ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

韓国旅行2日目 7/7

2009年07月22日 23時56分32秒 | 旅行
今日、もしかしたら雲の切れ間から日食が見れたかもなのに・・・雨と分厚い雲を見て、日食は見えないだろうと諦めて、ほとんど空を見ていなかった自分が嫌になりました・・・26年後に、また日本で見られるようですが・・・それを楽しみに生きるもよしかな?諦めちゃだめだなっ!(>_<)

ボチボチ更新する予定の韓国旅行。二日目です。

《二日目の予定》
ホテル→ボソン(農園&茶工場&緑茶研究場)→昼食はビビンバ→(韓国の新幹線)KTX→ソウル→お買い物→居酒屋にて韓国でお茶の研究をしている日本の方と交流→自由行動

※ハングル語は読めないし、通訳もできる人は限られ、充分ではないから、地名だとか、いろいろ聞いても忘れちゃったのです。間違えて理解してることもあると思いますが、ご了承お願いします。教えていただければ訂正します。時間が経ち、記憶もあいまいになってきました。


二日目は、朝起きてホテルの朝食を摂り、韓国の茶産地の確か“ボソン”だったかな(?)に行きました。
茶畑を見たいのに雨がどしゃ降り・・・こんなのありですか・・・現地ガイドさんが傘を手配してくれたので助かりました。
ボソンの茶園では、日本で育成された“ふうしゅん”という茶の品種が大半を占めるようです。帰国後、調べると“ふうしゅん”は少ない肥料でも、収穫量や品質の低下が少ない品種でもあるようです。韓国の方の、嗜好にあった品種であるようです。製茶機械は日本のメーカーのものでした。
農園主は、僕たちに抹茶風にしたお茶をたててくれました。そして、『日本より新しい産地ではあるけど、日本の緑茶を越えたい。』と夢を熱く語ってくれました。
僕たち、日本の緑茶生産者も、抜かされないようにしなければならないと思いました。というか、別に現時点で日本のお茶のほうが勝っているわけではないですよね。その国々の嗜好にあったお茶を一生懸命作る生産者であればいいんではないでしょうか?のんきに言ってて、韓国茶が日本のスーパーに並んだら困りますが・・・(汗)
その後行った、緑茶研究場では、所長さんよりお話を伺いました。
今までは見た目や香り、味などでお茶のランクをつけたが、だんだんと、成分分析の数値を元にお茶のランクをつけることをしていることなどを聞いたりしました。あと、韓国では、手摘みの人経費が、問題のようです。有機栽培への努力、研究も聞きました。そのほかにも、いろいろ聞きましたが、少しあいまいになっています。

昼食のビビンバを食べたけど、ビビンバはいい感じでした。美味しかったけど、食事の際、小皿で出てくるキムチやトウガラシは苦手です。

昼食後、KTXで二時間くらいかけ、ソウルへ。免税店などでお買い物をしました。

夜は、韓国でお茶の文化の研究をなさっている日本の方“長田幸子さん”との居酒屋ででの交流とのこと。
どんな話をしたらいいのかわからなかったけど。一応、話のタネになるかもと、どこでも出せるようティパックの手揉み茶と紅茶をリュックに入れていきました。
ホテルから、居酒屋まで、長田さんのアシスタントの韓国の女子大生のお世話になり、タクシーを手配してもらいました。
居酒屋では、韓国のどぶろく“まっこり”で始まりました。
そんななか、長田さんのアシスタントの女子大生のチーさんが、僕たちのテーブルで、上手な日本語ですごく真面目に話をしてくれたので・・・こっちも真面目に話したいと思いました。それならば・・・日本のお茶を見せてやろうと、待ってましたと、リュックからティーパックの入った袋を出しました。

僕『これは、僕の作ったハンドメイド(手で揉んだ)の緑茶と僕の作った紅茶です。』

チーさん『飲んでみていいですか?』

僕『この居酒屋、お湯とかありますかね?』

チーさん『私が持ちに行って来ます。』

といって二つの焼酎グラスにお湯を持ってきてくれた。

僕『少し熱いですけど、お湯が多いので、2つずつティパックを入れます。少し待ってください。』

チーさん『そろそろ、飲んでみていいですか?』

僕『少し掻き混ぜますね。どうぞ、飲んでください。』

チーさん『美味しいです。手で作ったんですか?感動しました。紅茶も、韓国の人は、香りが優しいので好むと思います。』

というわけで、そんなふうに言っていただけ、とっても嬉しかったわけです。自分たちが、何かを得たり聞いたりするだけでなく、交流する相手の方たちにも何か与えたいと、今回は考えていたのです。居酒屋で適当な入れ方でしたが、充分に僕のお茶の味が出たと思います。韓国の方に実際に飲んでいただければ、きっといい話ができるはずだと思ったのです。


↑朝から、あいにくのどしゃ降り。バスの中で、現地ガイドさんが傘を買ってきてくれるのを待っているとき。


↑ボソンの農場。品種は日本の“ふうしゅん”らしいです。このハウスは、苗木を育てるところだと思います。どしゃ降りで、何も話が聞こえませんでした。


↑農園主の方がたててくれた抹茶。日本のように、光を遮って栽培した生葉が原料かは確認してません。聞かなきゃダメじゃん、僕。


↑緑茶研究場の壁面の写真。このように、お茶摘みするのではないでしょうか。二人用は使っているようでした。手摘みの人件費が、問題のようです。


↑ビビンバ。美味しいですね。やっぱり。


↑夜は、居酒屋で交流しました。テンプラみたいですが、たまに、トウガラシが隠れています。

《二日目のまとめ》
二日目は、韓国の茶産地を見るということでした。雨降りは残念。
韓国では、消費者が“親環境(しんかんきょう)”といって自然に負荷をかけない農業で生産されたものを強く求めることを知りました。日本でいう有機栽培で作られたものを消費者が求めるということ。
有機肥料では、肥料成分が大量に投入できないと思うので、少ない肥料でも品質や生産量が落ちにくいという“ふうしゅん”という茶の品種が多く作られるのかな?
韓国では、お茶の一人当たりの一年間の消費量が100何十g(日本は1000g前後)らしいので、大衆的な飲み物ではない様子。お茶は、宗教とかかわりがあり、仏教徒が減ってきてお茶の消費も落ちてきたようです。
韓国の茶生産者の熱を分けていただきます。日本も頑張らねば!!

夜の交流は、自分は、良い話ができたと思います。研修旅行だから自分たちが受身になるのではなく、常に相互の話を積極的にし、交流をする大切さを学びました。日本でも何らかの集まりがある時も、話のタネになるものがあるときは持っていこう。


三日目の長田幸子さんの案内のもと ~ソウル市内 茶屋、茶器店めぐり~ につづく。

静波海岸にて冷茶キャンペーン 19日(日)

2009年07月22日 00時15分59秒 | ローカル
毎年、海の日とその前日の日曜日。僕たちJAハイナン青壮年部榛原支部は、地元の静波海岸にて、冷茶を無料で飲んでいただくキャンペーンをしています。
今年は、海水浴客だけでなくラジオ局のK-MIXのイベントが両日ともあり、海岸のステージに来るラジオのDJやアーティストを見ようとする人も多く訪れました。
19日、僕たちは、“しずおか歩記”という日曜の朝にSDT(静岡第一テレビ)にて放送される、静岡の農業をとりあげる番組の収録があり、いつもとは違う雰囲気での冷茶キャンペーンとなりました。

リポーターの小倉さんと青柳アナウンサーがキャンペーンの呼び込みと接待を一生懸命してくれました。
小倉さんは、テレビで見たとおりな方でした。気さくで盛上げるのが上手でした。
青柳アナは、真剣に話を聞いてくれました。若いのに、しっかり考えております。

お二方とも、ただ収録をすればいいというわけでなく、ちゃんと生産者の気持ちを理解していると思いました。

なかでも印象的に残っているのは・・・青壮年部員Kさんのひとこと『青柳さんが、かわいすぎて、話が出来ない!(汗)』・・・って言ってました。Kさんは、面白い。って小倉さんと青柳さんの言った事と関係ないですねっ・・・(笑)

下記は、お二人の会話で印象的だったことです。

小倉さん『みなさん個人事業なんですよね?こういうふうにたくさんの人が、集まるのっていいですよね?他のところだとか他の業種じゃないですよ!いいですよね!』

青柳アナ『みなさん、一人一人、口に出して人には言わないけどいろいろと考えているんですよね。』

なんだか、印象的なお二人の話・・・的を得てるよな。青壮年部員は、みんな、まとまっているようで、それぞれいろいろなことを考えているし。でも、同じ土地で農業を営むうえで、欠かすことのできないつながり。それは、絶対大事。

自分たちを、客観的な視点から見た意見を聞けてよかったです。

また、近々(8月2日?)、放送されると思います“しずおか歩記”で、30年以上続けられている冷茶キャンペーンの様子などを見てください。どんなふうな番組になるのかな??楽しみです!

以上、1日海にいただけで、日焼けして顔がパリパリと皮が剥けてきましたkeemonでした。ヒヤケハヤケドヤケドナ!