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ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

土埃にまみれて・・・敷き草敷き

2009年09月10日 22時31分01秒 | 野良(畑)しごと
こんにちは!
最近、雨が欲しいですね。お茶畑では、乾燥してきて、ちょっとお湿りが欲しいです。
雷さんに、雨を降らせてくれるように頼めたらいいのにな・・・(>_<)

僕『もしもし、雷さんですか?タウンページ見て、電話しているんですが・・・。』

雷さん『そうですけど・・・。ご用件は何でしょうか?』

僕『雨を降らせて欲しいんですが・・・。どのくらいの、面積からやってますか?』

雷さん『10㌔メートル四方からで・・・それで1時間、五千円です。』

僕『じゃあ、牧之原市のあたりに2時間くらい、お願いします。』

雷さん『いつ?』

僕『明日の朝で。』

雷さん『お支払は?』

僕『VISA使えます?』

雷さん『大丈夫ですよ。』

みたいにできたらいいのにな・・・(笑)。人間が水を撒いても、自然には敵いませんからね。土曜は、雨が期待できそうかな?



今日はですね、少し前にオヤジと弟が、刈った川の草を、機械で刻んで、紅茶用の畑と試験的な無農薬茶畑へ敷き草として、敷いていきました。


↑ほんとにオヤジは仕事大好きで、特に草刈りが大好きです。そういう点は、尊敬します。なかなか、ここまで敷き草をするお茶農家も少ないと思います。
僕は、オヤジが機械で刻んだ草を、箕(み)で何度も何度も茶の木の畝間に敷いていきます。僕は(たぶんオヤジも)、この作業をすると、体中が痒くなります。原因はアリに噛まれること、ダニや土埃だとかではないかと思います。
目的は、土の乾燥、寒さから根を守ること。豊かな土作りのためです。
その土地で、手に入るものを、農業に使うことは大切だと思います。


↑ようやく木が大きくなってきました紅茶用の畑に敷きました。
茶の木の列と、茶の木の列の間に敷きます。


↑地下足袋はいいですよね。僕は、十枚コハゼを使います。履くのは面倒ですが・・・。
富士登山も地下足袋で行きましたっけ。・・・リタイアしましたけどね(笑)。



今日の夜、少し疲れたので、相良の子産まれ温泉に行きました。温泉も、気持ちいい季節ですね。でも、無理したり、長い時間入りすぎると、疲れますね。何事も八分目がよろしいようで(^_^)。
近くに、温泉があることに幸せを感じます。
もし、宝くじが当たったら・・・MY温泉を掘りたいですね・・・宝くじを買わなきゃ始まらないですが・・・(笑)。

スイカになりたい!

2009年08月28日 22時25分56秒 | 野良(畑)しごと
今日は、暑かったですね。外の水道に流水で冷していたスイカになりたい気持ちでした。
スイカになった自分を想像してみます・・・

軽く叩いて収穫の適否を見極める農家のおじさん『これはどうだろう・・・ポンポン・・・良さそうだな。こいつはどうだろう・・・ボンボン・・・ダメだな。』

たぶん、僕は脳ミソも中身も詰まってない人間だから、スイカになっても・・・きっと畑の隅に放置されるスイカになるんだろうな・・・冷されることもなく(笑)。


↑オヤジが、近くの親戚の家から頂きましたスイカです。長丸のスイカです。家では、ハクビシンが怖くて作っていないのです。
外の水道の山水で冷してありましたが、気持ち良さそう。でも、冷蔵庫のほうが冷えるんだろうけど・・・。


↑今日は、汗だくで深耕という作業。写真のようなフォークのようなテコ原理で耕す“デコグワや深耕グワ、反転グワ”と呼ぶ農具で行います。茶の木と、茶の木の間の土を30cm位の深さを耕します。この畑は、土がすごく固くなっていて、尖っているデコグワが土に刺さらないので、なかなか進みません。土を柔らかくし、茶の木の根が伸びるように手助けする作業です。


↑話し変わって・・・ゴーヤは良いですね。ハクビシンも食べないですし。夏は、ゴーヤチャンプルが美味しい。
最近、テレビか何かで知ったのですが・・・黄色く熟したゴーヤのタネは、甘いんです!!果物みたい!!

最近の茶畑作業①

2009年04月06日 11時52分13秒 | 野良(畑)しごと
最近の作業は、お茶畑の“裾刈り”という作業です。
カマボコ状に仕立てたお茶の木の畝の間と間に茂った枝を刈ることをします。歩きやすくし作業をしやすくしたり、通気性をよくするなどの目的でします。



↑このような茶畑の畝間の葉や枝を刈るのですが・・・まっすぐ刈るのはのは難しい・・・とにかく遠くの終着点を見つめたまま歩くのが基本です。目の前ばかり見てるいると、ブレてしまいます・・・うちの茶畑の大半はウニョウニョしています・・・うちの畑は、土が軟らかいので、うまく機械のタイヤが動かないのです(言い訳(笑)。
人生と同じで先を見据えた歩き方が大事な“裾刈り”です。

↑裾刈り機です。両側にバリカン刃がついていています。この機械の使い方は、この写真ではわかりづらいかもしれません。すみません。

↑この作業をすると、作業着にしているジーンズがこんなになっちゃいます。used加工みたいですが・・・また買わないといけないです(>_<)。

ぼかし液肥のための、ぼかし作り

2009年03月18日 20時28分58秒 | 野良(畑)しごと
まず、ぼかし作りとは何??というのが、一般の方の思うところだと思います。
ぼかしとは、有機質肥料(魚粕、菜種粕、米ぬかなど)を植物が吸収できる形に分解することで、比較的早く効果がでる状態にすることです。人間で言うところのお粥のようなものです。ぼかし作りに当たっては、菌などの微生物による発酵をさせます。
ここで、有機質肥料と、化成肥料の効き方の特徴を・・・・あくまで僕の解釈ですが・・・
【有機質肥料】→菌などの微生物やミミズなどの生き物に分解され植物に吸収される形になる→雨などの水分とともに根に吸収される。

【化成肥料】→雨で溶けて、すぐに植物に吸収される。

《説明》有機質肥料は、化成肥料と違い、微生物に分解されて初めて根に吸収されます。なので、少し効くまでに時間がかかることと、だんだんと分解されるので、ゆっくり効きます。
化成肥料は、雨で溶け、即吸収される形になります。まるで、人間で言うところのサプリメントのようです。
有機質はすぐ効かない・・・と思われがちですが、堆肥や有機質肥料でミミズなどがいる土壌は、常に養分を蓄えています。例えば、ミミズが死ぬと、分解され栄養となります。ミミズをついばみに鳥が来て、糞を落としていき、栄養となります。つまり、有機質肥料は、土を肥やすということにつながります。
逆に、化成肥料は、微生物の関与なしで、植物に吸収されている形となっているので、化成肥料ばかりでは、土に住む微生物は豊かではなく。人間が定期的に肥料を与えなければいけません。でも、化成肥料は早く効くことなどの特徴があります。

“有機質肥料は土に食べさせる。化成肥料は植物にじかに食べさせる。”という感じだと思います。

正直、わからないことが多くて、難しいことです。生きるうえで、動くことをしない植物のことですから、難しいはずですね。

僕は、有機質肥料も化成肥料もうまく使う必要があると思います。化成肥料はよくないイメージがありがちですが、必要だと思います。バランスと使いすぎに注意しましょう。(消費者金融のCMみたいですね。)

でも、有機質のぼかしを作って、液肥として新芽の生育時期に使ったらどうなるかな?というふうに考えました。なので、“ぼかし液肥”を作ることにしました。きっと、有機質肥料の弱点である、効果の出るスピードの遅さを改善できるものと思います。



↑菜種粕。菜種油を絞った後の粕です。

↑米ぬか。これを入れないと始まらないと思います。甘酸っぱい匂いを出す乳酸菌が好むようです。

↑バットグアノ。僕は、初めて使う肥料です。何百年も前からの、コウモリの糞の堆積物らしいです。そんな、たくさん何処にあるのかは定かではありません。今回は、フィリピン産のものでした。

↑血がでた・・・ではなく・・・糖蜜です。砂糖きびから砂糖を作るときにでる、副産物です。これも、発酵を促進する働きがあります。

↑各材料と水をまぜて、握って団子を作って触ると解れるくらいの水分量にします。それを、麻袋の中へ入れ、日なたで発酵を促します。一週間以上置いて様子を見て出来上がりです。今回は、試験的ですので、わずかな量の仕込みです。100㌔はないです。水に溶かして使うので・・・これだけあれば、何箇所かの畑には撒けそうです。本当は、もっといろいろな材料を入れたかったのですが・・・。
これ、おいなりさんみたいでしょう??


この文おかしなところがあるかもしれません・・・自分の浅はかな知識と経験で書いたものですから・・・御勘弁お願いしますね(笑)。

ぼかし液肥を作ろうかな・・・早く仕込まないとなぁ。

2009年03月16日 22時29分06秒 | 野良(畑)しごと
今日は、暖かくて良かったですね。ようやく確定申告などを終えて、すっきりしました。
今日は・・・今年は、ぼかし液肥を作ろうかなと思いつつ・・・材料を探しました・・・魚粕も高いしなぁ(>_<)・・・バッドグアナ(コウモリの糞などが堆積したもの)など使えるかも?・・・それと、菜種粕とヌカと糖蜜と・・・。
ぼかし液肥を作って、新茶のために、無農薬で試験的に作っている畑に入れるのですが・・・即効性の液肥が、どこまで新芽の生育に影響するか楽しみです。
一般的には、秋に与えた肥料が春の新芽の生育に大きな影響を与えるようですが・・・春のぼかし液肥は、いい結果を出せるかな??




↑関係ないですが、昨日屋根の上で撮った星空。白くなりすぎました。

昨日のこと・・・ジャガイモの植え付けなどを・・・

2009年02月22日 22時59分48秒 | 野良(畑)しごと
昨日のこと・・・ジャガイモの植え付けなどを・・・弟にやらせました・・・僕は指導です・・・。
僕の、家はお茶専門農家・・・基本的には野菜は苦手です。野菜は、ちゃんと段取りをとって作業しないといけないので、せっかちな僕の家系は向かないような気がします。野菜作りにおいては、一日中に、畑を耕し、肥料を撒き、種または苗を植え付けることは基本的に良くないわけです。種まきや植えつけをしようとする数週間前から畑の準備が始まります。
葉物の野菜、夏野菜は作るのが苦手なので、家の家庭菜園のエースは、ジャガイモです。ジャガイモは、作りやすく、長期間保存でき食べられるので、最高です。今回は、ホクホク系の“キタアカリ”と、煮崩れしにくいしっかり者系の“ホッカイコガネ”という品種の種芋を、計8キロ植えました。
ジャガイモ、肥料、ジャガイモ、肥料、ジャガイモ・・・植える溝に、肥料とジャガイモが触れないよう、交互に置いていく方法で植えました。ジャガイモが成長していく段階で、分解された肥料を吸収するようにするためです。注意したいのは、ジャガイモは、地上に出た部分は、ほどほどに育てることです。たくさん肥料をやると、木ばかり茂りますが、肝心の根っこ部分のおイモができないことになりかねません。何事も、やりすぎに注意ですね。

午後には、弟に、茶畑への、肥料撒きの指導をしました。


↑キタアカリの種芋です。掘りたてを蒸すと・・・ホクホクで美味い。さあ、頑張って、増えてもらおうか!?

↑茶畑には、こんな肥料を使っています。有機質の魚粕や菜種粕などと、化成肥料を混ぜてあります。ふりかけみたいでしょう??

↑リュックサックみたいなものに、肥料をいれ、茶畑を歩き、肥料を撒きます。穴の空いたリュックサックに、肥料を入れて歩いているようなイメージです。この肥料には、魚の骨が入っているので、それが原因で、パイプの中に肥料が詰まり、、うまく撒けないことがあります。

↑梅も、もう終わりですかね?気持ちいい、一日です。

↑クレソン?水辺にも、新鮮な春ですね!

明日は、JA青年の主張発表大会県大会nグランシップ・・・緊張するな・・・眠れるかな・・・自信を持て自分!!(笑)

草取り・・・春を見つけた

2009年02月13日 23時00分27秒 | 野良(畑)しごと
今日は、農薬をかけずに栽培することにしている畑の草取りと石灰(肥料成分の一種、海苔とかの袋に入っている乾燥剤にも使われるもの)の補給的散布をやりました。草が伸び放題状態の畑なのですが、それもひとつの考えです。
土の状態を見るのに、生き物や生える草を見て判断するということができると思います。例えば、ミミズもいろいろな種類がいるのですがミミズは豊かな土壌の証拠。草だと、ハコベなどがミネラル分の豊富な畑に生えるといわれています。
僕の管理するこの畑は、“ミミズがいて、ハコベが大盛に生えています=豊かな土”ということは、お茶がたくさん採れるのか?となりますが、なかなか上手くはいきません。でも、何でも、試すのは大事だと思います。
ハコベは、ヒヨコ草とも呼ばれるらしく、ニワトリが好んで食べるので、毎日の緑餌用に生やしたままにしておきます。今日取るのは、繁殖力の強い草だけです。

そんなふうに、畑で作業していると、いくつか春を感じることが出来ました。


↑この草は、肥料の菜種粕(菜種から油を絞ったあとの粕)に種が混ざってくるらしいです。わかりにくい写真ですが、地上部と根っこを切り離して、その場に置くことで敷き草になります。

↑たんぽぽのきいろ。春を感じる。

↑暖かさを感じて顔をだしたツクシ。もうすぐ春ですね!

↑オオイヌノフグリ。かわいらしい。

今日、カーライフKENのKENさんが、一眼デジタルカメラを買ったとの連絡をくださいました・・・冗談だとは思いますが、『買ったら、それで満足してしまった。』とのことですが・・・せっかく、ペンタックスK20D 買ったんですからバンバン撮ってください!また遊びに行きますんで、カメラ談義に花を咲かせましょう・・・そして、僕にその花を撮らせてください!(笑)

肥料入れ→土と肥料を掻き混ぜる

2009年02月11日 20時32分11秒 | 野良(畑)しごと
おやじのやっている作業で、僕のやっている作業ではないのですが・・・。
茶畑に肥料を入れ、耕耘機みたいな機械で、土と肥料を掻き混ぜる作業をやっています。
お茶の木は、春の新芽を出すために秋に施肥(肥料を与えること)した肥料の栄養を使うといわれています。肥料は、与えてすぐ吸収されるわけではないのですね。肥料にも、いろいろありますが・・・早く効果のでるもの、ゆっくり効くもの、様々あります。僕のうちでは、有機質(魚粕、菜種粕など)を多く使うようにしています。
近年、魚が減ったりして魚粕が少なくなったり、各国が肥料の原料を引っ張りっこしたりして、肥料代が高騰しています。僕のうちでは、こだわりの堆肥や山草を豊かな土作りに役立て、土の力を高め、肥料代を抑えていると・・・おやじがよく言っています。ビックリするほど仕事が趣味のおやじです。
これから暖かくなると、だんだんと忙しくなります。


↑浅く耕す耕運機なのですが、クワクワって呼んでいる機械で、土と肥料を混ぜていきます。農業機械は、まだまだ軽くてパワーのある2ストロークエンジンが多く使われていて、作業をすると服が、とっても排気ガス臭くなります。

↑ひと足早く、バレンタインデー・・・お祭の写真のお礼に頂いたのです。そんなつもりで写真を配ったのではないのですが・・・飛弾野数右衛門さんを尊敬する僕です。たぶん血液がチョコレートな僕(笑)は、素直に嬉しいです。ありがとうございます(^_^)

↑自家養鶏の卵を使って、茶碗蒸しのようなプリンを作ります。卵と牛乳と砂糖だけで・・・卵の味がします。素朴なおやつ。

川の草刈り

2008年11月06日 14時01分03秒 | 野良(畑)しごと
昨日から、やっているのが、近くの川の草刈りです。川の草刈りは、良くやる作業です。刈った草は、お茶畑に細かく刻んで敷くのですが、土の乾燥を防いだり、ミミズなどがいっぱいいるフカフカの土になります。
今の時期は、アシやススキなどに混じり、くっつき虫(種が服につく草)などがあるので、そういう草は、敷いたお茶畑で生えるので取り除きます。草刈り機は使わず鎌での作業となります。


↑鎌は、使えば使うほど手になじむ。道具って長く使えるものが良いですよね。

↑さあ刈るぞ!!

↑種が付いた草を、外していると、思うように進まないけど、仕事しやすい気候になりましたね。


今日は刈りナラシ作業

2008年10月30日 23時47分27秒 | 野良(畑)しごと
本日、無事刈りナラシ作業終了!!刈りナラシって何??というのがお茶農家以外の方の普通な感想だと思います。
そもそも、お茶の木は普通、長いかまぼこ型に仕立てられ、そこから出た芽をバリカンのような機械で刈り採るのです。今の時期の刈りナラシ作業は、来春、新芽が出る前に古い葉が入らないよう、茶の木を刈り揃える作業になります。人間で言うところの散髪です。春、そこから出た芽を収穫すれば柔らかい新芽だけ刈り採れるわけです。・・・分かりにくいですね。なかなか説明しづらいですが、とにもかくにも神経を使う作業でした。
秋の茶畑の周りは、茶の花、ススキ、稲刈り後ついた稲穂、乳草など面白いものがいっぱい・・・こういうことに気づけると面白い










↑ナラシ作業・・・写真撮ってる場合ではない・・・ホント危ない機械だから怪我します