ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

2匹目のドジョウならぬ・・・2頭目のイノシシ。

2018年12月22日 18時15分00秒 | HUNTER×HUNTER
どうも。

※狩猟に関する記事になっています。閲覧注意です。
当方はイノシシの生け捕りを試みていますが、マネはしないでください。自己責任でお願いします。


さて、先日、2頭目のイノシシがワナに掛かりました!1頭目と同じ位置に埋めたワナに掛かりました。
柳の下に2匹目のドジョウはいないといいますが・・・2頭目のイノシシはいたようです。

その日、前日に見回りと新しいワナ場探しに降りた雨後の山道で。バイクの後タイヤも減り、滑って同じとこで跨がっては転んでを2・3度繰り返しました。CTX200はプロテクターの恩恵で派手な損傷はないですがミラーが折れたということで少しネガティブな気分。(買うのもあれなんで、ミラーは昔乗っていたバイクからいただきましたが)

最近、このワナ場にイノシシがあんまり来てないみたいだから、もう数日で引き上げようかな??・・・
なんて思っていると・・・

入口に近いところのワナがワイヤーが引っ張られて、出ちゃってる。

こりゃ・・・デジャヴ?
実際に前にも同じことを見たんだ。

イノシシがワナに掛かると、仲間がワナに掛かって慌てた他のイノシシが全力で踏み込んで走り逃げるため、埋めたワナのワイヤーに引っ掛かってしまうことがありました。

だけども、まさかね・・・奥に歩みを進めると・・・

なかなかの大きさのイノシシが掛かっていました。



暴れようが凄まじく、自分で暴れては失神してしまうくらい。

ワナの掛かり具合、ワイヤーも大丈夫そうです。

1度、ロープやらを取りに家に戻ることにします。


軽トラに道具を積み、現場に到着。

1頭目と比べても大きいですが、生け捕り出来るか試してみることにしました。

まずは、ワナワイヤーにフックを引っ掛け、一方に引っ張ります。

そして、首にワイヤーの輪っかを引っ掛けます・・・が、引っ張るタイミングが遅く、鼻をくくってしまいました。
そのまま、引っ張ってロープを木に結びますが、鼻からワイヤーが外れそうな気がしましたので、首にもワイヤーを掛けることにしました。
かなり力があるため、首をチョークすることで抑えるためです。


↑ガムテープで目と口を巻いています。
足をヒモで縛って生け捕りできました。ここまでしなければ安全に何かしらすることはできないほど、イノシシは勇敢で力が強い生き物です。
かわいそうにみえるわけで、それも理解できますが。捕るからには、念を入れるしかありません。

いざ、生け捕りにしてみると・・・デカイ。100キロ級ですかね。
僕の使っているイノシシを冷やす水場に入らないですし、解体までの段取りでも無理があるので、引っ張り出しから、ベテランを頼ることにしました。


↑もし首のチョークを外したら、手に負えないほど。
生け捕りしたものの、ベテラン達が来る前に、手を合わせて命を止めることにしました。


↑ワナの掛かりどころも悪くないです。もう少し上だと関節があり、暴れているうちに食い込み、足が切れてしまうと思います。

ベテラン2人が、飛んで(急いで)きてくれ、車+ワイヤーで引っ張ってくれました。


↑ベテラン達に猟師の助け合いの精神を教えてもらいます。都合のつけられない用がない限り、嫌な顔せず来てくれました。

一晩以上置いて解体の日、ベテランの家で解体しました。


↑解体作業をしながら、ベテラン達は『伊豆の方の衆はここをこうやるだよ!』や『そんなこんはどうでもいいや!』など、あーだのこうだの。ハハハと笑えます。けど、いろいろと勉強になることを教えてくれます。


↑2頭目は、100キロ級のメスのとても立派なイノシシでした。本当にありがとう。大事に食べます。

こうして、捕って、美味しくいただくことが里山でイノシシと共存するのには1つの選択になるかと思います。


ネットで見ていたら、良さそうなアイデアがありました。

↑うちにある樹脂製の樽?を半切りにしたものが運搬に良さそうな!?ソリとかでも良さそう。鹿ならまだしも、イノシシは重たいから、使えるだろうか?


↑こうやって引っ張るみたいです。

これからも安全に気をつけてやっていきます。