ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

梅とアザミ

2009年05月30日 23時36分21秒 | ざっくばらんなこと
25日に川の土手に近いところに植えられた梅の収穫と梅の木の下草を刈り払う作業をしました。


↑梅の木が5本あるのですが。今年は、過剰な剪定と裏年でしょうか・・・両手に乗るくらいしか採れませんでした。実った数が少ないせいで、少し大粒です。丁寧に梅干にします。

↑梅の木の下に茂ったアザミを刈り払う前にパチリ。

品種“ヤマカイ”の紅茶作り

2009年05月30日 22時08分45秒 | 紅茶作り
先日、25日にヤマカイという品種の茶の木の芽を刈り取り紅茶作りをしました。
25日に刈り取り、次の26日に紅茶を製造しました。


↑この芽は、遅れ芽という芽です。新芽を刈り取った後に遅れて出る芽なので、そう呼びます。
紅茶作りの良いところは、緑茶作りと違い、芽が硬くなっても良い(?)ところです。むしろ、大きく硬く育った芽の方が良いかもしれません。
今回の緑茶用の品種“ヤマカイ”の紅茶は、紅茶用の品種の“ベニフウキ”のような花のような華やかな香りはないものの、味のコクを出すブレンドには必要な紅茶ができました。

1日かけて9キロ弱の紅茶ができました。効率は良くはないですが、面白いんです。恐らく特別な機械や設備がなくても、お茶の生葉があれば、紅茶はできると思います。みなさんにもチャレンジしていただけたら楽しいかもしれないと思う今日この頃です。




今年も、アユの遡上を確認。

2009年05月29日 22時44分26秒 | いきもの
僕の、住む近くには、勝間田川という河口から源流まで10何キロかの短く小さな川があります。
河川改修工事などで川は昔の姿を変えてしまいました。淵や川に茂った森はなくなり、生き物の数や種類も少なくなりました。
でも、ここ何年か、そんな勝間田川でも、少しだけアユの遡上しているのを見るようになりました。
2、3日前に、土手に植えられた梅の木の下草を刈り、梅の収穫をしたとき、川で見たのです。
肝心の梅は、剪定の失敗と裏年のせいでしょうか・・・ほんのわずかしか採れませんでした。採れた年は、何十キロも採れたのですが・・・両手に乗るくらいの梅を、丁寧に、梅干にしたいと思います。
梅は、少ししか採れなかったけど・・・今年も、川にアユがいて嬉しかったです。


↑keemon画伯の作品(笑)

もう少し早くしたほうが良かったね・・・

2009年05月25日 11時51分58秒 | 家族のこと
先週の土曜日、地域総出で行う日曜の溝さらい(ドブの掃除)にむけ、溝に隣接する畑の草を刈ろうと、草刈りに出かけようとしていると・・・兄と姪っ子が車できました。
忙しい時でも、お客さんが来れば、相手にしちゃう僕・・・とてもじゃないけど、『今忙しいから帰ってくんろ!!』なんて言えないですよ(笑)・・・。
姪っ子のノアちゃんは、猫が好きらしくクッキーを触って遊んでいました。

アニキがいないと思ったら・・・車のほうでカチャカチャ・・・

兄『おい、タイヤローテーションしたいだけん・・・ジャッキもう一個ある?』
僕『車載のジャッキでやるより、全部上げたほうが楽だよ。』

そんな感じで、エルグランドのタイヤのローテーションをすることに・・・。
前を上げて、後ろを上げて、タイヤのローテーション。
前輪に付いていたタイヤが片減りしている。やはり、タイヤは定期的にローテーション。もう少し早くローテーションすれば良かったのにね。

ちなみに兄たちが帰ったのは・・・夕方・・・でも草刈をしなきゃ・・・僕の心は、ローテンションでした・・・(笑)。

心の片減りを起こした僕でも、簡単な草刈で、草刈り機ですので、日暮れ前に終えました。



↑ノアちゃんと猫のクッキー。

紅茶用品種“ベニフウキ” 紅茶作り

2009年05月20日 06時43分27秒 | 紅茶作り
ようやく、僕の時間・・・一番茶の緑茶製造の工場では、紛れもなく舵を取るのは、オヤジ・・・僕は、まだまだ機械の設定や操作だとかはわからない・・・でもね、僕が主導というか・・・一人でやっていることがあります。それが、紅茶作り。
緑茶の製造が終わると、一応、機械などは掃除して、来年の新茶まで使わない状態にしておきます。
そうなると、B型の僕の時間。緑茶の製造に使う機械を2種類用いて紅茶を作ります。
今回は、土が出来てきて、ボカシ液肥の甲斐あってか・・・芽伸びの良いベニフウキの葉を用います。

【おおまかな紅茶の製造の流れ】
畑にて摘みとり→半日放置して、萎れさせる→揉捻機で揉み潰す→発酵させる→乾燥→茎と葉の部分の仕分け→出来上がり!熟成させると、さらに美味しくなる。


↑紅茶用の品種“ベニフウキ”の葉を用いて作ります。緑茶用の品種には、無い、ものすごい渋味があります。葉肉も厚く、良い紅茶ができる。丈夫で、虫がつきにくいので、農薬は使わずに育てられます。
数年前、知る人ぞ知る“丸子紅茶の村松二六さん”から苗を分けて頂いたのです。
この畑は、近所の方から借りているのですが、ベニフウキを植えるに当たって、植わっていた茶の木を1本1本、手動の機械で抜いた苦労は就農したての僕には、忘れがたい思い出です。
何回かしかお会いしたことはないですが、二六さんは、すごく熱心な思いで紅茶について語っていたのですが、今ならその気持ちわかる気がします。だって、紅茶作りは面白いんだもん。

↑揉捻機という機械。ただ潰すのではなく、細胞をいじめながら、揉み潰す感じ。
緑茶は摘みたての葉をすぐ製茶するけど、紅茶は前日刈っておいた葉を使います。
なんともいえない良い香りが機械の周りに広がります。

↑下の段から・・・靴下、ズボン、シャツ、上着・・・ちゃんと決まった段に入れるんだよ・・・ってタンスじゃないですよ(笑)。
当園の使う、乾燥機です。ガスの火を使い温風を送り、乾かします。
ここでは、紅茶をしっかり乾かすことを心がけます。

↑こんな感じに出来上がります。ある程度、茎と葉の部分を網で仕分けて出来上がり。
紅茶は、出来立てのフレッシュなものも美味しいですが、揉んでからだんだんと味や香りが良くなってきます。緑茶は、密閉せずおくと周りの湿気や匂いを吸いやすくて鮮度を落とすけど。紅茶は、置いておくと、むしろ熟成して匂いをムンムンさせる。なので、今回のものを売り始めるのは、三ヵ月後くらい。それまでは、昨年のものを売ります。
いくら、ベニフウキが優秀でも、味や香りの奥行きを出すために、緑茶用の品種の紅茶をブレンドすることをしたいと思います。そうすると、毎朝、僕がパンを食べる時、飲んでも飽きない紅茶になるのです。
自分が、飲みたいものを作る。それが、お客さんにとっても・・・それって大事じゃないですか?


↑やっぱり、ベニフウキは香りや水色や味が良い。これはこれで非常に良いんですがね。他品種の紅茶をブレンドしてやると、日常向きな紅茶になります。デイリーティと言うやつですか?


緑茶でも紅茶でも、お茶は、生の葉を揉んで乾かして、4分の1~5分の1の重さの荒茶になります。今回、生の葉40kg→紅茶10kg弱になりました。

次は、日を置いて、ヤマカイという品種を紅茶にする予定です。
まだまだ、続くよ・・・僕の時間・・・

シートン動物記みたいな話。

2009年05月18日 06時14分31秒 | いきもの
子供の頃、よく読んだ本に・・・シートン動物記、ファーブル昆虫記、はだしの元、ずっこけ三人組、歴史のマンガ・・・などなどありました。
今回は、シートン動物記みたいなキツネのこと。三月の終わりのことです。
僕は、ニワトリを庭先養鶏みたく趣味で飼っているのですが、数年前からニワトリが何らかの生き物に持ち去られるということが幾度となくありました。
考えた結果、猫や狸やイタチではなさそうです。犬の鳴き声で外に目をやると暗闇の中、うちの犬くらいのキツネがニワトリ小屋の近くをウロウロ。
ゴルフ場に使われるような、丈夫な網さえも破ってしまうので・・・これは、トラバサミで捕まえるしかない。トラバサミを買ってきて二個仕掛けておいた。しかし、その後は、あまり来ないようで・・・忘れかけ・・・時が過ぎていきました。
今年の三月になり夜中に犬が騒ぐので、オヤジがニワトリを見に行くと、またキツネがニワトリを襲いに来たらしい。なので、トラバサミを仕掛けた。
何日か経つと、犬が吠え、鎖が動く音が・・・キツネがトラバサミにかかっている。


↑少しビビりました・・・掛かったは良いけど・・・どう外そう。


↑キツネと言えばこんなイメージですか?ずるがしこそう。確かに、賢くて力も強いなあ。


↑なんだか犬みたい。

僕は、キツネを捕まえて・・・殺してしまおうなんて最初から思っていませんでした。何羽もニワトリは盗られたけど、キツネも生きてるんだから、しょうがないと思っていました。でも人間の怖さというか、やはり住み分けは大事だと思うのです。少しお仕置きして逃がしました。

僕が、無農薬でお茶を試験的に作っている家から離れた畑の一角の茶の木の根元に、時々、鳥やウサギの毛が散らばっているのですが・・・たぶんあのキツネでしょうね。エサを食べる場所にしているようです。ハンターですね。

最近、ダニかノミのアレルギーかなにかの皮膚病の毛のない狸がよくいるので心配ですが、里山には、まだまだ力強い生き物がいますね。生き物が住む環境を残していきましょう。

本日一番茶が終わります。

2009年05月13日 22時42分53秒 | ざっくばらんなこと
今年の当園の一番茶の収穫、製茶が本日無事終えられそうです。夜中、最後の機械を止めるまで怪我などないように気を引きしめていきたいです。
緑茶製造後、これから、ちょびっと紅茶を作る予定です。ちなみに紅茶の用語では一番茶をファーストフラッシュといいます。紅茶も良いのができればよいな(^^)楽しみ(^_^)

忙しいけれど…

2009年05月09日 16時56分06秒 | ざっくばらんなこと
一番茶の摘採と製茶は最終局面を迎えているわけで…忙しいです。
そんななかでも…何かしたくなる僕です。
今回は、裏の畑のレモンの花ビラを紀文紅茶に生のまま入れて、飲んでみました!ありですね!
なんでしたっけ?紅茶に柑橘系の花(?)の香りをつけたのは?
僕『この車ほしいんですけど…』
セールスマン『ございますよ!お色はどうします?』
僕『ある?グレー…』

思いだした…アールグレイだった。
僕が飲んだのはアールグレイに似ているのかな?
フレーバーティーはあんまり好きではない僕でも…少し華やかな香りに癒やされる(^^)お茶工場で飲んでおります(>_<)