わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

獅子口 その1

2011年02月15日 | 日記・エッセイ・コラム

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これは去年作った「獅子口」だ。もともと2009年11月に出来上がっており、白い胡粉を塗ったまま放置して、2010年11月に彩色を完成させたもの。で、その獅子口は、今は趣味の部屋の壁に飾っているが、一個だけ取って置きの材料があり、それも長い時間放置していたことからひび割れなどが起きていた。で、それをそのままにしていても、ひび割れが大きくなるともったいないし、使ってしまおうと考えて、寸法を測ってみた。そうすると、ちょうど上手い具合に「獅子口」の大きさだったから、作り始めた・・・というあたりだ。また、獅子口は、作業にちょっと手間がかかることもあって、暇つぶし(というよりも腕試し)には手頃だったことも、その理由になるのかな?いずれにしてもこれが完成すれば4個目の獅子口となる。

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材料に図面を載せてみたところ。人の顔からはみ出すほどの大きさの材料をめいっぱい使っているものの、高さが10mmほど低いのだ。本当は実寸で5mmぐらい足りないところに、鼻のてっぺんに合わせて、その部分だけ材料を継ぎ足して誤魔化すことにした。どうせ鼻先だけの場所だから、ちょっとの材料があれば間に合う。この材料の余分なところを切り取った残骸を使うことで、それは出来た。

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表面と、側面を削り出したところ。鼻の部分に継ぎ足した材料が見える。この程度だから、余った切りくずで十分なのだ。ここまでは、13日から初めて、昨日までの作業の結果である。今日15日はもう少し作業が進んでいるが、脇をノミで削っただけなので、あとで見て欲しい。

と言うことで、3月以降の楽しみに取っておいた新作の面作りを、もう始めてしまった。と言うのも、黒髭が完成してしまったことから、午前中の時間が暇になり、ぼーっとしていると、すぐにも馬鹿になりそうな気配もあり、しょうがないので脳みその活性化に取り組んでいる。

実は、今年は「最後の新規パソコン組み立て」も考えていたが、例の「インテルチップの設計不具合事件」が発生して、そのチップを搭載した、1月に発売されたマザ-ボードが全部回収されている状態なのだ。従って、そっちのほうの「脳の活性化」はいったん中止している。まあ、これもいずれ改修されたチップが供給されれば、またマザーボードも発売になるだろうが、もう少し(2~3ヶ月)先になりそうなので、今は様子見ということ。

ただ、ケースを含めて新規組み立てになれば、けっこう予算も必要になってくるので、年金生活者の私としては、熟慮することになろう。いや、もうすでに熟慮しすぎて、パーツを買い求める元気(気合い)もない状況に陥りつつあるのだが・・・うーん悩ましい。。。