ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

すべてうまくいく

2010年04月06日 23時07分06秒 | ざっくばらんなこと
こんにちは。
タイトルどおりになるといいのにな。
茶どころ静岡を揺るがす一大事・・・先月3月30日の凍霜害による新芽の被害。かなりの被害であります。
芽という芽がやられていて、一見大丈夫そうでも、芯の大切な部分がやられてる・・・

そもそも、霜というやつは放射冷却だとかでよく晴れた風のないときに降りるって言われていて・・・“防霜ファン”という背の高い扇風機みたいなので上空の温かな空気を吹き降ろす。空気を動かすことで放射冷却を防いでいるんだと思います。

近年では、防霜ファンが設備されたおかげで、霜の害は減ったのですが・・・八十八夜あたりまで、気候は不安定が当たり前だと思います。

もちろん、今回の茶畑が凍るということは前例のない例外です。

やはり、農作物はいいときもあれば、悪い時もあります。良く採れれば、農家の手にするお金が安い。良く採れない時、出来が悪い時は、取引価格が高い。沢山採れて豊作貧乏なんていうのもおかしなことです。

植物を育てることというのは、その季節を逃したら作ることはできません。明日から生産量を増やすこともできません。一年間丹精した茶畑から一番ものは春採れる“新茶”や“1番茶”といわれるものです。

それが・・・たった一夜の出来事で・・・

当たり前のように採れない・・・そんな自然の中で生きる植物を育てていることを痛感しています。


↑庭に置いておいた・・・昨年挿して作ったヤマアジサイの苗木・・・この新芽も凍霜害でやられてしまい黒くなって枯れてしまっているのですが・・・根元から、新しい新芽がもう出てきてる(^_^)
植物は人間の思うより強いと思います。
お茶の木もきっと立ち直ってくれると思います。
人間が手助けできれば、良いのだけれども・・・見守りつつできることをしていきたいです。

被害が少なく採れる畑もあると思うので、『まあ、なんとかなるさあ。』と思っています。


↑おまけ。これはスズランですかね??

僕は、今日、風邪気味でした・・・疲れからきたんだと思います。寝ることで自然治癒しますから。生き物はすごいね。

関係ないですが・・・「こしらえる」という言葉は、温かいですね。手の中で作るような。

“災いを転じて福となす”“笑う門には福来る”

お疲れさまでした。
おやすみなさいzzz・・・