ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

手揉み茶づくり・・・ぬけがらになりました

2010年04月23日 22時52分37秒 | お茶作り
こんにちは。
今日は、昨日に引き続き雨でした。
明日は、JA青壮年部の全国品評会に出品するために青壮年部員一人一人への割り当て分の生の茶葉を用意しなければならないと思っていました・・・でもね、このブログでは、何度もいうように凍霜害で、芽の生育の早い畑はやられてしまい・・・明日、もっていく生葉が用意できそうもないのです。・・・そうはいっても、少しでも刈り取れそうな芽はないかなと畑を見てまわりました。


↑このところお日様が出ないので大きくならないなあ。
うーん、どこもまだまだ刈れないなあ。
青壮年部員のみんなも同じ状況なんだから、少しでも、明日はもっていきたいのですが・・・どうしようかな。


↑手揉みしたい・・・そんな思いつきを、即実行!!
茶の木の横から出てる芽を摘みとりました。上に出る芽は、摘採機によって刈りとられるけど、横の芽はそのまんま置いておく場合が多いですから・・・摘まないと、もったいない気がしたのです。


↑大体1kg無い位摘みとりました。どうなるでしょうか??


↑蒸す⇒揉む。工程の写真はとばして・・・出来上がり!!僕的には上出来です。
腰も足もクタクタ。手揉み茶作りは、6時間位動きっぱなし、立ちっぱなしのはんぱなしの重労働。
昔の人は、さらに多い量で、1日3回(三ホイロ)くらい揉んだらしいというから、すごいなあ。
労をかけて・・・たった、200gあるかないか位のお茶ができたのですが・・・お味はどうだろう?
20代の手には見えない僕の手。荒れ放題(笑)。


↑やはり、新茶は美味しいなあ。浅蒸しなので、水色(お茶を出したときのお湯の色)は薄いですが、ちゃんと香りと、味があるから驚きなんです。労が報われる瞬間。
『いろいろあるけど、今年の出来はいい。』と言いたくなるお茶だと自己満足しました。

手揉み茶を作ると・・・ぬけがらになります(笑)。
ほど良い疲労感と、ほど良い達成感。出来たお茶には淡い恋心。


詩人になれる気がします・・・お疲れさまでした。
おやすみなさいzzzZZZ・・・