ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

今年もあとわずか。

2018年12月30日 22時48分27秒 | GBA(ジビエ)
どうも。

今年もあとわずか。ですね!

大掃除は諦めました(^_^;)まぁ、小分けに年間でやることにして・・・

のんびりとやれるように過ごしますかね(^_^;)

紅白とか久しくのんびり見ようかな?格闘技もあったりしますしね!

さて、今年は振り返ると大変なこともありました。仲間とお茶の販売に出掛けたりもしましたね。

あっという間の1年。

やはり終わりがけの狩猟が解禁したのが一番のインパクトがあります。 

イノシシが畑を荒らすからどうにかしたい!というのが一番の理由ではありましたが、いざやるまでの段取りや、やり始めての難しさなどいろいろありますね!

今年のはじめに、2月の狩猟免許試験に挑もうとしたのに、試験を受けるにあたって要領を教えてくれる事前講習の申込みが終了してしまって、2月の試験は断念して、8月の試験にしたのでした。
どっちみち、狩猟期間は11月ですから2月の試験も、8月の試験も関係はありませんでした。

そんなこんなでワナ狩猟を開始して、自分のワナでは、11月の終わりに50キロくらいのオス。12月中旬に100キロくらいのメスと2頭獲り。師匠の手伝いで数回解体も参加しました。

確実にククラれている前提で、生け捕りも可能だったのですが、気をつけてやらないといけません。

そんなワナも年末年始は、見回りや万が一掛かった場合の対応ができません。
なので、獲物かからないよう板で蓋をするか?回収するか?ですが。ワナをまた設置するのは面倒ですけど、作動確認をしながら回収したんですが、埋めっぱなしはダメですね。ワナがうまく動かないことがかなりありました。

年明け後に改めて、イノシシのエサに合わせて、ポイントも変わると思うので、仕掛け直していくというわけです。ミカンも畑には無くなるし、これからイノシシは何を食べるのかな?


↑もう、すでにタケノコがイノシシによって食べられていました。美味しいものを知っているグルメなんですね。これからはタケノコのポイントが熱いのかな?!


クリスマスもイノシシの肉を食べました。

↑とっておいた前足。大きすぎるので包丁をいれてぶつ切りにします。骨も鍋に入れます。


↑鶏とイノシシの煮たもの。食べなれない味より、醤油などでつけた味がしっくりきます。おふくろの味ってやつです。
鶏やらブタやら牛やらあんまり混ぜることがないと思いますが、二種以上の骨肉を一緒に煮るとより美味しくなります。


↑2日目のイノシシのホロホロ感がヤバかったです。


↑イノシシ肉をあげた姉が『スライサー買ったら、こっち置いといて、スライスしてくれる?』だと。今の時代、ピンキリで手動から電動のスライサーがネットで見られますが・・・お手入れや置場所が大変そうですね!
こういうのは包丁で!意外といけます。
なので、少し大きい牛刀包丁を買いました。
たしかにスライスした方が使いやすいと思います。当たり前だけど。


来年は、イノシシ年で・・・イノシシは賢く、力強く、美味しい!そんな年にしたいですね!

今年も竹内園やブログではお世話になりました。ありがとうございました。
よい年をお迎えください。



毎年、車検があると大変ですが。

2018年12月27日 01時22分39秒 | バイク・くるま
どうも。
毎年12月になると仕事用の車の車検が2台あります。
一応、整備士の学校を卒業したのでなるたけ自分でどうにかしたいというのがあります。


↑車の前輪の足回りのジョイント部のゴムのブーツを取り換えたりしました。
この中には関節のようなジョイントがあり、グリスが入っているのが本来です。
昔は・・・年数経つとパックリと切れて、グリスが漏れだして来るわけですが、グリスを拭き取って、テープを巻いた明らかな応急処置でも車検検査通ったらしいです(今はどうなんでしょう?)。
しかしながら、そんなことをしても、ゆくゆくはグリスが漏れ、砂や雨水が入り、ジョイントが磨耗し・・・タイヤが取り付けてある部分がどーにかなってしまう最悪の事態になりかねません。


↑上の方も。


↑ユーザー車検自体は、書類と車さえしっかりしてれば、陸運局の方も教えてくれますし、各書類の記入の手引きがあります。
検査コースでも優しいおじさんがエスコートしてくれます(^^)


車検はあくまで道路を走れる基準に適合するだけの話です。車検が終わったから、安心して乗れる保証ではないわけです。
いつも、カーオーディオをガンガンかけるんではなくて、たまには・・・ベルトが鳴いてるとか、ブレーキが鳴いてるとか、エンジンからなんか異音がするとか。
洗車をして、タイヤの空気が少ないなとか、何か刺さっているとか。
少し聞いたり、見たりすると異常がわかることもあるかと思います。

これから、ふるさとに帰省されたりと車に乗られる機会も多いかと思います。
寒い季節ですし、特にバッテリーが心配な時期ですね。
エンジンを掛けるとき、キュルルと元気よく掛かれば良いですが、キュルンキュルンと少し元気がない場合は、バッテリーが替え時かも。
出先でのトラブルほど大変な場合はないですよね。ロードサービスもなかなか来ないでしょうし。

どうぞ、安全な年末年始をおすごしください。


↑最近、とある会合後に飲み屋に・・・いつの間にか、既婚者を交えての“非モテ塾”の塾長の武勇伝を話す姿。武勇伝武勇伝でんでんででんでん♪『最近、女の子と食事に行った。』など、熱い話をしてくれました。
どこかのニュースになるような塾とは大違いで、要らぬ心配でブレーキをかけてしまうくらいの純粋な僕たちです。
イチ塾生の僕が話に口を挟もうものなら、酔っ払った王監督(仮名)に『デート経験もろくにない、おまえに言われたかないわっ‼』と言われる始末。
非モテエリートの僕たちの低レベルな戦いは続きそうです(^_^;)

久々の釣りでは、魚さんにも相手にされず・・・
砂漠にいる気分になりました。






↑自然がつくる模様、美しいですね!







2匹目のドジョウならぬ・・・2頭目のイノシシ。

2018年12月22日 18時15分00秒 | HUNTER×HUNTER
どうも。

※狩猟に関する記事になっています。閲覧注意です。
当方はイノシシの生け捕りを試みていますが、マネはしないでください。自己責任でお願いします。


さて、先日、2頭目のイノシシがワナに掛かりました!1頭目と同じ位置に埋めたワナに掛かりました。
柳の下に2匹目のドジョウはいないといいますが・・・2頭目のイノシシはいたようです。

その日、前日に見回りと新しいワナ場探しに降りた雨後の山道で。バイクの後タイヤも減り、滑って同じとこで跨がっては転んでを2・3度繰り返しました。CTX200はプロテクターの恩恵で派手な損傷はないですがミラーが折れたということで少しネガティブな気分。(買うのもあれなんで、ミラーは昔乗っていたバイクからいただきましたが)

最近、このワナ場にイノシシがあんまり来てないみたいだから、もう数日で引き上げようかな??・・・
なんて思っていると・・・

入口に近いところのワナがワイヤーが引っ張られて、出ちゃってる。

こりゃ・・・デジャヴ?
実際に前にも同じことを見たんだ。

イノシシがワナに掛かると、仲間がワナに掛かって慌てた他のイノシシが全力で踏み込んで走り逃げるため、埋めたワナのワイヤーに引っ掛かってしまうことがありました。

だけども、まさかね・・・奥に歩みを進めると・・・

なかなかの大きさのイノシシが掛かっていました。



暴れようが凄まじく、自分で暴れては失神してしまうくらい。

ワナの掛かり具合、ワイヤーも大丈夫そうです。

1度、ロープやらを取りに家に戻ることにします。


軽トラに道具を積み、現場に到着。

1頭目と比べても大きいですが、生け捕り出来るか試してみることにしました。

まずは、ワナワイヤーにフックを引っ掛け、一方に引っ張ります。

そして、首にワイヤーの輪っかを引っ掛けます・・・が、引っ張るタイミングが遅く、鼻をくくってしまいました。
そのまま、引っ張ってロープを木に結びますが、鼻からワイヤーが外れそうな気がしましたので、首にもワイヤーを掛けることにしました。
かなり力があるため、首をチョークすることで抑えるためです。


↑ガムテープで目と口を巻いています。
足をヒモで縛って生け捕りできました。ここまでしなければ安全に何かしらすることはできないほど、イノシシは勇敢で力が強い生き物です。
かわいそうにみえるわけで、それも理解できますが。捕るからには、念を入れるしかありません。

いざ、生け捕りにしてみると・・・デカイ。100キロ級ですかね。
僕の使っているイノシシを冷やす水場に入らないですし、解体までの段取りでも無理があるので、引っ張り出しから、ベテランを頼ることにしました。


↑もし首のチョークを外したら、手に負えないほど。
生け捕りしたものの、ベテラン達が来る前に、手を合わせて命を止めることにしました。


↑ワナの掛かりどころも悪くないです。もう少し上だと関節があり、暴れているうちに食い込み、足が切れてしまうと思います。

ベテラン2人が、飛んで(急いで)きてくれ、車+ワイヤーで引っ張ってくれました。


↑ベテラン達に猟師の助け合いの精神を教えてもらいます。都合のつけられない用がない限り、嫌な顔せず来てくれました。

一晩以上置いて解体の日、ベテランの家で解体しました。


↑解体作業をしながら、ベテラン達は『伊豆の方の衆はここをこうやるだよ!』や『そんなこんはどうでもいいや!』など、あーだのこうだの。ハハハと笑えます。けど、いろいろと勉強になることを教えてくれます。


↑2頭目は、100キロ級のメスのとても立派なイノシシでした。本当にありがとう。大事に食べます。

こうして、捕って、美味しくいただくことが里山でイノシシと共存するのには1つの選択になるかと思います。


ネットで見ていたら、良さそうなアイデアがありました。

↑うちにある樹脂製の樽?を半切りにしたものが運搬に良さそうな!?ソリとかでも良さそう。鹿ならまだしも、イノシシは重たいから、使えるだろうか?


↑こうやって引っ張るみたいです。

これからも安全に気をつけてやっていきます。

20日・21日は東京・埼玉方面へお茶の行商に。

2018年12月18日 23時06分34秒 | 行商人
どうも。
12月も終わりに近づいていきます。
なかなか昔のように、年の終わりの雰囲気を感じないですね!
ですがどことなく、落ちつきない時季ですから、体調や事故に気をつけたいものですね!

20日・21日は東京・埼玉方面に行商に出掛けます。
どうぞよろしくお願いいたします。


↑庭では、クモが紅葉狩りとしゃれこんでいましたよ!


↑数日前に、2頭目のイノシシが掛かりました。また、書きますね!

ヒレ肉いただいていいすか?(^^)

2018年12月15日 06時49分00秒 | HUNTER×HUNTER
どうも。
お茶農家の僕です!
最近は、うちの車を車検したりとしています。今の時期に2台車検があり・・・国家2級整備士の資格はありますが、学校に通っただけで現場経験がないため・・・何事も時間が掛かります。なるたけ自分でやりたいんです。

また書きますね!

さて先日、大きなイノシシが師匠のベテランの近くで獲れたと書きましたが・・・解体を手伝ってきました。

師匠からみれば解体を教えてやるよ的なわけですが、この助け合いはとても助かります。


↑ベテランの近所にウロウロしていたデカイノシシ。体長160㎝くらいあったらしい。こんなやつが、身近にいるなんて大半の人は知らないかと思います。
もちろん、イノシシは山にいる分には悪い動物ではないわけですが、人と接する機会が増えたことで、農業被害をはじめ事故や被害が起きる可能性があります。


↑肉付きが寸胴で、ヤバい!100キロ以上はありますね!

今回は、このイノシシと小ぶりなイノシシの2頭の解体をしました。

ベテランはイノシシを捕まえるのが上手い。

今回はベテランたちと4人での解体でした。解体を進めながら、『シシはな、あの屋根くらい平気で飛ぶよっ!』だとかいろいろ教えてくれます。
そんな仲間にまぜてくれ、本当にありがたい。

今、日本で猟友会員は減少傾向ですが、イノシシ・シカの数の抑制のために尽力しています。あくまでも、趣味の狩猟であり、有害鳥獣駆除はボランティアのようなものです。本当に大変だと思います。

解体を手伝うと4等分に肉を分けてくれます。

しかしながら・・・僕のフリーザーはキャパシティーの限界が見えてきた今日この頃。

セコいですが・・・美味しそうな部位だけいただきました。

バラ肉やヒップ、スペアリブ・・・ヒレ肉(^-^)

持ち帰って食べました。


↑ヒレ肉はヒレカツに。安定の旨さ。


↑スペアリブもいける。ワイルドな気分。


↑これは前のイノシシをベーコンにしてみました。


↑パックしたら売りもんみたいに。
一番右のは塩漬け豚肉パンチェッタみたいなものをつくろうとしたけど、ベーコンみたいなものにしたので、塩辛い。スープなどによさそうです。


↑ベーコンの作り方はわかりませんが、塩コショウと塩コン部長(塩昆布)で漬け込んだ肉を70度前後で茹でました。
したら、その煮汁がもったいなくて→鍋に。
肉は、自分で獲ったイノシシの首回り。臭みがないから、塩味で味噌やショウガも不要です(^^)


↑本当に美味しい。

本当、リアルに充実してないけど、狩猟生活はリアルに充実してきています(笑)。

そして・・・ついに2頭目か?!

イノシシへの・・・想い。

2018年12月08日 18時22分19秒 | GBA(ジビエ)
どうも。
最近、先輩のお誘いを受け。イノシシ肉を料理して振る舞ってくれるオジサンのところにお邪魔しました。
僕の獲ったイノシシではないですが、事前に回り回って、行ったイノシシ肉をハムやワインで煮たり、スキヤキでいただいた。食に対してこだわりが強いオジサンで、しゃれた料理を出荷作業部屋でいただくというなかなかないシチュエーションでした。
ごちそうになりました(^^)

僕も、2頭目を狙っていますがなかなか続かない。

1頭目を獲った際に、後ろ足のモモを生ハムとかにしたいなぁと思いましたが・・・思いつきでどうにかなるものでもないと、諦めていました。

でも、いろいろな料理や加工をしていけたらと思います。

今朝も、二度寝してしまい・・・ベテランからのTEL ・・・『いかいの(大きいの)掛かったもんで、山から引っ張り出すの手伝いに来てくりょう!来てくれるなら8時までに頼むな。』

山から引っ張り出すには、ワイヤーやら使って車で引っ張り出しますが、勉強になります。

しかしながら、いかい!!

残念ながら、写真はないんですが、以前の100kg級よりも太っているし、重い感じがします。

参考までに、ベテランの捕獲した以前の写真。


↑計っていないため100kgあるかは不明。


いやー、実は・・・僕も、自分のワナを掛けた周辺で、どっしりとした大きな足跡を確認していました。



↑どっしり感ハンパない!
  
改めて考えると、デカいの掛かると・・・本当に、やられるかもしれません。それなりでもイノシシはヤバいわけですが。

正直、デカいのは美味しくないだろうし・・・ベテランのワナに掛かってくれればいいかなと思ってみたり。

僕は、食べるごろのやつを狙うとして・・・

まっ、こうわいっても・・・選べない獲物のサイズ・・・かかったら、その時はその時ですがね。


↑例えば、この倒木の下をくぐる、それなりの体高の獲物で、カモシカも通らないでしょうから・・・即!仕掛けました!こういうところに掛ければバカデカいのは掛かりにくそうだ🐗


↑くぐるとなれば、通る位置は決まってきます。足の通る位置も。


今、4カ所に、計10ヶのワナを掛けていますが、いずれもイノシシが通っている気配・・・ニアミスもあり、すこし足がズレれば掛かるかもしれません。

ワナの見回りは、毎日が必須。掛かって時間が経つと、ワイヤーが切れたり、獲物の足が切れたり、獲物が死んでしまったり、薮の中の異変に気付きワナに近づく周辺住民を危険にさらしたりする恐れがあります。


↑南半球の牧場で走るCTX200も見回りには最適。


↑足付き性や、設置面積が大きい両側サイドスタンド、低速向けのギヤ・・・大活躍!



↑以前の100kg級の一部はベーコンにでもしてみようかと思い。


↑自分で獲ったものは、だんだんにお世話になっている人に差し上げています。僕も食べてみています。スライスして、すき焼きにしてみることにします。
スペインにイベリコ豚という豚がいますが、イノシシに近い豚のようで、その種の豚であれば“イベリコ豚”というブランドにできるらしいですが、飼育方法で呼び名や品質が変わるらしいです。ドングリを与えたイベリコ豚をベジータではなくベジョータとかいうらしいです。僕は以前、安く売られたイベリコ豚をスーパーで手にしましたが、そこまで美味しくなかった印象があり、それはドングリを与えられて育ったものではないセボというものだったんでしょうね。

イノシシは季節や個体差はあるものの、イベリコ豚に匹敵するような、さらに上を行くような美味しい食材だと思います。あっ、イベリコ豚の美味しいものを食べたことがないんですがね(苦笑
)ほんと、猟を始めて良かったです。


↑最近、イノシシのアラなどを食べて、コロコロし始めた黒柴のコハル。イノシシと闘ってくれるはず・・・な、わけない(´゚д゚`)


↑イノシシ料理をよばれた先の、オジサンにキノコをいただきましたので、イノシシとキノコ汁に・・・お餅を入れたらお雑煮みたいに・・・今年もあと少しなんだなあ(^-^;








初イノシシ  生け捕り  ※閲覧注意 狩猟に関する画像あります。

2018年12月01日 06時40分00秒 | HUNTER×HUNTER
どうも。
11月28日
ついに・・・僕のワナにイノシシが掛かりました。

ひさしぶりの早朝の釣りを小さなヒラメで切り上げ、ワナの巡回に出掛けました。

あれっ・・・掛かっている🐗


↑ワナを掛け始めて20日以上、いざ掛かると焦りますね。手が震える。
緊張もあり、かなり大きく見えます。
とりあえず、家に帰ることにします。ロープなど必要なものを支度しなければなりません。

安全第一でやるため気持ちを落ち着けます。槍で刺すにしても、ある程度動きを抑制しなければなりません。

イノシシは、逃げるように怯えてみたり、ものすごいスピードで突進してきたりしますので、本当に危ないです。まるで、加速なしの常にトップスピードでオンオフのみの大きなミニ四駆みたいな。ワナワイヤーの長さを半径とした円にうかつに入らないよう気をつけないといけません。

自作した道具を使用して、ワナワイヤーを引っ掛け、イノシシの動きをある程度抑制できました。イノシシの威嚇に腰を抜きそうになりながら、さらにワイヤーの輪をイノシシの首に掛けることができました。すかさず、引っ張りました。すると、チョークした状態になりイノシシは倒れました。

これって・・・生け捕りにできるチャンス!?

噛まれないように気をつけながら、ロープで足を縛り、ガムテープを巻いて口と目を覆います。


↑生け捕りにできました。1人で抱えられるくらいでしたので、40k~50k前後でしょうか?110cmほど体長はありました。オスです。
縄がグダグダですので、撮影後縛り直しました。


テレビや動画で目にした“生け捕り”。魚にしても、動物にしても、脳を殺さないと可哀そうだとか、いろいろな議論になりますね。
イノシシに関しては、食べる前提でしたら間違いなく、心臓が動いている状態で放血するのが一番ではないかと思います。そして、すぐに処理を開始する。

このイノシシも放血をすると痙攣して、スッと動かなくなりました。意識が遠のくように。

ヘタにどこかに傷をつけるより、苦痛は少ないと思います。


↑肉を冷やすため一晩水に浸けたあと。ここまできたら、あとは肉にします。
先日教えてもらったものの・・・ただ未だ、要領が掴めず・・・悪戦苦闘。もったいないことをしてしまいますね。


↑かなり時間が掛かりました。お肉にできました。


捕獲日に、出した内臓は後日、各ホルモンとして食べてみました。これは猟師の特権です。


↑レバー


↑心臓


↑胃袋


↑小腸


↑大腸


↑肉の切れ端

小腸、大腸は手間を掛けて処理しないと美味しくないわけですが・・・大腸めちゃくちゃ旨い。胃袋も。
今までの苦労が報われました。



【まとめ】
今回、生け捕り→処理・解体までやりました。捕獲時は高齢の父がサポートしてくれ、捕獲後の内臓出しはベテランのサポートをいただきました。
やってみると、ものすごく大変です。獲るまで、獲った日の処理、次の日の解体・・・時間に融通が付かないとできませんね。

今の世の中、動物や魚など扱いでネットなどでは議論になりますね。まず現状を見てから話をしてもらいです。
山にいたイノシシがなんでここまで里に現れるようになったのか?やはり、山が開発され生息場所が追われた、山でも木の種類が限られエサが少ない、里にエサが豊富にあることを知ってしまった、オオカミを絶滅させてしまったためバランスが崩れた(かといって、外国産オオカミを放すという考えは危険です。)・・・などでしょうか?バランスを崩したのは人間なんでしょうね。

かといって、人間も作物を作ったりしていかなければなりません。

天敵のいないイノシシは、今までいないエリアに現れたり、昼間に人と遭遇した話もあります。

遭遇した場合、人間も、猟銃でもなければ太刀打ちできませんし、イノシシとの闘い方を知らない犬ではどんなに強くても一撃でやられてしまいます。

ベテラン曰く、イノシシは広い範囲を移動するので、ものすごい数いるわけではない。一カ所で数頭獲れば、農業被害は抑制できるらしいです。

僕も、生き物の命を楽しんで取っているわけではなく、里山の一つの付き合い方として選択しただけです。

イノシシ肉は美味しい・・・自分がそう思ったから、それを知り合いなど他の人にも届けたい。(人間がその気になればイノシシを獲りつくしてしまうのでそれも困りますが)ちなみに食肉加工の許可も何もないため、販売はできません。

今でさえ、きれいにパックされた肉がスーパーに並び、もともと命があったものである意識はなく、肉を買い求める世の中です。
本来、僕たちの先祖は、苦労して作物を作り、時に獲物を獲って生活をしてきました。だからこそ、食べ物を大事にする。
もともと、それが自然なんですよね。

イノシシを美味しくいただく、これからもしていきたいものです。

今回は、運よく生け捕りできましたが、今後はわかりません。安全第一で、気をつけてボチボチやろうと思います。