぎり食べたり、本読んだりしながら20分前くらいに集合カウンターへ向かう。

 と、係の女性が「お客様、○○様ですか?」といきなりの名指し。え、、、何で分かるの??と思ったら、どうやら、私が集合最後だったらしい。早く来るなって言われたから、それでも20分前に来たのに、んじゃあもっと早く来て荷物さっさと預けたかったゼ、、、と内心思いながらも、テキトーに愛想笑いをしてフィンエアーのチェックインカウンターへ。

 webチェックインしていたので、荷物だけ預けて、手荷物検査を経て出国。あー、ヤレヤレ。でも、このツアー、初日が一番キツいスケジュール。夜中に出発、早朝現地着、そのまま夕方まで観光(しかもほとんど徒歩)、、、機内でまともに寝られないのを考えると、まさに殺人的。正直、出発前から少々憂鬱だった。

 搭乗時刻少し前に添乗員のN子さんから諸々説明があり、ツアー参加者は19名、ヘルシンキはスリが多いから気を付けろと何度も注意される。もう22時半を回っていて疲れていたし眠かったので、あんまし話を真面目に聞いていなかった(ごめんなさい)。その後、座席が窓側なので、搭乗前に2度もトイレに行く。ついでに化粧も落として歯磨きもした。夜出発の便に乗るのは、久しぶりだ、、、。


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 今回のツアーを選んだのは、往復がフィンエアーだってのも大きかった。一度乗ってみたかったのよ、フィンエアー。機内はマリメッコで統一されていると聞いていて、ちょっと楽しみだった。webチェックインのときに窓際でガーン、、、と思ったが、comfortシートとやらでエコノミーだけど足元が少し広めらしいので、3列の真ん中よりはいいか、、、と(席替えは有料なので)。

 エアバスA350にいざ搭乗してみると、、、ハレ、、、?マリメッコやないやん!? いたってフツーの機内。シートもご覧の通り。足元は、、、まあ多少広いかな。3-3-3の席並びで、窓側の33A。マリメッコ機は期間限定だったらしい。

 

 ずーっと真ん中に人が来なかったので、これはもしや空席?ラッキー!と思った瞬間、ほぼ満席の機内でそんな訳はなく、女性がやって来た。まあ、でかいオッサンじゃなかったのはラッキーなんだが、この女性、席に着くなり靴を脱いで靴下に履き替えるわ、化粧落とし始めるわ、エアピロー膨らますわ、、、でくつろぐ準備を着々。うぅ、、、落ち着かない(ちなみに、この方、ヘルシンキまで途中数時間を除き割とずーっとこんな感じだった)。

 それにしても、フィンエアーのCAさんたちは皆さんデカい! コスチュームは紺でシンプルなデザインだけど、オシャレやった。あの体格の人が着るから映えるのだな、多分。

 モニターにフライト概要が出て、機内食のメニューもこちらで見られる。チキンかビーフか選ぶのだが、しばらく和食を食べられないので、敢えて和食のチキンにしてみた。 

 

 しかし、、、ショボい、この見た目。量も少ない。私はこれでそこそこお腹も膨れたが、大の男はこれじゃゼンゼン足りないんじゃないの??と思うくらいに少量だった。味は悪くないけど、美味しいともちょっと、、、。ペーパーナプキンだけマリメッコで、何とも期待外れな食事。ドリンクも食事中一度だけしか回って来ない。食べ終わってもなかなか容器の回収に来ない。別に良いけど、かなり割り切ったサービスなのだな、さすが北欧(?)とヘンに感心。

 眠いけど、すぐに眠れそうにもないので、映画を物色。お、「陪審員2番」があるやん!ラッキー!!と思って見始めたけど、何と、日本語字幕がない。タイ語はあるのに、、、、。ほかにも、日本語字幕のない映画が多くて、機内で頭を使うのは不可能、英語字幕なんかとても読む気にならん、、、というわけで、邦画一択。草笛光子主演「九十歳。何がめでたい」を選択。期待はしていなかったが、うぅむ、、、という感じで。感想はまたいずれ。

 その後、少し寝たみたいだけど到底熟睡はできず、また映画を探すも、これといったのが見当たらない。で、音楽を見ると、古いのから新しいのまで洋楽がイロイロあるが、さすがフィンエアー、シベリウスチャンネルなんてのがあるのを発見。有名どころがラインナップされているので、聴いてみたが、そのままウトウトしたらしい。

 気が付いたら機内が明るくなっており、朝食が配られる。あまりに小さなボックスが手渡されてビックリ。飲み物はブルーベリージュースを所望。……しかし、この食事の量の少なさはちょっとなぁ。味は悪くないけど、これじゃあこの後の観光が心配だ。あ、ブルーベリージュースは普通に美味しかった。

 で、片付けなどバタバタしているうちにヘルシンキに到着、、、。朝5:30頃でまだ真っ暗。

 


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 ここで、タリン行きに乗り換える。

 

左:ガラス張りでキラキラに見える乗降口/右:日本人が多いのかトイレに日本語表記

 

 タリンまでの飛行時間はわずか30分。乗り換えに2時間もなく、手荷物検査もかなり厳しい上に、入国審査のお姉さまが入念な審査をする方でかなりギリギリに。

 

 広いヘルシンキのヴァンダー空港内をひたすら歩いて搭乗口へ行くと、もう搭乗が始まっている。

 再び窓側になり、今度は現地の人と思しき若くてガタイの良いお兄さん。機体はATR72、狭いけど30分なら平気。

 

 滑走路直前まで行くと、なぜか飛行機が止まり、向こうからでっかい車が近づいて来る。え、翼にぶつかるやん、、、ヤバくない??と思って見ていたら、いきなり放水を始めるではないか。

 ご覧のとおり、びしょ濡れの窓。景色を眺めようと思っていたのにぃ、、、。

 これって、雪を落とすとか、氷結を防ぐとか、そういう意味の放水なんですかね? ネットで調べたけどそれらしいものがヒットしなくて分からない。雪はゼンゼンなかったけれど、、、。

 その後、普通に離陸し、本当に、あっという間にタリンの空港に着陸。

  

左:反対側の窓からは美しい朝焼けが見られたとか/中:タリンの街並み/右:(おそらく)ウレミステ湖、凍っている

 

 

ホントにあっという間に着いたタリン空港

 

左:空港のロビーのオブジェ(presidentとか見えるので偉い方々なのかと)/右:椅子がカワイイのだ

 

 あー、、、疲れた。やれやれ、、、などと言っていてはいけない。この後、バスでホテルまで行って荷物を預けたら、いざ観光なのだ。ひょ~~。

 

 

その②へつづく

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現実逃避の旅 ~ベトナム中部でのんびりしたい~ その⑨

2024-04-09 | 旅行記(海外)


その⑧につづき


 ダナンのミーケビーチに、夕方到着~。

 夕食まで1時間弱のフリータイム。浜辺をプラプラ、、、お土産屋さんを覗いたり、通り沿いの店を見ながら歩いたり、、、。

 

 

 で、集合時間が近くなったので集合場所のお店前に行くと、すごい数の水槽がずらり、、、。

 

 

 最後のディナー(?)は、シーフードレストランで。

 正直なところ、疲れていたし、あんましお腹も空いてなかったってのもあって、この夕食については印象が薄い。ただ、メインの白身魚のあんかけ(?)みたいのが温かくなかったことに文句言っている人がいて、他にも、ちょっとお店側の手際が悪かったのも確かにあるのだが、アンさんにクレームめいたことを言っている人もいて、何となく気分が下がり気味だった。

 ちなみに、スープはアスパラガスとカニのスープで、これはすごい美味しかった!

  

 

 ……まあ、お金払ってんだからそれに見合ったもん提供してくれよ、というのは分かるけど、所詮ツアーだし、お店の人たちも別に感じが悪いわけじゃないし。あと、ビールが冷えてないことに文句言っている人が結構いたんだけど、アンさんがツアー中何度も「ベトナムではビールは冷やして飲む習慣がない」って説明していたのに、なんだかなぁ、、、と思ってしまった。

 

 という感じで、(私が勝手に)どよ~んとなっていたのだけど、デザートで不思議なものが出現。食べたら、梨のような食感??ん?これは何だ??とアンさんに聞いたところ、「青りんごです!」とのこと。皮ごと丸かじり。

 お店の中にもでっかい水槽があって、こちらは熱帯魚かな、すごくキレイ。


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 空港へ向かう途中で、ライトアップされたドラゴン・ブリッジへ。

 

 ライトの色が変わってブリッジも青や黄色に。マーライオン(実物見たことないけど)みたいな噴水もあり。

 夜になるとライトアップされるところは、万国共通デートスポットなのかしらん。若者たちがたくさんいて、やはり若い国は活気を感じるな~。


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 20時過ぎに空港へ到着したのだが、出発3時間前の21:20にならないとチェックインが始まらないので、それまで待つ。

 搭乗は2手に分かれてバスでタラップまで移動し、後ろの入り口から上がる。行きは席に余裕が少しあったけど、帰りはほぼ満席っぽかった。定時より40分遅れでようやく離陸。

 疲れてほとんどウトウトしていただけだったが、到着1時間前に出た食事は、あんまし美味しくなくて、クロワッサンとサラダと牛乳だけいただいた。

 成田にはほぼ定刻に到着。Visit Japan Webに登録してあるおかげで入国手続きもサクサク済んで、無事に旅を終えました~。

 

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 以上で、旅行記終了です。のんびり・ゆっくりしたい……と思って選んだツアーの割に、今回もまあまあの盛りだくさんでした。本当にのんびりするには、完全なフリーツアーを選ぶのが良いんでしょうね。

 ダラダラ続けてきてしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

 

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現実逃避の旅 ~ベトナム中部でのんびりしたい~ その⑧

2024-03-27 | 旅行記(海外)


その⑦につづき


【最終目のスケジュール】

 午前中自由行動 → 昼食 → ホイアン旧市街観光 → ダナンへ移動 → ショッピング → ミーケビーチ → 夕食 → ダナン空港


 この旅も最終日。前回の台湾旅行の弾丸ツアーで疲労困憊したので、今回はフリータイムがあるツアーを選んだ、、、といっても半日だけど。

 この日も朝日を眺めながらの朝食。友人と、午前中はダラダラしようと話していた。本当は、マッサージにでも、、、と旅行前に話していたのだが、前日に友人が転んで頭を打った(大事には至らなかったのだが)こともあり、マッサージはやめておくことに。

 部屋に戻って駄弁りながら荷造りしたりお茶飲んだりゴロゴロしたり、、、と一通りダラダラした後、旧市街を歩きに行くことに。

 

 ……とはいえ、そんなに広くない旧市街、メインストリートは何度も既に歩いているので、ホントにフラフラと歩いて、ちょっとお店を見て、、、友人は部屋着を買っていたけど、、、という感じだった。雑貨店など見るのは楽しい。

 集合時間になったので、荷物を持ってホテルのフロントへ。そこから、昼食のお店まで、また旧市街へと歩く。昼食は、ベトナム名物バインミー。

 ホイアンには有名なバインミー・フーンというバインミー屋さんがあるらしいのだが、我々ツアーは旅行会社と結託、、、じゃなく契約しているレストランへ。

 実は、職場のすぐ近くに結構人気のバインミー屋さんがあって、私は食べたことがないのだけど、バインミー・フーンで食べたという職場の女性が「こっちの方が美味しいかも!」と言っていたのを覚えていたので、まあ、もし美味しくなかったら帰ってから職場の近くのお店に行けばいいか、、、と思っていた。

 見た目はちょっとショボく見えるかもしれないけど、美味しかったのです、これが。もちろん、1人1本。これだけで、かなりお腹いっぱいに。

 ちなみに、帰って来てからまだ職場近くのバインミー屋さんには行っていない、、、ごーん。


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 さて、お腹が満たされたら街歩き。

 まずは、フーンフンの家 (馮興家)。200年前の貿易商として栄えた旧家だそう。壁はベトナム、柱やドアは中国、屋根は日本の折衷様式。今も8代目が住んでいるとか??

 アンさんが何度も「うなぎの寝床」と言っていたが、ホントに間口は狭く縦に長い。

 

左:天井が高い/右:リビング、、、らしい

 

2階のバルコニーから下を覗いたら韓国からと思われるツアーのご一行

 

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 この後、市街地の中心部にある来遠橋(通称:日本橋)へ、、、といっても、ここも既に何度も前を通っている。が、いかんせん、現在大規模修復中なので外観の全体像は分からない。

来遠橋(通称:日本橋)これが本来なら見えるはずのお姿(wikiからお借りしました)

 

 16世紀に日本人が架けた橋だということで、通称“日本橋”とのこと。アンさんは「ニッポンバシ」と言っていた。「ニホンバシ」ではないみたい? 一応、修復している側まで入ってみると、、、

ガッツリ本格的な修復だった

 

 で、橋を過ぎて、サーフィン文化博物館へ。

 サーフィン文化は、紀元前後にベトナム中南部に栄えた文化だそうで、ベトナムの先住民だとか。遺跡が出たのだって。そこから出土したものが展示されている。

 

棺桶だって、、、

 

 新しくて建物はきれいだけど狭いので、展示もさほど多くなく、20分ほどの滞在。

 

 チャンフー通りを歩いて、お次は、海のシルクロード博物館(貿易陶磁博物館)へ。古民家を改造した建物で、やはりこちらも、間口の狭い“うなぎの寝床”(外観の画像、撮り忘れました)。

 その名のとおり、陶磁器の展示が多い。

 

 

天井から滑車が下がっていて、これで吹き抜けの1階から荷揚げをしていたのだって

 

 旧市街の見どころはチャンフー通り沿いに集中しているので歩いて回れる、、、のはいいのだが、何しろこの日差し。あちぃ、、、。ヘロヘロになりつつ、お次の福建会館へ。

 

 福建会館は、その名のとおり中国福建省から来た中国人によって建てられた道教の寺院(と会館が併設)。道教の女神「天后聖母」が祀られていることで有名らしい。

天井から吊り下がっているのは“線香”

 

 アンさんが汗だくになりながら説明してくれているのだけど、こっちもヘロヘロで頭に入って来ない。奥で聖母をお参りできると言っていたような気もするが、気力なく、、、。

 それより、この後フリータイムだったので、会館に来る途中でアンさんが「ココのアイスクリームはホイアンで一番美味しい!」と教えてくれたアイスクリーム屋さんへ直行。

 

やっぱ、マンゴーアイスだしょ!

 

 カップかコーンか選べたけど、カップにした。暑くてコーンは食べにくそうな気がしたから、、、。こちら、6万ドン(≒360円)とまあまあのお値段だけあって、マジで美味しい!! あー、生き返る、、、。

 これで、ホイアンとはお別れ、、、。ダナンへ移動。

 


その⑨へつづく

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現実逃避の旅 ~ベトナム中部でのんびりしたい~ その⑦

2024-03-19 | 旅行記(海外)


その⑥につづき


 ホテルの前に船着き場があり、ここから乗船してタンハー陶器村まで川下り。

 

 ライフジャケットを着せられ、船はトロトロと進む。

 

 暑いので、川からの風は心地よく、20分ほどして到着。

 このタンハー陶器村について、前日からアンさんが「ベトナムで一番良い陶器はバッチャン焼きなので、ゼンゼン違います」「ここはあんまり期待しないでください」と何度か言っていた。

  

 船を降りて、村の路地を少し歩く。路地の両脇に工房(?)や売店もあり、そこを抜けて行くと、博物館がある。

  

 ここで、ろくろ体験などもできるみたいだが、我々ツアーは見学するだけ。

 

 見てのとおり、素焼きみたいな色と質感で、あまりそそられないけど、壁から天井にかけての装飾がキレイだった。売店も一応ある。

  

 外に出ると、世界遺産を再現した焼き物たちが並んでいた。風雨にさらされてか、黒ずんでいて、あまり見て楽しい感じでもなく、、、。

 友人は、ここでイロイロ陶器を物色できると思っていたらしく、ガッカリしていた。まあ、確かにバッチャン焼きみたいのを想像しているとかなりギャップがあるのは間違いない。


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 再び船でホイアン市街に戻る。

こちらを向いているのがアンさん

 

 夕方になると出店が。路地の間を縫って夕食のレストランへ。ホイアン名物料理だそう。

 

中庭風の席に通される/マンゴージューズ(まあまあ)

 

 ここで、またあの謎夫婦と同じテーブルになる。今回は、ちょこっとだけ彼らの身の上話が聞けたのだが、あまりに謎めいていたので友人と「もしかして、公安関係?」とか「もしかして、やんごとなき筋の方々?」とか勝手に想像を膨らませていたのだが、いずれも大ハズレだったことが判明。

 いやでも、まだまだ謎な感じは拭えず、相変わらず女性の方はほとんど何も食べないし、男性は私たちには普通によく喋るが女性には素っ気ない対応で、なんともビミョーな空気だった。まあ、私はそういうのも楽しめちゃうクチだけど、友人は気疲れしていた。 

 

 

  

 ……それはともかく。ホイアン名物料理としては、ホワイトローズという蒸し餃子が有名らしい。あとは、揚げワンタン、カウラウというホイアン風うどん(汁なし)などなど。空心菜はどこで食べてもハズレがない。

 一番下の右は、デザートのちまきだったのだけど、肝心の中身の画像を撮り忘れたので、別のサイトからお借りして来ました。

 皮をむくと、このような葛饅頭のようなものが出て来まして、アンさんに何かを尋ねたところ、(聞き間違いでなければ)大豆とヤシを餡にしたものをタピオカで包んで蒸したものだ、、、とか! ヤシ!!? タピオカだったのかー、、、と、食べた後で驚いた。食べてもタピオカだと分からなかった。てか、ヤシってジュースなら知っているが、食べられるのか。ヤシの実っていうもんな。『やし酒飲み』なんて小説も、そういえばあったもんな、、、などと思いながらも、ヤシの味は当然分からず。このデザート自体はそれほど甘くはなくて美味しかったが。

 後からネットで調べたら、ヤシの実は、殻の内壁に白い果肉が付いていて、スプーンですくって食べることが出来るそう。食感はイカの刺身みたいらしい。知らなかった。


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 この後、宿に戻る前に、灯篭流し。旧市街を流れるトゥボン川に灯篭を流すのだ。

 

 お店の人が一つ一つ灯篭に火をつけてくれて、それを長い柄のついた籠に入れて川に下ろす、、、、だけなんだが。願い事をすると良いとか言われたけど、小心者の私は、順番で後ろに待っている人たちがいるからモタモタして待たせたらマズい、、、とか思って願い事なんかするの忘れてたわ。願い事って言われても、そもそも思い浮かばないしな、、、。

お見苦しいので極小サイズで。へっぴり腰で灯篭を載せた籠を下ろしているところ

 

 別に撮影してくれなくてもいいんだけど、アンさんが一人一人撮ってくれる。しかも連写でアニメが出来そうなくらい

 手漕ぎボートに乗って、、、っていうのもあるみたいで、川にはたくさんのボートが行き交っていた。

 

 灯篭流しを終えたら、また出店などを見ながら宿に戻った。

 

その⑦へつづく

 

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現実逃避の旅 ~ベトナム中部でのんびりしたい~ その⑥

2024-03-11 | 旅行記(海外)


その⑤につづき


 カートに乗って5分ほど、遺跡の降車場で降りる。

 

 

 ここからまた少し歩いて、まずは、チャム族という少数民族の舞踊ショーを見学。とにかく蒸し暑い(一応送風機はあるんだけどあんまし効果ない)上に、結構人が多い。

 

 席の位置がイマイチでほとんどショーの画像は撮れなかったのだけど、チャルメラみたいな楽器の演奏がなかなか面白かった。チャルメラ、昨年行った民博で世界中にあるって展示されていたっけ、、、などと思い出しながら聴いていた。

 20分ほどでショーが終わると、遺跡の見学。

後方の山はライオンの頭に見えるという聖なる山「マハールヴァダ」(獅子岩)

 

 その時代時代の王たちが、神殿(?)を築いてできたということらしいが、見た感じ(行ったことないけど)アンコールワットに似ているような。20世紀に入ってフランス人によって発見・発掘されたけれど、ベトナム戦争でかなり破壊されたらしく、部分的には壊滅で復元も難しいらしい。

 

 チャンパ王国は分からないことも多いらしい。レンガ造りなんだけど、隙間なくレンガを積んであるこの工法については、今も解明されていないのだとか。コンクリートをレンガのつなぎにして修復しているとも、アンさん言っていたような(記憶違いだったらすみません)。

 

右:ベトナム戦争のときに落とされた砲弾

 

 

右:ヒンドゥー教の安産祈願(男性器と女性器だって)

 

 

 40分ほど見学して、集合場所へ戻る。もう、とにかく暑い、、、。ので、またまたアイスで体内から冷やすことに。

 

今度はマンゴーアイス(2万ドン≒120円)。濃厚で美味しかった♪

 

 で、一息ついた後、少し時間があったので、売店を見て回ると、ちょうど旅の記念になりそうなアイアン細工をめっけ。

 高さ12センチくらいかな。ちなみに天秤は動かない。お香のお皿にも良いかも。11万ドン(≒660円)だったと思う。


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 この後、バスでホイアンに戻り、昼食。ベトナム中部の料理店とのこと。

 

 飲み物は、7upを頼んでみる。と、可愛らしい絵の缶が。味は普通の7up。

 

サラダなどが出て来て……

 

 

 ミークワン(画像左)というのが中部の独特の麺らしい。汁なし麺。きしめんみたいに平ぺったい米麺で、魚介出汁(?)にターメリック入りと思しきスープが麺の下にあって、エビやナッツが山盛りになっているのを混ぜながら頂く。私は、担々麺も汁なしの方が好きなので、これも美味しくいただきました。

 チキンライスも中部の料理だそうだが、こちらは、まあフツーかな。黄色いご飯は、サフランライスかと思いきや、違うっぽかった。ターメリックの色かしらん? 想像していたチキンライスとゼンゼン違って驚き。

  

 生姜焼きみたいな肉や、さらにまた麺が出て来て、美味しいは美味しいんだが食べきれない。デザートは、普通のシュークリーム。


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 この後、一旦、宿に戻って1時間ほど休憩。

 で、集合時間になったのでフロントに行くと、何やら騒がしい、、、。ん??と思って見ると、見知らぬ男性が一人、ツアーの女性たちに囲まれている。この人がツアー32人目の方だった。

 なんとこの方、成田空港で、飛行機のチェックインする際に「パスポートが期限切れ」と言われて出発できなかったんだとか。つまり、間違えて古い方のパスポートを持って来てしまったと。チェックインの前に、旅行会社のカウンターでもパスポートチェックがあったんだけど、そこはスルーしてしまったらしい。同じツアーで2日後出発グループの飛行機の座席に辛うじて空きがあったので、遅れて参加することになったのだって。もちろん、追加運賃やら手続代は加算されたとか。

 いやー、他人事じゃないわ、、、。パスポートの外観、パッと見、古いのと同じだもんね。私は古いのは奥の方にしまい込んであるけど、同じところに保管してあったら、うっかり、、、なんてことは十分あり得るもんなぁ。

 そのいきさつをツアーの人々に何度もその男性は武勇伝が如く話をしていて、その度に、なぜか「良かったわね~」パチパチ、、、と拍手が沸き起こるのが不思議だった。

 で、この後、タンハー陶器村までトゥボン川を下って行くのであります。

 

 

 

その⑦へつづく

 

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現実逃避の旅 ~ベトナム中部でのんびりしたい~ その⑤

2024-03-05 | 旅行記(海外)


その④につづき


 音楽と踊りを鑑賞し終わったら、シクロ乗車体験。

 シクロは、ベトナム料理店の前に置いてあるのを見たことがあるだけで、乗ったのはこれが初めて。ツアー31名様がゾロゾロとシクロに乗って移動する。

 

 私が乗ったシクロの運転手のお兄ちゃん(おじさんかなぁ?)は愛想が良くて背後から「ニホンダイスキ!」とか「ナマエ? ワタシ〇〇、ナマエ?」とか、やたら話しかけて来る。何言ってるのか分からなくて??となっていたら、どうやら他の運転手と話していたみたい??とか、とにかく私としては風景を眺めてぼんやりしたいわけで、サービス精神旺盛っぷりに閉口気味、、、。

 乗り心地は、、、まぁ、悪くはないけど、すぐ側を車やバイクが通るし、なかなかスリリングだった。インドで乗ったリキシャは、運転者が前で、客が後ろに乗るんだけど、シクロは、客が前で運転手が後ろってことで、客からすると視界は遮られないけど、割と怖い。

 で、10分くらい乗ったら、お土産屋さんの近くに到着。チップを2万ドン(≒120円)渡すようにと事前にアンさんに言われていたので、お兄ちゃんに渡すと、満面の笑みで「アリガト!サヨナラ!」と。

 この後、お約束の土産店へ。私は、今回の旅はあんまし買い物しなかったんだが、お土産用のお菓子(1箱6万ドン)と、ベトナム刺繍の可愛い巾着(小さいのが1つ2万ドン、大きいのが1つ2万5千ドン)をゲット。お菓子は、ちょっと固めのココナツサブレという感じで、すごく美味しい。3枚入りの小袋が16袋入っていて、約360円。

 


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 この後、バスでホイアンに戻り、夕食へ。

 

 ベトナム風西洋料理店だそう。欧米からと思われるお客さんが多かった。

  

 

 確かに西洋料理。食べかけの写真になってしまったサラダはツナサラダで、お味はどれもほぼ想像のとおり。デザートのプリンが見た目より甘くて濃厚だった。

 同じテーブルになったご夫婦が、ちょっと不思議な、、、というか謎めいていて(友人が「どちらからいらしたんですか?」と聞いても「どちらからでしたっけ?」と笑いながら奥さんがダンナさんに言うとか。それに対してダンナは笑ってスルー。???な感じだった)、特に、女性はほとんど何も食べないのでビックリ。料理が口に合わない、、、とかじゃなくて、飲み物(マンゴージュース)以外手を付けないのだ。ちなみに、ダンナさんは普通に食べていたけど、とにかく独特な空気感のご夫婦だった。正直、料理よりもこのご夫婦の印象の方が強かった。

 ツアーに参加すると、世の中、良くも悪くもいろんな人がいるんだなぁ、、、と実感することが多い。自分の生きている世界なんて狭いもんだ。

 この後、宿に戻る。


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【3日目のスケジュール】

ホイアン発 → ミーソン遺跡観光 → ホイアンに戻り昼食 → トゥボン川クルーズ → タンハー陶器村 → 夕食 → ホイアン旧市街にて灯篭流し


 3日目は、ホイアンからバスで片道1時間半ほどのミーソン遺跡観光。朝は8時集合、朝食は6時半過ぎに。

 

朝焼けを眺めながらの朝食、、、何と贅沢なことよ

 

 この日の朝食は、オムレツを好みの具入りで目の前で焼いてもらって、その隣で、これまた好みの具入りフォーをお願いした。お腹に優しいフォーは朝食に良い。

 8時ころにホテルを出て、バスでミーソン遺跡へ。ミーソン遺跡は世界遺産で、古代から17世紀ころまでベトナム中部から南部にかけておさめていたチャンパー王国の聖地。ヒンドゥー教。

 到着してチケットをアンさんから手渡される。このQRコードをかざすんだが、何とこのチケット、入場後に回収されてしまった。

 

 入口から5~6分歩いて、カート乗場に着くと長蛇の列。このカートで遺跡まで行く。

 

 

 

その⑥へつづく

 

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現実逃避の旅 ~ベトナム中部でのんびりしたい~ その④

2024-02-23 | 旅行記(海外)


その③につづき


 少し遅めの昼食。ベトナム宮廷料理のお店。

 

皇帝夫妻が座るとされる席の前に、、、

  

 皆さん、地ビールを飲む中、ジンジャーティ。グラスの底にショウガの大きな欠片がいっぱいあるけど、飲むとそれほどショウガがキツい感じはない。基本、ベトナム宮廷料理に添えられる野菜は“飾り”だと、アンさんが言っていた。このニンジン鶏、やや干乾びていたのはご愛敬。

 ブンボ―フエという、米粉麺で牛肉が入っているフエ名物をいただく。肉より練り物の方が大きいのだが、味はクセがなくて美味しい。けどまあ、麺の食感とかフォーの方が好きかなぁ。

 

  

 海鮮メニューが続々、、、。デザートは、ぜんざい

 どれも美味しくいただきました。宮廷料理とのことだったけど、いたって普通の料理という印象。これって、現代人だから普通に感じるだけで、当時からすれば贅沢なお食事だったんですかね。

 4人席で一緒になったご夫婦は、ベトナムは初めてで、コロナ前は年に1度ヨーロッパをあちこち車で回っていらしたのだとか。ツアーで旅行するのは久しぶりだそう。イタリア縦断旅行のお話を聞きながら、ランチ終了、、、。


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 お次は、バスで20分弱、阮朝(グエン朝)王宮へ。グエン王朝は、ベトナム最後の王朝で1802年~1945年まで140年以上続いたとのこと。こちらは世界遺産。

 正門前の広場には9門の大砲が、、、。初代の王によって造られたそうだが、9門は、五行と四季を表しているとのこと。実際に使用されたことはなく、象徴的に置かれているのだって。

 シンボリックと言えば、こちらのフラッグタワーも。ちなみに、国旗の大きさは54平米だとか、、、。ウチより広い。ちなみに、木の根元が白いのは、防虫剤を塗った跡だとか。

 

正門(午門)

 

 

 んで、正門をくぐるとメインの太和殿、、、のはずが、残念、修復中(右の写真の奥の門のさらに奥に太和殿があるはずなのに覆いが、、、)。……ごーん。正門の中を上がることが出来て、展示物など見学。

 

左:歴代の皇帝や皇族が使用していた印/右:玉座(だと思う)

 

  

左:鐘もある、、、/右:未練がましく修復中のところを撮影

 

  

 

皇帝の書斎のような場所だったらしい

 

 中国の紫禁城をモデルに造っただけあって、建物は中国の影響を強く感じる。宮殿の名前はそのまま紫禁城だしね、、、。

 フエはベトナム戦争でも激戦地の一つだったため、この建物もかなりダメージを受けたとのこと。旅行に行く前にネットで画像を見ていたら、壁に弾痕があったり塀に大きな穴が開いていたり、というのも目にしたけど、私が歩いた範囲ではかなり修復が進んでいるみたいだった。

 

 全部は回れないけれど、メイン所を一通り見て回って、お次は世界無形文化遺産の宮廷雅楽ニャーニャックを鑑賞する。

 

こちらの閲是堂で開始を待っていると、お姉さんが登場

 

 

獅子の雄雌が出て来て、寄り添ったと思ったら、、、

赤ちゃんが産まれた!

 

 

 

美女や老人に変身した悪魔と闘うヒーロー!?

 

 

群舞ですかね、、、

 

おしまい

 

その⑤へつづく

 

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