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対策が功を呈して復活

(四万十川)

お遍路6日目、11月6日(金)歩数48,629歩-距離34.9km。一日30kmのノルマ、今日も達成。

今日のコースは、民宿みやこ-13.5km-四万十川(四万十大橋)-3.5km-うどん屋田子作-17km-民宿岡田、のコースである。ここまで行けば、次の札所は足摺岬の先端、第38番金剛福寺まで残り15.8kmになる。明日はいよいよ足摺岬往復である。往復で31.6km、荷物を置いていけるので、荷を軽く出来るから、今の自分なら楽勝である。

こんな自信が持てたのは、昨日の不調対策として、靴を変えて新しい靴を荷から下ろし、古い靴を自宅へ送り返した。他に衣類も送り返し、荷が随分軽くなった。朝食はお変わりして2杯食べた。マイペースを保つため、一人で歩いた。民宿みやこでお接待でおにぎり二つを戴いた。途中でうどんも食べた。結果、最後までパワーは落ちなかった。足を見ると、ふくらはぎに筋肉がついてきたのが分かる。人体は案外単純で使えば筋肉が付き、使わなければ筋肉は落ちる。一週間足らずという期間でそれが起きてしまう。

今日の泊まりは今朝予約したのだが、最初の民宿は廃業、2番目は塩水利用の風呂施設に宿泊も可という形で落ち着かないから止めた。次は満員、4番目に電話したのが民宿岡田である。少し足摺岬に近いのが気になったが、頼んだ。

気になったのは足摺岬への往復ではなくて、次の第39番札所延光寺までの距離が伸びることである。宿のおばさんに話していると、お年寄りでも4時ごろには着くから大丈夫だという。距離を計算すると35kmであった。気合を入れて歩けば何とか行けるかもしれない。とにかく延光寺のそばの宿を頼もう。

お昼前、四万十川を渡った。川はとうとうと流れて、川舟が浮かんでいる。かつて日本の川はみんなこんな風だったんだろうと思った。四万十川の見えるお遍路さん休憩所で、少し前に知り合ったばかりの男性お遍路さんと話した。67歳で2度目のお遍路であることなど聞いた後に、「私、肺がんの手術をしまして、片側の肺を半分切除しました。今3年半、再発していない。5年再発しなければと医者からは言われています。今も山道の登りはつらい。」さらりと随分深刻な話を聞いてしまった。明らかに自分よりも健脚で、午後は離されてそのうち見えなくなってしまった。明日またどこかで会うことになるかもしれない。


(田子作うどん)

四万十川を渡って3kmほど行ったところに田子作といううどん屋がある。お遍路さんがかならず寄るうどん屋だという。女性が一人でやっているうどん屋で、名物は「青さうどん」、「青さ」は四万十川河口の川海苔だという。青さが量がないので、「田子作うどん」を頼んだ。「青さを少し入れました」という、うどんはみんなが立ち寄るだけあってうまかった。

明日があるのでこんなところで寝る。
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